studio Odyssey




明日もまた、エッセイ?

『和服の若女将はわたさない!』(2001/2/26)

 なんぞ、中間管理職というのは悲哀を感じるね。

 ムツゴロウの海こと、なんとか湾(諫早湾)が、なんか、もめているみたいだ。細かいことは、はしょろう。長くなるので。要は、断頭台こと、水門問題だ。

 ニュースをぼーけーっと観ていたのだが、うむ。

 中間管理職の悲哀だね。

 悪くないのに。
(工事をしようとする側の人のことを言っている。当時、国側が強制的に工事を続けようとしていたが、住民、漁業組合の人たちがダイイングを行って、それを実力行使で阻止していた)

 悪いのは誰だって話になると、これはもう、煙に巻かれてしまう話なのでしないのだけども、工事にきた現場のおっちゃんも哀れね。「現場に行け」と言われて来たはいいけど、ダイイングされちゃってちゃ、どうしようもない。
 自分の考えもきっとあって、「いいこと」「わるいこと」の区別があったとしてもよ。

 くるりと帰ったら帰ったで、上の人に怒られちゃうのだろうね。大口の工事請負だものね。上の方で、ごちゃごちゃっと動いてやったことなんだろうけども。
 前に出てきて、叩かれちゃうのは、おじさんたち。

 悲哀だね。

 じゃあ、悪いのは誰よ。

 誰なのよ。

 誰なんだろうねぇ。敵がはっきりと見えていれば、ぶったたけばいいだけのことなんだけど、敵は上の方、霧の向こうで我関せず。きっと、料亭でお酒のんでたりするんだ。和服の若女将にお酌してもらって。
 ぬおぁぅ!

 ゆるせん!!

 何がって話は、置いておいて…いや、置いておけん!
 なぁんか、むかむかして来たぞ!?

 僕は別にナチュラリストじゃないし、まわりのことなぞ、知ったことではないが。ゆるせん!!(だから、何がだ)

 出てこいこのやろー!あぁん!!

 わふくのわかおかみぃー。

 おじさんたちだってなぁ、わふくのわかおかみがいるような料亭でなぁ、ご飯食べてみたいんだっ。うまい日本酒、飲んでいたいんだっ。それなのに、このくそ寒い中、朝の5時前から座ってんだぞ。わかってんのか?わかってたら、料亭にでも連れてきやがれ。いや、違う。出てこいこのやろう。
 いっぱつ殴ってやる。

 わふくのわかおかみは渡さなぁい!

 ええっと…違う。そうでなくて。何が言いたかったんだっけ。

 つまるところ。

 なんか、もーれつに、ゆるせんくなってきたのであります。
 立ち上がれ、中間管理職っ。悪の手にとらわれたわふくのわかおかみを…

 を?

(水門問題は実はものすごーく奥が深く、その中で二転三転する政治家の方々のお話が、ひじょーに面白いのだが、その辺はニュースを観ていればやってくれると思うので、そちらにお任せです。そもそもは干拓して、田んぼ作るって話だったんですけど、減反政策で田んぼいらなくなってね。そこから、今度は災害対策って話になって…ってね)