studio Odyssey




明日もまた、エッセイ?

『夢のハジマリ』(2000/11/25)

 今日はstudio Odysseyにとって、大切な記念日となるであろう。

 すでにスタッフの皆は知っているだろうし、今日、参加(というのだろうか?)してくれたスタッフのみんなも、今日から始まる、新たな物語を、少しは感じてくれただろう。

 何かをするということは、難しい。
 何かを始めるということも、難しい。

 だけれど、すくなくとも、studio Odysseyという場所は常に新しい何かを求め続ける場所であってほしいと願うし、そして、皆も僕も、そうであり続けたいと思う。
 それこそが、僕の考えるクリエーターだからだ。

 今日、studio Odysseyは新たな一歩を踏み出した。

 それは、「studio Odysseyと呼ばれる場所を、現実に作った」という事である。

 6畳一間の空間で、そう何人もあつまることは出来ないけれど、数台のPCとプリンター、スキャナに関連機器。たくさんのマンガや本や資料たち。そしてなりより、集まってくれる仲間たち。

 今日、この世界の現実の空間に、とうとう、「studio Odyssey」が生まれ出た。

 この先、studio Odysseyがどの方向へ向かうかは、正直、わからない。スタッフのみんな、誰もが聞く。「これからどうするの?」「このstudio Odysseyで何をするの?」

 正直、わからない。
 だけれど、僕は、始めようと思う。

 何かをするということは、難しい。
 何かを始めるということも、難しい。

 だけれど、僕は始めた。
 だからそう。

 次は僕ではなくて、studio Odysseyこそが、「何か」を始めてほしいと思う。

 そから何が生まれるかは、正直、わからないけれど。
(この日はstudio Odysseyの土曜会社、1回目の日でした)