studio Odyssey




明日もまた、エッセイ?

『大人に』(2001/1/9)

 成人式の映像がTVで流れていた。
 ぼーっと見ていた。

 まったく、最近の若者は、成人式に大人になったという自覚がないのかね。成人式の場で、騒いで酒を飲んで、暴言をはいてまったく!!

 と、言うような話を僕がするわけないのは当然のこと。
 僕はどっちかっていうと、若者より。あくまで、より。だけど。(この年の成人式では新成人がお酒を飲んで暴れ、警察沙汰にまでなった)

 って訳で、今日は成人式のあの映像について、考えてみることにする。あの映像っていうのが、6チャンの23時番組のだとか、相変わらず、僕と逆のことばっかり言うなぁこの人なぁんて話はともかく、成人式。

 嫌なら、やめれば。
 お金かけてまでして(税金)やることないでしょ。

 じゃー、なんでやるのって話。原点に立ち返る。
 立ち返って、出てくる答えもあるだろうが、実際問題、その答えはおそらく今の時代とマッチしないので、どうでもいいこと。

 要は、成人式って、同窓会なのですよ。同窓会。
 だから、変な水差しなんか、しなくてよいのですよ。されたらむかつくでしょ。そゆもん。

 偉い人の話は、1分。のみ。タイマーつけて、かちかちかちかちとかやって、1分ね。
 1分で言いたいことをまとめられない人は、出なくてよろしい。無駄だから。どうせ聞かないから。

 かといって、どうせ聞かないからという考えて出る人もいらない。邪魔。無駄。水を差すだけ。

 人間っていうのは面白いもので、5分間、一生懸命になって話している人がいたら、話を聞く。だいたいの人はそうだ。気になるからだ。それで、本当に一生懸命、面白い話をしていれば、みんな聞く。
 偉い人は、たぶんそんなこと言ってもわかってくれないだろうけど。なんか、もうハナっからあきらめている節、あるし。

 さて、偉い人の話はここまで。
 次、もしも僕が壇上にあがったら。

 第一声。

 お前らは大人じゃない。

 そして、以上。

 大人っていうのは、法律が決めたり、周りが決めたり、誰かが決めたりするものではない。
 お酒を飲まないで一生を過ごす人がいるように、煙草を一服も吸わないで一生を終える人がいるように、大人っていうのは、そういうもんじゃない。

 僕は偉くないから、偉いことは言えないし、大人じゃないから、たいしたことも言えないけども、他人には言えなくても、自分には言えると思う。

 っていうか、お前はどうだ?

 そして僕は思う。
 僕は大人じゃない。

 お前らは、どうだ?

 なんて。

 僕がもしも壇上にたったら、こんな事を言ってみるだろうね。
 そしてこれで終わりなのです。

 それでいいのです。無駄な水は、ささないのです。