studio Odyssey




毎日が、エッセイ?

『喧嘩十代』(2000/5/20)

 NHK教育の『真剣十代しゃべり場』という番組をご存じだろうか。僕は今日、再放送を見て始めて知ったけれど、なかなかに面白い。

 要は、素人さんの十代がTVに出て、毎回の「真面目なテーマ」で論議する番組だ。今日のテーマは「喧嘩に暴力かありかなしか」

 ちょっと驚き。

 喧嘩って、殴り合いの意味では、いつの間にかなくなっていたのね。十代って、わずかに2,3年の差がそこにあるだけなのに。

 ちっょと驚き。口げんかっていうのは、僕の中では喧嘩ではないのに。あんなもの。

 この番組はなかなか面白いので、オススメです。真面目に十代のこと、子どものこと、考えたい方にはぴったり。ただ、きっと、論理的に理解しようとしても、きっと出来ませんので念のため。感覚的なところで、理解できる人には最適。
 ちょうど、17歳事件なんてものもありまして、次回のテーマは「命の重さってどれくらい?」だそうです。面白そうですね。
 ちなみに300グラムくらいです。(真面目に)

 さて。喧嘩に暴力はありかなしか。

 僕が思うに、暴力って、どうしても悪いイメージの言葉がそこにあるでしょう?だから、喧嘩に暴力はありかなしか、というので言ったら、ナシなんですよ。でも、殴り合いの喧嘩はありかなしか、となると、話がまた違う。これは、あり。

 暴力って、一方的でしょう?殴り合いは、双方向性があるでしょう?これは、あり。暴力って、そういうもの。

 そして、こう言うことを言う僕っていうのは、きっと、喧嘩で暴力を振るわれた事がないから、言うのでしょうね。だって、僕、真面目に喧嘩したことないもの。

 だって、真面目に喧嘩したら、相手、怪我させてしまうもの。

 そして、これが、実は喧嘩で暴力云々の中で、いちばん大事だと思うのよね。
 自分の強さのわかる奴は、相手の強さがわかるから、暴力は絶対に振るうことはない。それをわからないやつが多すぎるから、変な事件が多くなったんだと思う。

 そういう意味では、殴り合いの喧嘩くらい、人生の内で一度は経験しておいた方がいいと思う。
 大人になってそれをする事は難しいだろうから、出来ることなら、それは彼らと同じく、十代の内に。