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事実は小説よりも奇なり。
という言葉があるのはみなさんご存じだろう。
では、何故、事実は小説よりも奇か。考えてみる事にしよう。
まぁ、答えは簡単だ。
小説は創作物である以上、そこにリアリティを持たせるには、事実に限りなく肉薄していなければならない。それ故、事実を越えることが出来ないのだ。
だけれど、事実に限界はない。実際に起こったこと、それが事実だ。よって、起こり得ないことも起これば、事実として、言うなれば、起こることによって成立するわけである。
故に、何にも縛られない事実は、小説よりも奇なのである。
さて、前置きが長くなったが、何の話かというと、新聞の話。
新聞はネタの宝庫だ。小説では描ききれない事実が、毎日毎日、たくさん乗っている。先日の記事で言えば、幼女の殺害事件なんて言うものもあったし、ミイラ事件なんてのもあった。
ちょっと昔の記事で言えば、借金取り立て屋が「内臓売れ」だとか、もっと昔で言えば、ネットから青酸カリを買っていた事件、なんてのもあった。
まぁ、みんなが知っている事件を取り上げて羅列したけれど、これ以外にも、コラム、読者投稿など、新聞にはたくさんのものが、それも毎日、乗っている。
これに目を通さない手はない。
新聞はネタの宝庫である。
どんな小説よりも奇抜な事実が、そこに毎日、書かれている。
そしてそれは起こることによって、事実として、大手を振って歩く。
ちょっと、恐いものだとも、思うけれども。