studio Odyssey




これもまた、エッセイ?

『可愛いひと』(99/9/28日誌より)

 最近、僕の机の脇にはムーミンのぬいぐるみが置かれている。
 先日、遊園地に遊びに行ったとき、くじを引いて手に入れたやつだ。これがまた、20cmちょっとくらいの大きさがあって、いたく気に入っている。

 なにしろ、まず、殴りやすい。

 小説を書いていて上手くいかなかったときや、暇なとき、ムーミンの顔をぐしゃっとつぶすようにパンチを繰り出す。たのしい。

 あと、首を絞めてみたりもする。これも手の収まりが良くて、いたく気に入っている。

 どうでもいいが、やっぱりこうして書くと、危ないね。この行為。

 部屋には、ムーミン以外にもフジテレビの深夜でやっていたアニメに出てきた、羊のポーや、テディベアなんかもある。テディもムーミン以上の大きさがあるのだけれど、やっぱりかわいさではムーミンの方が上だ。可愛いぞ、ムーミンっ。

 なわけで、やっぱり、もっぱらいじめられるのはムーミンだ。(ポーは少し小さい)

 可愛い子をいじめたくなるっていうのは、なんともはや、おこちゃま的だ。小学生じゃあるまいに。
 でも、意外とやっぱりいくつになっても男ってそういうトコロ、あるかも知れないなと思う。
 可愛い子がいれば、まず、ちょっかい出してみたくなるもの。お近づきになるには、やっぱり、まずはちょっかいでしょ。んで、それで反応して貰えれば、それだけでちょっと、嬉しかったりして。

 って、ムーミン手に言う台詞じゃないなと思いながら、とりあえず、ムーミンにぱんちしてみる。
 ちょっと可愛い。

 で。
 結局こういうことをしていて、また可愛い子にフラれるんだろう。可愛い子にちょっかいだすのと同じ。

 で。
 またムーミンは僕にパンチされたりするんだろう。

 それもどうかと思うけれど。