studio Odyssey




これもまた、エッセイ?

『一番のファン』(99/7/20日誌より)

 このHP、そしてstudio Odysseyのいちばんのファンは、誰がなんと言おうと、きっと僕だ。

 2年もこのHPとstudio Odysseyを続けてきて、その間、色々なことがあった。
 いいこと悪いここといやなこと。いろいろあった。このHPをやめようかと思ったことすら、あった。

 いろいろあった。

 で、そんないろいろあったことの中に、初めて相互リンクをしたHPってのが、当たり前だけれど、ある。98年10月23日の事だ。

 だけど、このHPは、昨日付けで閉鎖された。

 このHPの管理人さんは、初めてうちの掲示板に知り合い以外で書き込んで下さった、勇者だった。ご存じのように、うちの掲示板は昔からあんなだ。なかなか書き込める物ではなかったと思う。けれど、以来、いろいろとおせわになった。初期のstudio Odysseyを支えてくれた、大切なお客様だった。

 HPを作って公開している人は、だいたいの人たちが思う。
「このHPを、いったいどれだけの人が見てくれているんだろうか」
 まだ出来たてのHPだとしたら、その心の隙間に生まれた疑問は、もしかしたら、ものすごく自分の心を締め付けてしまうものになるとかも知れない。くじけたりもする。きっと、誰だってそうだろう。続けていく自信も、なくなってしまうかもしれない。
 だけれど、studio Odysseyは幸運な事に、カウンターが回るだけで見えないユーザー以外に、この管理人さんのような見えるユーザーがいてくれた。だから、続けていけたと、ちょっと思う。ここまでやってこれたと、ちょっと思う。

 初めて相互リンクしたHPだったけれど、このHP、昨日付けで閉鎖と言うことになった。くわしい理由は知らない。けれど、そういうこともあるだろうと思う。だから、あんまりたくさんのことは書かない。

 僕は、自分がstudio Odysseyのいちばんのファンだと、自分で思う。
 だからきっと、みんながみんな、自分が自分のHPのいちばんのファンだと思う。口に出さなくなって、「拙いですけど」と言ったりしたって、やっぱり自分が、自分の作ったもののいちばんのファンだと、僕は思う。

 だから、それをやめるときの気持ちって言うものも、少しくらいはわかると思う。
 だから、なんとなく、これ以上は書かないことにする。