studio Odyssey




これもまた、エッセイ?

『ヌードに得られぬカタルシス?』(99/9/17日誌より)

 カップヌードルのスケルトン容器バージョンがあるの、知ってます?

 あのカップヌードルができるまでが、スケルトンでわかるという!これはもう、買うしかないでしょっ。
 あのかちかちの麺が、お湯でどのように戻っていくのか、これは一見の価値あり!ちょっと割高でも、買ってみるべきでしょっ。

 って、買ってきました。
 新しいもの大好き。見たことないものは見てみたいタイプ。僕。

 さっそく、お湯をごぽぽぽー。(その前にカップヌードルの中身がどういう層構造になっているのかとか書いてあるんですけど、そんなの昔っから知っていたので、興味ナシ>興味のある人は買ってみよう)

 これで、待つこと3分。で、カップラーメンのできるまでの秘密が、今、白日の下に!

 1分目。おおーっ!じわじわと麺が膨れていく。たのしい。
 2分目。お腹が減ってきた。麺が底に到達しそう。はやく、はやくって感じ。
 3分目。あきたのでおはしでまぜて食べた。うん…

 カップラーメンの味は変わらなかった。

 そりゃさ、じわじわとお湯を吸って戻って行くんだろうなっていうのは、予想していたさ。っていうか、そうだと思っていたよ。別にさ、熱湯を入れて2分半で、突然、「ぼんっ」と元に戻るとかさ、期待していたわけじゃないよ。訳じゃないけどさ。

 んー。

 なんかちょっと、ちぇっ。

 世の中には、知らない方が幸せって事も、多々あるよね。知らないから、想像力をかきたてられることって、あるよね。
 汁の残ったスケルトンカップの容器を見て、ちょっと思った。

 こうして、みんな、いろんなものを知っていって、経験とかから、想像力をなくしていってしまうのかな。だとしたら、ちょっと、嫌だな。

 汁の残ったスケルトンカップの容器を見て、ちょっと思った。

 ヌードに得られぬカタルシスってやつ?