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今、ちょっと面白そうだなと思っているのが、こういう、ショートメッセージのシリーズ。
まず、書くのに時間がそれほどかからない。そして、それでもいろいろと表現できるんじゃないかな、なんて。
え?メッセージの真意?
それはまた別の話としても、思うに、世の中、何でもかんでも大容量に傾いている気がする。
インターネットの通信速度も、携帯電話の通信速度も、何でもかんでも速くて大容量化を推進している。
HDだってそうだし、メモリだってそうだし、記録メディアだって、そう。
けども、ちょっと待てよ。
何でもかんでも、でかきゃいいってモンじゃないぞ。
たとえば、文字データはパソコンのデータの中で最も小さい。日本語なら、1文字2バイト。つまり、画像ファイル32KBなんて言ったら、文字で書けば16384文字。原稿用紙、40.96枚分にもなる。
32KBって言ったら、だいたい、どのモデムでも1秒で読み込める量だ。携帯電話の転送レートだって、この速度。
1秒で、16384文字、一気に読めます?
何でもかんでも、速きゃいいってモンじゃなく、量がおおきゃいいってもんでもない。
たとえば、16384文字の言葉たちより、たった5文字で、胸を打つ、全てを伝えられる言葉たちを、僕は知っている。初めに書いた512Byteを、たった10Byteにすることもできる。
たとえば、
好きです。
どんなに長い台詞より、どんなに大きなデータより、たった5文字。
それだけでも十分なのに。
世の中、何でもかんでも大容量。