『じゃんけん』（99/7/19日誌より）

　人生はじゃんけんだ。

　今日、「じゃんけんは地球を救う」という番組をやっていた。色々な問題を、じゃんけんの勝ち負けで決めてしまおうというのだ。ナイス。こう言うの、大好き。

　人生を左右するような大問題を、「じゃんけん」という「運」がその結末の80％以上を支配するもので決めてしまう。（残りの20％は遅出しのテク）
　ともあれ、なんというか…かなりイケてる。
　まさに人生はギャンブル。

　じゃんけんで物事を決めることは、比較的よくする。迷ったら、じゃんけんだ。お昼、食べたいものが２つあったら、じゃんけんで決める。そんなのは、あたりまえ。
　だけれど、「やろうよ」といっていて、まだ一度もやってくれたことがないのが、「飲み代じゃんけん」
　勝ったら、タダ。負けた奴が、全額支払い。「ごちバトル」より運が試される「飲み代じゃんけん」。

　でもこれを言うと、みんな口をそろえて「いやだよ、負けたらいやじゃん」と言う。

　何故だ!?
「勝ちゃあいいじゃん」

　勝ったらタダなんだよ。だったら、「勝てばいい」
　負けたってあれだ。飲み代を払うだけ。「だけ」？

　無論、だけ。

　つーか、「勝てばいいだけのこと」だろう。負けなきゃいいんだ。
　何を恐れる。負けることを考えるな。自分に自信を持て。
　そして、たった１つの選択肢を選び出し、それを自信を持って突き出せばいい。
　人生はじゃんけんだ。一回勝負の、じゃんけんだ。

　じゃんけんがギャンブルというのなら、人生もまたしかりと思う。

　そしていつか破滅するなら、それもまた一興と思う。
　思うなって話も、あるけれども。