studio Odyssey




なんというか、エッセイ?

『小物スタイル』(99/1/11日誌より)

 「ロンソン」というメーカーが、「バンジョー」というライターを出しているんですけど、はい、僕の書いたR‐0という作品の中で、小沢というキャラクターがいつも使っているライターです。
 このライター、実は僕も愛用しているんですよ。

 まず形がレトロチックで好きなのです。しかもこれ、オイルライターなんですけど、みんなが持っているようなジッポーとかとは一線を引いているって感じで、好きなんですね。デザイン的にも、マイナー度的にも。

 でもですね、このバンジョーというライター、実は世界初の「ボタンを押すと点火、離すと消火」という、今じゃ当たり前なシステムを作った最初のライターなんですよ。

 僕が愛用しているのは、このバンジョー1927というモデルで、もちろんその時代のものではないですけど、(それどころか、実は日本製なのだけれど)その時から変わらないデザインは、非常にお気に入りなのです。
 どんなデザインかというと、ああ、こう言うとき、活字って大変だ。なんと書けばいいだろう。うぅ、書けない。

 このライター、東急ハンズとか、大きな百貨店で購入できます。どうぞ、一見してみてください。(ずるい) んで、人とちょっと違うものが欲しい方や、「なんか変わったプレゼントはないかな」なんて考えている方は、ご購入してみてはいかがでしょう?(ちょっといい箱に入っていますので)

 ちなみに、意外とやすくて、3500円位で購入できます。フリントやオイルはジッポーのものが使えますので問題ないですが、ウィッグ(火をつけるところ。バンジョーはここがワイヤーの入った紐)は消耗品ですので、これを購入できる場所を、一応確保しておいた方がいいかも知れませんね。1年くらいは持ちますけれど。

 このちょっと変わったライターを使って、僕は煙草に火をつける。火をつける煙草は、「アメリカンスピリット」。
 大抵はどんな人も、「何その煙草?そのライター?」なんて言ってくる。したらしめたものでしょ。
「あ、これね、ロンソンのバンジョーって言うライターで…」

 お酒の席で隣り合った女の子と会話が途切れたら、すかさず言う。ポケットから煙草とライターを出しながら。
「あ、煙草吸ってもいいかな?」

 それが僕の小物スタイルと言うわけではないけれど。