studio Odyssey




そんなこんなで、エッセイ?

『あ、花火…』(2001/8/4)

 今日は近所の花火大会。

 外出していたので、行きはしなかったのだけれど、帰りの電車の車窓から見た。
 でっかい花火が、夜空の轟音を響かせてはじけていた。

 なんかちょっと、センチメンタル。

 花火大会があることは、今朝から知っていたのだけれど、車窓からそれを見るまでは、完全に忘れていた。
 でも、やっぱり車窓からでもそれを見れば、圧倒的な存在感で、その存在感の前に、なんかちょっと、センチメンタル。

 車窓から眺める花火。
 やがてホームに滑り込む電車から、その光が見えなくなる。

 シートに腰を下ろした僕の膝の上には、鞄とそしてプロットを並べたOA用紙。

 なんかちょっと。

 花火がしたい。

 有り金をはたいて、たくさん、一晩じゃ終わりきらないくらいの花火を買って、終わらない花火大会をしてみたい。

 ふと、そう思った、夏の始まりの花火。
 そういえば、こんな作品もあったなと、ふと思い出して、復刻してみる…
(ここで紹介されている『また、夏がくる』というショートは、日誌での単発読み切りものでしたが、エッセイのために復刻されました)