studio Odyssey




そんなこんなで、エッセイ?

『どうなんだろね…』(2001/4/24)

 さて。

 ここんとこ、ゲーム三昧な毎日。

 何のゲームかは、ないしょ。いまいちだったので。おもしろくなってきたーと思って、楽しみに第3部をやっていたのに、あんまり…
 なんかね。

 僕だったら、どう書くかなぁとか、考えてしまった。こういう書き方はしない、とかね。つまるところ、「負けた感」のあるシナリオじゃなかった。

 過去に「負けた感」を受けたお話はけっこう、あるけども、うーん…

 最近、そういうものに出会ってない。

 本を買って読んでも、そんなにー。
 「涙なしには読めません」なんて帯のついた本ですらも、どこがやねん、みたいな。僕の心は枯れてますか?

 からっからです。

 こう、心をざくっと刺すような、波動を感じるような、そんなお話はないのかしら。
 なければ作れって話ですが。

 でもここんところ、心がからっからです。

 もう少し夏が近づいてきたら、もしかしたら…

 最後に涙を流すほどに「負けた感」を受けたのは、きっと、去年くらいに見た、芝居だったなぁ。あの本は、本当によかった。

 今のところ、僕のライバルは、それ。

 明日あたりは、少し、書こうかと思う。

 と、ここでこの時の日誌は終わっているのですが、そろそろ時効な気もするので、エッセイにまとめる段(2004年3月)で、補足です。
 さて、この時僕がしていたゲームは、エロゲです。
 keyの、『Air』というゲーム。

 このゲームですねー。やった人はわかると思うのですが、なんか、途中でシナリオを「投げてる」ように思うんですけど、どーですか?
 いや、確かに一世を風靡したゲームで、ファンも多く、『泣きゲー』の1ジャンルを築いたとは思うのですが、どうだろね…結局シナリオでは何が書きたかったんだが、とってもぼやけていると思うのです。

 主人公が、人形を動かす法術を使えるのですが、結局、それがストーリーのラストに「絡まない」のです。
 いや、間接的には絡むと、好意的に読めばとれるのですが、批評家に言わせたら、絡まないと断定されますよ…というよりそもそも、必要があったのかすら、怪しく思えてきます。

 確かに、面白いのですが、どうもねー…

 と、そしてこの後、この日誌で書いた「僕だったらどう書くかなぁ」を本当にやってしまいました…
 ええ。Airの二次著作物を、『くずせん』から、リリースしました。
 タイトルは、『Air - Across the Sea & Sky.』と言って、2001年の9月にリリースされました。現在は入手できませんが…

 こちらは第3部を、「僕ならこうする」と、書いたものです。
 いやぁ、こんな話をだすなら、その本だせよというところですが、ちょっと、版権がらみの問題が…(ねぇよ、そんなん)

 ちなみにさらに補足として、こちら、ヴィジュアルノベル版の開発をしていて、サンプルまで配布しましたが、開発は中断されてしまいました。
 期待していた人がいたら(いないよ…そもそも数出してないじゃん)、ごめんなさい。
 というより、覚えている人がいるのか…と。

 くずせんで僕が書いた作品は、向こうと話が付いたら、オデでも出したいかもなぁとは思うのですが…
 3年も経ったら、時効だよね?(お買いあげくださった方々)

(さらに追記:このお話は、今はサイトで読むことが出来ます)