studio Odyssey



Session 04

 2006.09.17/23:00〜

03:いんたーみっしょん

.1:混乱の極みとジレンマ。

アル
:すっきりしないなー。
バルク
:おつかれさん。
アル
:テスト問題が盗まれたんだろ、容疑者がうちら+3だろ。
フルール
:2ですよ、一応。
アル
:うちらと、先生は抜いたとして、残り2。まずは、どっちが盗んだのかを知りたくて、探ったわけだろ。
GM
:で、動機はわかったわけだ。
アル
:いや、わからん。探った段階での結論として、俺は、どっちもくさくないなぁと思った。
GM
:そうなのかw
フルール
:同意。
バルク
:どっちかっていうとーってのはわかったね。方法はわからん。トリックが解けない。
アル
:すくなくとも、一日尾行した感じからして、テスト問題を盗んだという事から、取り得る行動と考えられるような可能性はなかった。
 ちょっとまとめると、タルムは、まじめに勉強して、遊んでいた。タルムの学力からして、テスト問題を盗んだとしても、その解答がわからないだろうから、何かしらの方法を用いて答えを求める必要があると、俺は思った。逆に、クレインはテストを盗んだら、答えなどすぐにわかるだろうから、持っている理由がねーなと思った。もしも、テストを盗んでいい点を取ってるなら、タルムと同じように、誰かしらに問題の答えが必要になるだろう。
フルール
:タルムは今回初犯で、赤点回避で充分かもですよ?
バルク
:二年まえからどーこうってネタが挙がってるから、初犯はナイのかなって。
アル
:フルールの奴はちょっと極論すぎて、そこまで広げると、あまりにもでかくなりすぎる気がする。ともあれ、1日目の段階で、俺は他に犯人がいると思ったわけだ。あまりにもこの二人がくさくないし、変な挙動をしない。
バルク
:尾行に気づいている風でもないのに、おかしな動きがなかったってのはまぁね。
GM
:動機としてさ、テストを重要視してるのはどっちよ。
フルール
:赤点回避は大切ですよ!?
GM
:あい、それは極論ね。
アル
:GMは答えがわかってるから、そういう思考が出るだろうけど、俺らにとってはテストの点の二人の重要度はこの時点では、たいした差はない。
GM
:ふむ。
アル
:さて、外部犯なんかなーと思って。別のルートから調べてみよう思って、情報部に行って、新校舎の噂を調べるといいよと言われたので、新校舎の噂を調べた。
 出てきたのは、1F南の非常扉の謎の部屋。歩く骨。女生徒の幽霊。ここで情報が二転する。最初、部屋と骨の信憑性が高くて、それを追っかけるんだが、タルム曰く、「別に見に行ったけど、何もなかったなー」まぁ、ここは自分の目で確認していないので、実情はわからない。
 女生徒の話によると、部屋と骨はあくまで噂で、女生徒が死んだ話は本当だと言う。俺はここで、この3つは、それぞれ、別の意味を持ったものが、尾ひれが付いたんだと思ったんだよね。たぶん、部屋っていうのは、イリュージョンか何かの魔法で、骨はサーバント系、女生徒は、死んだ人でもない、ただの女性。授業をしているという情報があったから、何かしら、そのような事が行われているのではないかと思ったわけだ。情報っつーか、会話の中で出たんだが。ここの段階で、クレインとタルムより、先生の方に興味が映ったんだな。なんでだ?
GM
:なんで?w
アル
:クレインとタルムが、3つの不思議に関連付かないからか。
バルク
:かねぇ。
フルール
:部屋の前に張ろう、でそんなことしたら見つかった時言い訳出来ない。だから報告。
アル
:違う。報告に行くときのそれは、俺のいい訳。
バルク
:中間報告だって言ってたけど、アルがそれをした理由がわからなくなった?
アル
:いや、俺があすこで中間報告をしたのは、先生に疑惑があったから。先生は3つの不思議の何かに関しての情報を持っていると思ってた。
バルク
:まぁ、この段階では、先生も容疑者だったか。
フルール
:ほへ? 私は部屋に張るのも報告も、最善手だと思った。部屋を探さない事には、ヒントが増えないから。
アル
:部屋のヒントって?
フルール
:先生は犯人になる理由が全くなかったから、増える部屋を見つけないことには、ヒントが増えない。
バルク
:部屋はそこにあるわけだから、そこで張っていれば何か動きがあるかも知れない、と。
アル
:先生が犯人になる理由は、あったんだよ、本人が気づいていないっていう理由で。
フルール
:?
アル
:ボーンサーバントが、職員室から何かしらを授業のために教材とかを運んでいたとしたら、ボーンサーバントの知能では、テストを間違える事はあり得るんだ。
フルール
:ほー。
アル
:そうすると、教室の意味と、女生徒の意味がでる。先生が隠れて授業をしていたという理由で。
バルク
:間違ってイルビス先生のテスト問題、持ってっちゃった、という可能性ね。かなり低いけど。
アル
:可能性としては低いけど、教室と女生徒と、ボーンサーバントの3つを使おうとしたら、そうなったんだよね。だから、その辺りの確認のためにも、先生に聞いておく必要があった。結果として、先生は2つの噂は噂として考えていたようで、女生徒は、クラリスという名前だという情報を出した。ここで思ったのは、犯人はクラリス説。では、何故、クラリスはこんな事をしたのか。
バルク
:私としては、すべての情報源をまず疑ってみる、という部分で先生の言動も裏を取るべきと思っていた。
アル
:話をロールバック。先生の言動の裏って?
バルク
:協力的すぎるNPCって怪しいじゃん。
アル
:いや、そうではなくw 今回の話に限って、先生の言動で取るべき裏について。
バルク
:ん。先生が初めてテスト問題盗難事件の解決に乗り出そうとしたことが不自然だなって思った。本当にテストが盗まれているのかどうか。
アル
:なるほど、それはまったく頭になかった。先生がテストの盗難に乗り出した件については、ちょっと触れたな。俺は、そこでクラリスが噛んでるのかと思ったんだよな。
フルール
:うーん、私はなかったな。
アル
:とすると、クラリスがなんでそんなことをしたのかという点で。茶番。暇だったから、という理由がでる。
バルク
:先生とクラリスが繋がってるってこと?
アル
:つながっているか、または、クラリスが何らかの方法で先生を操ったか。
バルク
:ん。そこは私も考えたね。
アル
:クラリスが上位のアンデッドであると言うことで、それは考えた。クラリスの茶番説が俺の中にあったのは、このシナリオがキャンペーンだからというのもあったと思う。これは俺の勝手な考え。
フルール
:私はハルちゃんとの会話でクラリス犯人説はなかったかなー。
アル
:クラリス犯人説は、先生と話した時までなかったけどね、俺も。
フルール
:先生と話してもなかったですね。
バルク
:あとは、私の勝手な考えだと、先生が黒幕の手先で、アルたちを陥れようとして企んだことかなとか。
アル
:黒幕はなかったな。とまれ、クラリスと会う。
バルク
:面倒な人ですねぇ。
アル
:クラリスの情報でまず一番にわかっている確実な事は、クラリスは犯人ではない。この時点で、犯人はまた先生、クレイン、タルムになる。ライラは可能性としてあり得るけど、あまりにも絡まなすぎるので、却下。話した感じから、先生が犯人であると、俺は考えなかった。犯人はクレインかタルム。ここで、俺はトリックを考え直す。あ、これが不味いんだな。トリックはここで考えるべきじゃないんだ。クレインとタルムが容疑者として…あ、ダメだ。違う。ここからブレイクスルーしない。
フルール
:ほぅほぅ。
フィリシス
:犯人もトリックも無視して、とりあえずは問題用紙に集中すればよかったのかな?
フルール
:犯人に当たりつかないと、問題用紙の場所の当たりもつかない。
アル
:これって、たぶん、前提がいくつか足りないんじゃないかな。答えがわかっている現在からすると、犯人はクレインなんだよ。で、クレインは問題用紙をどこかに隠していて、クレインはそれを返すんだ。これが前提条件なんだ。つまり、盗まれたテストは帰ってくる。
フルール
:犯人はクレインなの?と未だに思っている、ひねくれっ子。
バルク
:ま、クレインがそのままぽっけないないしちゃうとか、問題用紙燃やしちゃうとかって可能性もあるし。そこを考えると、まとまらないけどねー。
アル
:前提条件である、「テストは帰ってくる」をいれて。犯人はクレインか先生か、タルムというところまで巻き戻す。
バルク
:まず、先生はいつでも返すタイミングはあるね。
アル
:うむ。
バルク
:PCたちは先生のことは見張ってないんだから。
アル
:それに、テストが帰ってくるという前提では、俺たちを陥れる事が出来ない。テストがなくなって、「こいつらが盗んだんですよー」というのが重要なのだから。
バルク
:犯人挙げられなかったら結局、「やっぱお前らがやったんじゃないのー?」って目で見られ続けることにはなるだろうけどねー。
アル
:たとえば、テストは帰ってくるという前提条件があったとすると。考え方を変えれば、何故テストは帰ってこないのか。
フルール
:返す必要がないから。もしくは、返せないから。
アル
:うん、最初は俺もフルールと同じ考えだった。返す必要がないから。
フルール
:ん、ちょっとまって。今ピーンと来たんだけど、シーフがうっかり盗んで、あらうっかりで返して済む問題に、容疑者がいるってどういうことよ!?
バルク
:フルールの言うとおり、盗まれちゃった問題をそのまま使うってのはどうかと思う。
アル
:いや、そうなんだけどさ。たぶん、そこは認識のずれなんだよ。俺の頭の中では、テスト問題を盗むっていうのは、盗んだことがわかられていない状態でないと、成立しないと思うのね。じゃないと、テスト問題って、変えられちゃうじゃん。そうなんだよ、うん。
フルール
:それは当然ですね。
アル
:だから、テスト問題を盗むという事が発覚した時点で、この犯罪は失敗しているんだ。ということは、なんだ?
フルール
:ですよ?
アル
:本来なら、テスト問題をコピーして戻すべき時間の間に、何かしらのトラブルがあって、犯人はテスト問題を持って行くしかなかった?
バルク
:ま、ガッコのコピー機使うと履歴が残るから避けるとしても、ポータブルなコピー機くらい持って入るだろうからなー。シーフ科も。
アル
:シーフ科の場合は、盗んだことがわかることが重要な気もしないでもないが、それはおいておこう。
フィリシス
:コピー機じゃなくてもデジカメでいいしな。
アル
:少なくともソーサラー科のテストは、盗んだ事がわからない事がベストなはずだ。となると、何かしらのトラブルがあった。トラブルって、なんだろ。それは調べてないな。
バルク
:ガードマンがまわってきたとか。
アル
:ふむ。
バルク
:っても、犯行は昼間に行われたのか。
アル
:いや、そんな情報あったっけ?
フルール
:ない。
バルク
:いや、想像。
アル
:まぁ、時間はあんまり重要でないな。少なくとも、ここ二年の謎というのは、これで解けるな。3つの幽霊時間のトリックはこれなんだ。少なくとも、クレインかタルムは、この方法で過去の二年間に渡って、テストを盗み続けてきたんだな。
バルク
:だな。
アル
:時間と、テスト結果から総合的に予測すると、犯人はクレイン。これはあくまで予測。トリックの方法は?少なくともボーンサーバントは使っている。
バルク
:魔法生物を使っているっぽいこと。
アル
:魔法生物…
バルク
:イミテーターなんて、結構いろいろ設定できるしなー。
アル
:1F南の部屋が1つ増える…ひとつ増える?
バルク
:どうした場合部屋が増えるか、あるいは増えたように見えるか。
アル
:方法はいくらでもあるが…何故増えるんだ。
フルール
:ひとつの部屋にイリュージョンかけて二つに分けて、片方にイミテーター入れる。
アル
:なるほど、たとえばそれで2つに分けたとして、何故分ける必要があるんだろう。
フルール
:ない。
アル
:クレインは、テストを盗む時、その場にいたのだろうか。
フルール
:もう片方を擬似デッドスペース(安全地帯)にすることはできますけど。
バルク
:誰かが来たときに隠れる為?
アル
:うん。
バルク
:クレイン、その場に居るんならそれこそ問題をデジカメで撮って終わりじゃない?問題そのものを持って行く必要はない。
フルール
:質問。
アル
:なにかな。
フルール
:フロアイミテーターって瞬時に伸び縮みします?
バルク
:イミテーターは延び縮みしないような…いや、ある程度はするのかな…? イミテーターでなくシングなら伸び縮みするね。あ、だめだ。シング無生物に化けるの苦手だって。
アル
:特に伸び縮みに関しての記述はない。いや、しかし、クレインが隠れている利点はある。ボーンサーバントにテスト問題を持ってこさせるとしたら、本人はイミテーションされた部屋に隠れているという利点はある。万が一発見されたとしても、自分に嫌疑がかかる可能性を減らせるから。途中でボーンサーバントがぶっ壊されても、本人は涼しい顔で隠れていればいい。だとしたら?ボーンサーバントが今回の件では壊された?イミテーションされた部屋が暴かれた?
フィリシス
:情報未取得。
アル
:トラブル、に関しては全くわからないから、予測の域を出ないな。
フルール
:ですねぇ。
バルク
:あと、イミテーターは一般的に近づいた人を無差別に襲って食べるそうだから、扱おうと思うとちょっと危険だね。
アル
:イミテーターはともかく、時間によっては、クリエイトイメージでもいい。
フルール
:むー、非効率さと言うかなんというか。
バルク
:GMはこれをみて「何でそんなに面倒に考えるかなぁ」と思っているような気がする。
アル
:答えを知ってるからねw 逆算は難しくないw
フルール
:計画と、犯行と、その後の反応と、全てにムラと言うか、一貫性のなさが腑に落ちません。
バルク
:まぁ、クラリスの発言から推してみて、犯人は手元にテスト問題を持っていない。このあたりにもヒントがありそうな気がするねぇ。
アル
:それ、実際、クラリスがそういっているからそうんなだよね。考えた方を変えて、クレインが馬鹿なら、話はわかる。クレインは、「テスト問題を返さなければ、そのテストが出題されないじゃないか」という脅迫観念にとらわれていたら。なんとしてもテスト問題を返すだろう。テストが盗まれたとわかった時点で、フルールなら燃やすだろ。
フルール
:燃やしますね。
バルク
:じゃあ、依頼期間一杯まで張り続ければ返しに来るね。
アル
:クラリスの話を聞いてしまった今となっては、それもアリなんだよ。
フルール
:いえ、標的がうちらになるだけです。
アル
:標的って、なんの?
フルール
:まぁ、隠れていることがばれればですけど。
アル
:隠れて、って、どこに、なんのために?
フルール
:依頼期間一杯まで張り続ければ。
フィリシス
:つまり、容疑をなすりつけられるということだろ。
アル
:たとえば、それが先生同伴だった場合は? 身の潔癖はたてられるよ。
フルール
:先生同伴でも、うちらが犯人ではないとはなりません。
アル
:それは、テストを取り返したとして、返すとしても、我々が疑われるという話?
フルール
:犯人を確実に立てられずにテストだけが手に入っちゃった場合ですね。
アル
:それは、財布を落としたと思って交番に行ったら財布があって、お前がすったんだろと警察官に言うようなものだよ。
フルール
:うちらには一応ふぃーちゃんもいますし、持ってるだけで罪ですよ。
アル
:ああ、テストを見てはいけないという意味でか。それなら、その罪はある。つか、もっと簡単にぶっちゃけてゲーム的な言い方をしてしまえば、俺が神聖魔法を使える限り、俺は潔白なんだよw
フィリシス
:ひでえw見捨てやがったwww
バルク
:ってか、フォルテ先生、アルたちに依頼した時点で、イルビス先生は問題作り直さなきゃいけないじゃんか。
フルール
:いえ、盗まれたと解った時点で作り直さなきゃダメですよ?
アル
:話題がループしてるよ。
バルク
:すると、今回の依頼の意味は、アルたちの身の潔白を証明するということが重要になってくると。
フルール
:身の潔白なら、下手に手を出さないのが一番の潔白なんですけどね。
アル
:フルールはひねすぎw
フルール
:しってるー。
アル
:ファリスの神官は、手を出さない訳にはいかんのだよ。
バルク
:正義の味方だもんねー。
アル
:落としどころが難しいな。答えはわかっているし、おおよその見当も付いているのだが、納得が出来ぬw 奥歯に魚の骨が挟まっている感じだ。
バルク
:ってゆか、君ら相手にGMをやるのが難しいんだよ!
GM
:見解の相違かなぁ。個人的にはそれでいいじゃんということが、アルのなかであいまいにできない事柄になってるきがする。
バルク
:アルよりもフルールのほうが扱いづらいと思います。私は。
GM
:ああ、フルールはあまり気にしてない。扱いづらいものは扱わないのがよい。
フルール
:あっはっは。あまりに酷い扱いに泣きそう。(T。T
バルク
:フルールはなんで前回はあんなに大人しかったのか。
フルール
:ひねってないから。
バルク
:なるほど。
アル
:あと1ピースくらいなんだよなー。

 堂々巡りというか、なんというか…さてはて、どうなることやら。
 後編はこのシナリオの、堂々の解決編!
 誰もが予測しなかった結末に!?