studio Odyssey



Short Session 12

 2010.11.13/22:00〜

12:DX 3rd その8

.0:新しいものは使ってみたくなるのが、人情。

PC3
:っていうか、ハンドアウト誰がどれよ。俺、2か3だと思うけど。
GM
:選べ。
PC1
:うーん。
PC3
:じゃあ3で。
PC2
:厄介なことになった、1でいいのかw
PC1
:PC3って破壊衝動を追っているわけなの?
GM
:特にそういう訳ではない。シナリオロイスが思いつかなかったんだ。
PC2
:自分としては3っぽいのだけど。というか、1は無理だ。
PC3
:だって、俺の中で1と2は、ヒーローとヒロインなんだもん。
PC2
:1は、ファルコンブレードとつながりがあるんでしょ?あってたまるか!
PC1
:ファルコンブレード、ファルコンブレードって誰だっけね?
PC3
:UGNチルドレン上がりの人。2ndでのリプレイの主役キャラの一人でもある。
PC1
:上級P90の人か。
PC3
:ところで、トレーラーを見る限り、購入判定出来るタイミングがなさそうなんだけど?
GM
:何回やりたい?
PC3
:1回はやりたいかなあ。
GM
:取り敢えず、オープニング終わる前に一回やっていいぜ。
PC3
:KK
GM
:後は都度申告してくれれば、考える。イージーエフェクトについては、使い方を提案されたら考慮します。はい、皆、準備はいーい?
PC3
:はい。
PC1
:はーい。
PC2
:ほい。
GM
:はい、じゃあ始めますよー。宜しくお願いします。
PC3
:宜しくお願いします。
PC1
:しまーす。
PC2
:よろしくおねがいします。
GM
:その何だ…誰がPC幾つだ?
PC3
:3。
PC2
:じゃ、2で。
PC1
:で、では1で…
GM
:では、トレーラーの後、PC1、PC2、PC3の順で自己紹介宜しく。

 昨日と同じ今日、今日と同じ明日。
 世界は繰り返し時を刻み、変わらないように見えた。
 だが、人々の知らないところで、世界は大きく変貌していた。

 UGN所有の、とあるレネゲイド研究施設。
 そこで建造されていた実験炉が、唐突に武装勢力によって占拠された。

 占拠した集団はFHであり、彼らは実験炉の暴走と爆発を盾にUGNを脅迫──
 その要求は、押収された資材や人員の回収らしい。

 予告された実験炉の爆発までの、残された猶予は僅か二時間!

 Double Cross The 3rd Edition 「Napalm Beat」
 ダブルクロス──それは、裏切りを意味する言葉。

咲耶
冒険の舞台がキミを待つ!
夜見
:なんだアリアンロッドか。
GM
:シャードの導きのままに。

 今回は、新サプリメント、インフィニティコードを使えるレギュレーションにしてのプレイです。新しく追加されたシンドローム、「ウロボロス」も出てきます。
 まぁ、FS(フォーカスシステム)は心惹かれないので利用されていませんが、新サプリメントで追加されたシンドロームがどのようなものか、プレイをお楽しみください。
 そして、今回はプレイヤーが3人のため…アレな事になります。
(なお、経験値は+45されています)

PC1
カヴァー/ワークス:指定なし/UGN関係者
ロイス:“ファルコンブレード”高崎隼人 推奨感情:連帯感など/指定なし

 実験炉の起爆の阻止――その任務に先行して当たっていたのが、高崎隼人だ。
 彼と協力して、FHの陰謀を阻止しろ!

夜見
:はい。PC1は安来夜見(ヤスキ・ヨミ)です。能力的な事を言えばカバーリングを1ラウンドに1回しか行えないディフェンダーです。近接に限り、反射攻撃を行えます。あと、最終的にはPC2に回復してもらって、≪黒星粉砕≫を2度ほど打てる予定です。容姿は幼女で、途中でいろいろアイテムを調達して猫耳化する予定。
GM
:一回のシナリオで4D10エフェクト(120%制限)二回撃ったPCなんて見たことねえ。
夜見
:臨機応変に≪時の棺≫が2回になるかもしれませんけど。
咲耶
:カバーリングって、よーするに行動放棄して庇うんだよね?
夜見
:その通り。
GM
:そんな状態で、≪黒星粉砕≫を撃つ暇があるかは、実に謎めいているな。

PC2
カヴァー/ワークス:指定なし/UGN関係者
ロイス:“熱血漢”井野正道 推奨感情:指定なし/指定なし

 実験炉のある研究所――事件当時、偶々そこに居合わせたのが、君の友人の井野正道だ。
 井野はどうやら、現在は拘束されているらしい。
 彼を救出して、ファルスハーツの陰謀を阻止しろ!

:PC2はぁ、毒島命(ぶすじま・みこと)でぇございまーす。ってな感じのキャラで、能力的には、なんぞこれ?支援・デバフっぽい何かです。容姿はひょろいのっぽ、コードネームはお薬大好き!むしろ字面的にお薬大好きvのほうが!なんでか、解毒剤2個持ってます、以上。
GM
:≪帰還の声≫で、回数制限のあるエフェクトの使用回数を1回分回復させるのね。
:≪黒星粉砕≫2回を目指します。
夜見
:≪時の棺≫が2回になるかもしれません。

PC3
カヴァー/ワークス:指定なし/UGN関係者
ロイス:“破壊衝動” 推奨感情:指定なし/脅威など

 今回ファルスハーツの手引きをし、また占拠した勢力を指揮しているのが、“破壊衝動”と呼ばれるエージェントだ。
 UGN研究者と思われた彼は、どうやらFHのエージェントだったようだ。
 彼を発見して、FHの陰謀を阻止しろ!

咲耶
:PC3、西園寺 咲耶(さいおんじ・さくや)です。念願のウロボロスです。
GM
:皆大好きウロボロス。
咲耶
:設定としては、オーヴァードとして覚醒したと同時に暴走するも、九鬼(ダブルクロス The 3rd Editionリプレイ・デザイアに出てくるキャラクター)に助けられてその後、UGNに保護。その時見た九鬼の戦闘スタイルに憧れて、それを真似てます。
GM
:デザイア三巻の戦闘シーンの挿絵は意外だった。あんな感じだとは思わなかった。
咲耶
:演出としては、アームブレードを実体を持つ影で最大4本扱う感じ。UGNで生活するうちに、九鬼はFHだと知りましたが、それでも彼を超えることを目標にしてます。そんな感じですかね。以上です。
GM
:はい、皆さんありがとうございました。ではPC間ロイスを、今回は単純に1→2→3→1の順で取得してください。
夜見
:同情○/不信感。
:キャラが掴めない。尊敬/隔意のポジティブかな?
咲耶
:まだ若いのにこの世界に居るので、庇護/憐憫でP表。
GM
:では、メインプレイ入りましょう。今回、あまりミドルで侵蝕率増えないだろうから、適宜クライマックス前にジェネシフってください。
咲耶
:了解です。
夜見
名前
安来夜見(やすき・よみ)
ワークス/カヴァー
UGNエージェントA/小学生
コードネーム
最後の手段≪ラスト・リゾート≫
性別
年齢
11
ブリード
ピュアブリード
シンドローム
バロール
Dロイス
申し子<セレクティッド>
能力名
肉体 1
感覚 2
精神 4
社会 2
エフェクト名 レベル
リザレクト
ワーディング
時の棺
暗黒螺旋
グラヴィティガード
黒星粉砕
エナジーシフト
ディメンションゲート
ポケットディメンション
武器名 種別 命中 攻撃力 ガード 射程
クリスタルシールド 白兵 −1 12 至近
名前
毒島 命(ぶすじま・みこと)
ワークス/カヴァー
UGN支部長D/薬剤師
コードネーム
お薬大好き!≪Give Me Draaaaaag!!!≫
性別
年齢
24
ブリード
ピュアブリード
シンドローム
ソラリス
Dロイス
申し子<セレクティッド>
能力名
肉体 1
感覚 1
精神 2
社会 7
エフェクト名 レベル
リザレクト
ワーディング
コンセントレイト:ソラリス
アクセル
帰還の声
抗いがたき言葉
錯覚の香り
ポイズンフォッグ
ランナウト
防具名 種別 ドッジ 行動 装甲値
すごい服 防具
アイテム名称 種別 技能
専門書 その他 知識:薬剤
解毒剤 その他 邪毒を治療
咲耶
名前
西園寺 咲耶(さいおんじ・さくや)
ワークス/カヴァー
UGNエージェントC/OL
コードネーム
”兜割り”≪クー・デ・グラ≫
性別
年齢
20
ブリード
クロスブリード
シンドローム
ウロボロス / ブラックドック
Dロイス
複製体<デュプリケイト>
能力名
肉体 3
感覚 2
精神 7
社会 1
エフェクト名 レベル
リザレクト
ワーディング
コンセントレイト:ウロボロス
原初の赤:マルチウェポン
複製体:ヴァリアブルウェポン
ハードワイヤード
原初の黒:完全なる世界
無形の影
否定のひと触れ
混色の氾濫
武器名 種別 命中 攻撃力 ガード 射程
アームブレードx4 白兵 −1 至近
四刀流 白兵 −4 36 至近
アイテム名称 種別 技能
UGN幹部 コネ 情報:UGN
要人への貸し コネ 情報:任意

 さて、今回のシナリオはシンプルで、「スピーディに進行する」という目的がGMにはあります。
 が、PC達の能力値をじっと見ると、気づける方は気づけるでしょうが…大変な事になっています…
 まぁ、何が起こるのかは、セッションの中で…

.1:オープニングフェイズ-作戦会議。

GM
:オープニングフェイズ。シーン1、シーンプレイヤーは夜見。命と咲耶も自動登場とします。

 ──巨大なディスプレイが設えられた会議室。そこで待っていたのは、一人のエージェントだった。また、画面にはUGNの日本支部長・霧谷雄吾の姿がある。

夜見
:とりあえず、登場。(ころころ)
咲耶
:登場。(ころころ)
:登場。(ころころ)
GM
:えー、BGMは、踊る大捜査線のEVAな感じでー、皆さんが会議室に入って来たところから。霧谷が皆さんを迎えます。「よく来てくれました、皆さん。既に書面で連絡したとおり、あなた方の任務は、例の実験炉の爆発の阻止です」
夜見
:情報はもらっているのですね。
GM
:はい。書類なんかはもらってます。で、「こちらが、先行してその任務に当たっていた、エージェントの高崎隼人さんです」と言うと横の彼が、「あー、高崎隼人だ。よろしくな」
咲耶
:「お噂はかねがね、宜しくお願いします」
夜見
:「…よろしくお願いします」
GM
:では、書類にあった内容を改めてというか、プレイヤーには初めて、情報を示しておきます

 今回の実験的な試みのひとつとして、「PCは予め情報を知っていることにして、その後、“書面の確認”という名目でプレイヤーに提示する」という手法を用いています。
 これは、演出ではNPCを立てつつも、説明はNPCの口を借りずに端的に行なうことで、展開に要する時間を省略する――という意図です。
 そして、GMから提示された情報は…

  • “ナパームビート”と呼称されるエージェントが、UGNのとある研究施設にある、実験炉を占拠している。
  • このエージェントは元はUGNのエージェントとして在籍していたが、どうやらFHのスパイだったらしい。
  • “ナパームビート”は、実験炉を暴走・爆発させることを主張し、脅迫を行なっている。
  • “ナパームビート”の要求は、過去にUGNが押収した資材や、捕縛している人材だが、これに応じることはできない。
  • 予告されている実験炉の起爆まではあと二時間だが、これはその設計を理由とする値であり、恐らく短縮されることはない。
  • 実験炉が爆発した場合、半径200キロメートルから400キロメートル程度の範囲は直接的な被害を受ける。
  • 間接的な被害も含めれば、非常に広範囲がその影響を受けることが予想される。
  • 目的は、実験炉の爆発の阻止と、“ナパームビート”の制圧である。止むを得ない場合は、実験炉は破壊しても構わない。
GM
:概要は以上です。何か質問はありますか?
咲耶
:ナパームビートのシンドロームは分かりますか?
GM
:それはミドルで調べられますが、機械の扱いに長けているらしいです。
夜見
:フェイクを渡したりはできないんですか? 時間稼ぎに。
GM
:「それは既に試したんですが、あっさりと看破されました」EXレネゲイド系のアイテムやらなので、それらしいフェイクも用意できない訳ですね。極端な話、「賢者の石持ってこい」って言うのと似たようなもんです。
咲耶
:確かに、それは偽装は無理ですね。あと、いい加減、UGNは人事部を見直すべきだと思います。
GM
:霧谷が渋い顔をする。

 それはこの卓のお約束ではなかろうか…

夜見
:実験炉の起爆は、ナパームビートの操作が必要という事でいいの?また、操作が無いと爆発はしない、あるいは破壊すれば爆発しない?
GM
:その辺も詳細はミドル以降で調査できますが、基本的には爆発の阻止とナパームビートの制圧は、イコールでないと考えてください。
咲耶
:優先順位としては、爆破の阻止が上位ってことでいいんでしょうか?
GM
:それはそうですね。「実験炉には、かなり厳重なセキュリティが用意されていますし、FHが何らかの対策をしていることも考えられます。安易に直行するよりは、外堀を埋めてからの方がいいでしょう」と霧谷。
:素人がどうこうやって、実験炉は止まるのでしょうか?
GM
:有体に言うと<知識:〜>やらで判定するルートもあります。
夜見
:FHの表立った協力は?
GM
:FHの協力?
夜見
:FHが、ナパームビートに協力しているという情報はあります?単独犯なのか、セルで動いているのか。
GM
:詳細は分かりませんが、今のところ、本人とその部下が、施設を占拠しています。
夜見
:部下がいるのですか。
GM
本人だけだとミドルが保たないじゃないですか。

 GM、ぶっちゃけすぎです。
 まぁ、要するに、裏で糸引いている敵キャラは出ませんよというGMの意図です。

夜見
:後は特には。ああ、購入判定をしたいぐらいです。
GM
:じゃあ、次の説明に移る前に、しちゃっていいですよ。
夜見
:戦闘用きぐるみの購入判定。(ころころ)猫きぐるみを手に入れた!

 不思議な名称ですが、公式の防具です。
 しかも、なぜか性能がよいのです…
 どこに行きたいんだ、ダブルクロス…

咲耶
:こっちも購入判定していいですか?
GM
:どうぞ。
咲耶
:UGNボディアーマーを、≪コンセントレイト≫+≪無形の影≫で判定します。
GM
:はい。
咲耶
:(ころころ)購入しました。
GM
:では次の説明に移ろう。
:うぃ。
GM
:隼人が「で、役割分担のことなんだが…」と切り出す。
夜見
:「役割分担?」と、一応聞きかえしておこう。
GM
:具体的には、潜入チームと陽動チームがあって、PCは3人まとめてどちらか一方を選んでください。隼人は逆のチームを担当します。とはいっても、基本的には、進行中に特に相互干渉することはありません。ミドルフェイズの内容が若干異なるくらいです。
  • 潜入チーム:【精神】【社会】(及びこれらを使用する技能)の判定がやや多い。ミドルフェイズでの敵は少ないが、クライマックスフェイズでの敵が多い。
  • 陽動チーム:【肉体】【感覚】(及びこれらを使用する技能)の判定がやや多い。ミドルフェイズでの敵は多いが、クライマックスフェイズでの敵が少ない。
咲耶
:隼人さんに潜入は向いてなさそうですね…
夜見
:こちらは、潜入の方が能力的には向いていますねぇ。
咲耶
:奇しくも、此方の構成は精神/社会寄りですね。
:ですね、技能は皆無ですがっ!
GM
:では潜入ルートですか?
咲耶
:潜入で問題ないですよね?
夜見
:はい。
:ほい。
GM
:「おう、じゃあこっちは陽動に専念するぜ」と隼人が答える。

.2:ミドルフェイズ1-敵地への侵入。

 ──目の前にあるのが、例の研究所だ。恐らくは敵のエージェントだろう、多数の人間が周囲を巡回している。

GM
:シーン2、シーンプレイヤーは命。夜見と咲耶も自動登場とします。
:(ころころ)登場。34%か。ふえないなっ。
咲耶
:(ころころ)すでに54%。
夜見
:登場。(ころころ)47%。
GM
:さて、施設に潜入する訳ですが。
夜見
:えと、こちらは隠れて見張っている感じ?
GM
:そうですね。
:隠れる身長190cm。
GM
:シナリオでは二通りの方法が用意されています。
  • 見張りの隙を衝いて忍び込む。:全員で、難易度4の<知覚>判定を行なう。一人でも失敗すると、全員が2D10のHPダメージを受ける。
  • セキュリティシステムをクラッキングして忍び込む。:代表者が、難易度8の<知識:クラッキング>を行なう。失敗すると全員が2D10のHPダメージを受ける。成功すると、次のシーンの判定の達成値に、+2のボーナスを得る。
:感覚1の精神2Dですが。
夜見
:クラッキングを咲耶さんが一番いいのかな?
咲耶
:侵蝕率が急上昇ですが、仕方ないですね。
:7個振るなら素振りでも?
咲耶
:8はちょっと怪しいですけど、素振りでいいなら素で振ります。
夜見
:素で大丈夫じゃないかな?
咲耶
:では、私が後者に挑戦します。
GM
:はい。
咲耶
:(ころころ)達成値は12。
夜見
:お見事ですっ。
:余裕でした。
GM
:エフェクトなしで、8が通るのか。さておき、一時的に外部用のセキュリティがダウンしました。今なら気付かれずに潜入できるでしょう。
ダウンしたとか、逆に言えばもろばれですねっ!
GM
:(言われてみればそうだな)では、シーン切ります。

.3:ミドルフェイズ2-敵地への侵入。

 ──ともあれ、進入することには成功した。差し当たって次は、内部の情報を調べなくては。

GM
:シーン3、シーンプレイヤーは咲耶。他のPCは任意に登場してください。
咲耶
:登場。(ころころ)61%。早くも危険手当が。
GM
:という感じで情報収集シーン。楽しいことに、人数より項目の方が多いです。うふふ。
  • “熱血漢”井野正道の居場所を調べる。:難易度 6 の<情報:UGN>判定。
  • 実験炉について調べる。:難易度 4 の<知識:機械工学><知識:レネゲイド>判定。達成値 7 以上及び 10 以上で追加情報を得られる。
  • “ナパームビート”について調べる。:難易度 6 の<情報:UGN><情報:FH>判定。達成値 8 以上及び 12 以上で追加情報を得られる。
  • 管制室について調べる。:難易度 4 の<情報:UGN>判定。達成値 7 以上で追加のメリットが得られる。
GM
:以上四つ。
夜見
:はい、登場。(ころころ)57%。
:はい、登場。(ころころ)43%。やっと増えた。
GM
:最低難易度の情報は、ほぼ無益だと思って貰っていいです。
咲耶
:実験炉か管制室を調べようと思います。
夜見
:個人的にはどれでもよいので、咲耶さんと逆の方かな?
咲耶
:なら私は実験炉で。
夜見
:では管制室。
咲耶
:PC2としては熱血漢を調べるべきでは?(シナリオロイス)
:まぁ、二人が振ってから考える。
夜見
:では、管制室調べてみるよー。
GM
:はい。
夜見
:UGNで。ダイス2個+3で(ころころ)回って19。
GM
そのロールで出る達成値じゃねえはずなんだけどな…まあ、管制室の場所が確認できました。プレイヤーが希望すれば、次以降のシーンで行くことができます。
 で、達成値7以上を満たしたので、管制室の扉のカードキーを得ることができました。その辺の死体から回収したイメージで。情報は以上です。
夜見
:はーい。
咲耶
:実験炉について、<知識:レネゲイド>で調査します。
GM
:はい。
咲耶
:(ころころ)回って15。
GM
なにそれこわい。
:絶好調やね。
GM
:確かに成功しないと詰むくらいに調整してはあるが…えー、実験炉の場所が確認できました。プレイヤーが希望すれば、次以降のシーンで行くことができます。また、その場合、ミドルフェイズは終了し、クライマックスフェイズへと移行します。
 達成値7の情報。実験炉には厳重な防衛設備が用意されており、それらが生きている状態で干渉することは容易ではありません。
 で、ここからが達成値10以上の追加情報。実験炉は、物理的攻撃を加えても──有体に言えばHPダメージを与えても──爆発することはありません。また、破壊すれば──ルール的にはHPを0にすれば──他の手段でも爆発することはなくなります。情報は以上です。
:では、ナパームビートについてふりますよ。
GM
:はいはい。
:(ころころ)回って12。
GM
オーケー成功です。(ぐんにょり)ともあれ情報を説明しよう。
 ファルスハーツのエージェントで、オーヴァード・非オーヴァードを含む全人類の破壊を目的としている。“人類の破壊”へのアプローチは“兵器”であり、その過程で今回の実験炉に目を着けたと推測される。
 ここからが達成値8以上での追加情報です。ブラックドッグのシンドロームを持つオーヴァードで、身体の一部を機械化していますが、本人が直接戦闘を行なうところは目撃されていません。
 そして、残念なことにここからが達成値12以上での追加情報ですが、彼はウロボロスシンドロームを持っており、特殊な物質を生成して攻撃することを得意とします。また、非常に高い再生能力を持っており、未だ相手に膝を屈したことはないそうです。情報は以上です。

 GMとしては、高めの目標値を用意しておいて、順番に解決して行くことにより目標値が下がるというようなルートも用意していたのですが、PLの高いダイス目にご破算になってしまいました。
 まぁ、こればっかりはダイスゲームなので…(特にダブルクロスはロールプレイよりも達成値で情報が出てくる系のゲームなので、難しい所かもしれません)

咲耶
:ウロボロスか…春日さんとは大違いだ…
:なんてウロボロス違い。
夜見
:むー。
:で、咲耶もだけど、ウロボロスって何ができんの?
GM
:簡単に言うとDロイス:複製体をデフォルトで大量所持しているシンドロームです。
咲耶
:タイミングとか制限が違うエフェクトを、シンドロームに関係なく、1、2個ずつ取れる感じです。
GM
:マイナーで≪原初の青:氷炎の剣≫、メジャーで≪原初の赤:獣の力≫+≪原初の白:バリアクラッカー≫+≪コンセントレイト:ウロボロス≫とかできます。
咲耶
:GM、これ実験炉に行かずにシーン切ったらどうなります?
GM
:移動するなら管制室に行く流れですね。移動しないなら、改めて次のシーンで情報収集を行なっても構いません。
夜見
:熱血漢について調べたい人がいるなら、ってところかな。
咲耶
:調べるべきな気はするんですよね、と言うかPC2は立ち位置として率先して調べるべきだと思いました。
:気にすんな、と思ってる。
咲耶
:情報収集シーンをもう一回挟んだ後で、管制室行くことって、可能ですか?
GM
:はい。
咲耶
:これで居場所分からないから助けられませんでした、ってなったら、凄い寝覚め悪くありません?
夜見
:友人なのに!
咲耶
:UGNとしても助けられる人は助けるべきだと思います。仲間なんですし。
夜見
:じゃあ、かわりに探してみよう。
GM
:じゃあ、一回シーン切りますね。
夜見
:とりあえず、もう一回情報収集シーンくーださーいなー。

.4:ミドルフェイズ3-井野の居場所。

GM
:シーンプレイヤーは、一応、命。他のPCは任意に登場してください。
咲耶
:様子見、失敗したら出ます。
:まぁ、私だけでいいでしょう。(ころころ)51%と。というわけで、何とかの人。情報UGNで。(ころころ)回って18。
GM
君ら出目おかしいよ。 えー、井野は、他の研究者などと一緒に、とある一室に監禁されていることが分かります。プレイヤーが希望すれば、次以降のシーンで行くことができます。情報は以上です。
:任すっ。
GM
:一応言っておくと、ここからの行き先の選択については、シーン数によるタイムテーブル管理はしていません。
夜見
:助けに行きましょう!
GM
:行き先の候補は「実験炉」「管制室」「井野他数名が監禁されている部屋」の三つですね。
咲耶
:人員救出して、管制室行って、実験炉ですかね。
夜見
:そのように。
GM
:把握。ではシーン切ります。
:陽動の人は何処に暇つぶしに行ったのだろう…

.5:マスターシーン-ファルコンブレード。

GM
:ではマスターシーンをちょっと入れておこう。

 ――迫り来る多数の FH エージェント。それに一人の男が対峙する。

GM
:多数のエージェントを前に隼人が、「俺は生還者だ! 行くぜ!」と叫んで、≪ライトスピード≫から≪神速の鼓動≫≪マシラのごとく≫あと色々とか組み合わせて攻撃してる。「うわーだめだー」と散っていく敵エージェント。…敵の戦線が崩壊するのに、そう多くの時間は掛からなかった。
咲耶
:まぁ、一応世界救ったレベルの強さですもんねー。
:上級見てると、他の性能が段違いすぎて、ぱっとしない印象ですが。
GM
:直接攻撃に限れば、2ndリプレイに於ける最強PCかもしれん。

.6:ミドルフェイズ4-井野正道の救出。

GM
:シーンプレイヤーは命。他のPCは任意に登場してください。
:登場。(ころころ)56%。
夜見
:静観。

 ──曲がり角の先を窺う。そこにある部屋に、君の友人である、井野正道がどうやら監禁されているらしい。

ばーんして「たぁぁすけにきましたよぉぉぉう」
GM
:おお、意外な展開になってしまった。えーと、軌道修正軌道修正。
:ばーんしたらまずかったか、しかし自重しない。

 GMはちゃんと、見張りのエージェントをどうするかという判定を用意していたそうです…
 ばーん(無警戒に扉を開けること)しちゃだめだろ…

GM
:えー、ばーんと入った命は、エージェントに取り囲まれる。「さては貴様、今表で騒いでいた侵入者だな!」
夜見
:こっそり入ったのに…
GM
:という感じで、戦闘入りますよー。
咲耶
:戦闘入るなら登場します。(ころころ)もう70%。
咲耶
:では、登場。(ころころ)66%。登場で7以下が出ません。
GM
:敵は徒手空拳のエージェントが一名、これと命は同エンゲージで、他二人は0〜10メートルの範囲で任意の距離に登場してください。
咲耶
:エンゲージします。
夜見
:では、同じくエンゲージ。
GM
:まあ、トループだから、演出上はぞろぞろっと。行動値を確認しよう。こっちは7。
咲耶
:行動値11です。
夜見
:きぐるみで1つ下がって行動値7。
:敵の行動値次第、とりあえず4。トループ1個ならソロでもいけたかもしらん。

 さて、突然始まってしまった戦闘です。
 しかし、ここで大変な事が…

GM
:セットアップから。
:セットアップで≪アクセル≫、自分に。
咲耶
:セットアップは無いです。
夜見
:ないでーす。
GM
:命がスルーすればスルーしていいんだな。OK、把握。
:これで行動値8に。
GM
:こっちは≪ミラーイメージ≫を使用、ドッジのクリティカル値が−1だ。行動値11からどうぞ。
咲耶
:ここで待機したらひんしゅくですかね。
:いや、別に。
咲耶
:ちょっと、侵蝕率が予想以上なので待機します。
夜見
:行動値7で同じく待機。
:ではわたーし、≪錯覚の香り≫+≪抗いがたき言葉≫+≪コンセントレイト:ソラリス≫で攻撃。ダイス8個で(ころころ)25。
GM
:ドッジしよう。(ころころ)16。ドッジ失敗。ダメージどうぞ。
あれ?この場合のダメージは? ダイスのみで追加なし?
GM
まて。そもそも攻撃力+nの、というエフェクトがないとダメージロールがない訳だが…
ないのかっ!
咲耶
:あれ、それって、明確にこのエフェクトではダメージを与えないって書いてあるものに限るわけじゃないんでしたっけ?
GM
:厳密には、武器を使う場合はその限りではないが、<白兵>と<射撃>以外の武器ってないからなー。ごめん、僕も気付かなかったわ。
夜見
:アタッカー不足にさいなまれそうです。
:てっきり追加ダメージなしのダメージが出るんだと思ってた。大失敗ってレベルじゃない。ま、いいやダイス7個ペナ。
GM
いや、よくねぇよ。 しかし、気づかなかった。ごめん。

 さて、ちょっと難しいルールの話になってしまいましたが、ぶっちゃけていうと、「命、ダメージ与える事のできるエフェクトを使った攻撃がねぇじゃん。ちょ、おま、どうすんの!?」という話です。キャラクター紹介のところで、気づける人は気づけるのですが、GMも気づかなかった大失敗です。
 ルール的にいうと、ダメージを与える事が出来るのは、「武器を使った攻撃か、攻撃力の設定されているエフェクトを組み合わせた攻撃」となっています。
 ここで命の使っている≪錯覚の香り≫は、「ダイス数+」で、≪抗いがたき言葉≫は「射撃攻撃を行う」とされているものの、攻撃力が設定されていません。(攻撃力の設定されているエフェクトは、「攻撃力:〜の〜攻撃を行う」と書かれています)
 なので、命のこの組み合わせでは、相手にダメージを与える事が出来ないのです。しかも、困ったことにこの組み合わせは、<交渉>技能での組み合わせのため、<交渉>で攻撃できる武器がないため、どうしようもないという状態です。
 ソラリスのピュアブリードの場合、<交渉>で攻撃するなら、≪絶対の恐怖≫等を組み合わせる必要があります。
 なお、≪抗いがたき言葉≫は、「命中すると」なので、ドッジの判定はここにあるように、必要です。

咲耶
:まぁ、仕方ないので次の行動に…
GM
:次はこっちだな。しかし、ペナルティ7個って非人道的過ぎる。
:シーン中だけど、これって累積すんの?
GM
:しない。
咲耶
:書いてなければ累積しないです。
:じゃ、もう何もすることない…本気ですることがない。
GM
:≪魔獣の衝撃≫+≪魔獣の本能≫を組み合わせて攻撃しよう、イラっと来たので命が対象。(ころころ26)
夜見
:≪暗黒螺旋≫を宣言しつつ、カバーリング。
GM
:カバーリング了解。(ころころ)11点、装甲値は有効。
夜見
:それはガード値でとまるよー。装甲値でも止まる。そしてダメージは25点。
GM
:でも、瀕死だけど生きてる!
咲耶
:では、行動値0で動きます。
GM
:了解。
咲耶
:≪コンセントレイト≫+≪無形の影≫で攻撃します。
GM
:うい。
咲耶
:(ころころ)43。
GM
:ドッジしたいけどダイスが0個だ…リアクション放棄します。
咲耶
:ダメージは43。
GM
:それは死んだ。二回くらい死んだ。
夜見
:では、そこにいる人たちを助けましょー。
GM
:少し奥に進むと、拘束された井野と研究員が見つかります。
夜見
:縄や器具を破壊です。
GM
:「おお、ありがとう! 助かったよ!」と井野が言います。研究員たちも口々に感謝の言葉を。
:脱出の当てがないのに、感謝されても困る?
GM
:「わしらを舐めてもらっては困る!」「この研究所は私たちの庭だ!」「FH如きに遅れは取らんぞ!」
咲耶
:なんて好戦的なんだ。
ラスダンを平然と帰還していく、NPCのようだ。なら捕まるなよと言いたい。
GM
:「そ、それは不意を衝かれてだな…」ということで、以後この施設内での<知識>判定に、ダイス+3個のボーナスが付きます。
夜見
:おー。
咲耶
:何でもいいので、拳銃とかおいてませんかね。
GM
:何に使うんですか?
咲耶
:命の武器に…
:おいてませんかね?
GM
:なるほど…そのアイテムの購入判定に成功すれば見つかることにします。
咲耶
:技能:交渉でダメージの出る武器って…
夜見
口喧嘩あたりで…
GM
:そんなものはございません。
夜見
:あ、ブルーゲイルの購入判定してもいい?
GM
:購入判定の対象は、ルール上可能なものなら何でもいいです。
夜見
:では、ブルーゲイルの購入判定。(ころころ)追加11は伊達じゃない。成功。
GM
:エフェクトなしで20成功させるってのがマジキチ過ぎる。
:うーん…ボルトアクションライフルを狙いたい私が居るが、出ないかな…解毒剤うっぱらえませんかっ!?
GM
:できるわけねーだろ。
:よし、諦めよう。技能がないのだから、通常の武器じゃなくても変わらん。とりあえずボルトアクションライフルで振るだけ振るか。(ころころ)回った。22。
GM
:何なの?研究員が、倉庫からボルトアクションライフルを引っ張り出してきた。
咲耶
:あ、GM、井野にロイスとって良いですか?
GM
:どうぞ。
:あ、井野のロイス忘れてた。そしてファルコンブレードも忘れてた。
夜見
:は、シナリオロイス取ってないや。
咲耶
:誠意/食傷でP表。
:同じく誠意食傷でP。
夜見
:○連帯感 / 距離感をファルコンブレードに。
:ロイス埋めでファルコンブレードに誠意距離感のNで。
咲耶
:ジャーム化の予感がひしひしと。
:ジャーム化よりも先に詰んだ。
咲耶
:故に、私がジャーム化する予感が…特に無ければGM、進めてください。
GM
:はいはい。「僕はこの人たちを守りながら、脱出するつもりだ。そっちは頼むぞ!」と井野が言って、シーン切ります。次、何処にいきますか?
咲耶
:管制室へ。
夜見
:いきましょー。

.7:ミドルフェイズ5-管制室の掌握。

 ──ここが管制室らしい。警備の影は見えないが、重々しい扉が立ち塞がっている。

GM
:シーンプレイヤーは夜見。他のPCは任意に登場してください。
咲耶
:例によって様子見。
夜見
:登場。(ころころ)75%。
GM
:さて、扉があるんですね、扉。本当はこれ、開けるの結構大変なんですけど、驚くべきことに、先ほど手に入れたカードキーが使えます。
咲耶
:ばんざい。
夜見
:扉は蹴破る物との先代からの掟ですが、素直にカードキーです。
GM
:そのカードキーがあれば、扉はいとも容易く開き、あなた方を中に招き入れます。さて、中は精密機械がびーっしり並んでいます。簡単に言うと、機械を操作してクライマックスを有利にする為のシーンです。一人一回ずつ、次のいずれかの判定を行なえます。
  • 実験炉の防護壁を無効化する。:難易度8の<知識:機械工学><情報:UGN>判定。成功すると、実験炉の装甲値が 0となる。(初期値は10)
  • 実験炉の防衛システムを無効化する。:難易度8の<知識:機械工学><情報:UGN>判定。成功すると、実験炉に設定されている≪攻性防壁≫(レベルは4)が解除される。
  • “ナパームビート”が仕掛けた実験炉のプロテクトを解除する。:難易度12の<知識:機械工学>判定。実験炉に設定されているDロイス:工作員の効果(難易度は30)が解除される。(但し、停止させるには、エンゲージした上での別途の判定が必要。)
GM
:以上三つ。シーンを切り替えて再挑戦することはできます。
:とりあえず、登場しておく。(ころころ)68%。
咲耶
:攻性防壁ってどんなんですか?
GM
:GMが設定した条件を満たした時に、(LV)D10のダメージを与えるエフェクトです。
咲耶
:なら、2と3は解除したいですね。
:1か2はできるかな。とりあえず、2を先に振らせて貰います!(ころころ)回って、15。成功。
咲耶
:グラ賽説。
GM
:≪攻性防壁≫は解除されました。
:後は任せた。
夜見
:どうしましょー?
咲耶
:通せるなら3を。
夜見
:こっちで3つ目のプロテクト解除を行きましょうかねぇ。(ころころ)2回回って、25。
咲耶
グラ賽説。
GM
:マジキチ。
咲耶
:1も解除したほうがいいのかなあ?
夜見
:HPがいくつあるかわかりませんけど、10はちょっと大きいかなぁ。
咲耶
:じゃあ駄目元で登場。(ころころとした出目は2)よしよし。では、コネ:UGN幹部でダイス+2します。(ころころ)1回回って15。
GM
通ってしまった。
夜見
:今日は、目の平均が7ぐらいありそうだ。
GM
:1D6の期待値は4.5だ、が持論の僕としても、これは驚く。(1D6の期待値は3.5)と、いうことで、できることは出尽くしました。特に何もなければシーン切ります
咲耶
:はい。
夜見
:ほい。
:へい。
GM
:次はクライマッククス。の、前にマスターシーンを入れておくか。

.8:マスターシーン-その頃の隼人さん。

 一報その頃──

GM
:隼人は、侵蝕率180%くらいになったので、≪一閃≫+≪かまいたち≫+≪獅子奮迅≫とか撃ちながら帰っていく。

「後は任せるぜ、夜見…!」

夜見
:なんか任されましたけれど、攻撃手段はなきに等しい幼女に任せるなよ!
:11歳に後片付けを任せるとかすごい選択肢だ。
咲耶
:シナリオロイス!シナリオロイス!

 GMも心の中で思ったであろう事をあえて言おう。
 なんでPC1に、まともな攻撃手段がねぇんだよ!

.9:クライマックスフェイズ。

GM
:クライマックス行くよー。クライマックスフェイズ。シーンプレイヤーはPC1。全員自動登場とします。
夜見
:登場。(ころころ)よし、80%。
:登場。(ころころ)70%。
咲耶
:登場。(ころころ)うわーだめだー!87%。
夜見
:富めるものはますます富む。
咲耶
ええい、もう、ジャーム化覚悟完了です。

 ──数多のケーブルと機械装置が群れを成すその一体の最奥、そこに実験炉はあった。その前には一人の男──“ナパームビート”であろう、白衣の姿があった。
「ほう、やっと来たのか。で、要求したモノは持って来たのかね? ン?」

無視。
咲耶
同じく。
夜見
:皆ひどいよ。ここはPC1として、「そもそも要求した物もよくわからないのだけどね」と言っておこう。
GM
:ありがとう進められる。「では、何故ここに来たのかね?私は君たちに用はないぞ?ン?」
咲耶
:PC1の見せ場です。
:がんばれ。
夜見
:「何も渡せないけど、ここを爆破されちゃ困るの。だから、その爆弾を壊しに来たのよ」
GM
:「ほほう。邪魔立てするのなら仕方がない。その実験炉ではないが、私の殺人兵器の実験台となって貰おう」彼がそう言うと、その足元の影がざわめき始める。鋭い破壊衝動を帯びた、強力なワーディングが展開される。
夜見
:「殺人兵器?」
GM
:「そう、この私のことだ!」さあ衝動判定だ。難易度は7。
咲耶
:フルボーグだったらやだなあ。(ころころ)耐えた。
夜見
:どれ。(ころころ)耐えた。
:(ころころ)セーフ。
GM
:侵蝕率を上げておいてください。で、物陰からぞろぞろとエージェントが出て来ますよ。
咲耶
:(ころころ)91%。
:(ころころ)83%。あと、夜見にロイスとっとくか。
夜見
:(ころころ)ぎゃー!99%に!
GM
:では戦闘を開始しよう。エネミーは“ナパームビート”が1体、その配下のエージェントが 2体だ!
咲耶
ぞろぞろなのに2体。
GM
:トループだからね。PCとエネミーはそれぞれ一塊で1エンゲージ、彼我の距離は10メートル。更にその5メートル奥に実験炉があるものとします。
 さて、実験炉の爆発とその防止についての説明をしよう。実験炉はそれ自体が1つのキャラクター──オーヴァードで、行動値は0、侵蝕率は0とします。ガードを含むリアクションは行なわず、またあらゆる効果によっても移動とHPの回復はせず、バッドステータスを受けることもないものとします。
夜見
:なにそれこわい。
GM
:原則として、毎ラウンド、マイナーアクションで6D10のジェネシフトを行い、メジャーアクションは放棄します。
 ジェネシフトによって侵蝕率が100%以上となった場合、即座にジャーム化し、Eロイス:破壊神顕現を取得し、直後のメジャーアクションでその効果を使用します。これが使用されることが、実験炉の暴走と爆発を意味し、その時点でシナリオは失敗となり、ラウンド進行は中断、即座にエンディングフェイズに移行します。
 実験炉のHPは50で、これが0になると破壊され(キャラクターとしては死亡する)、以後爆発(Eロイスの効果を使用)することはありません。また、実験炉にエンゲージした上で難易度14の<知識:機械工学>、<知識:レネゲイド>判定を行い、成功すれば、これも爆発を阻止することができます。以上です。
夜見
:最短3ラウンドの終わり。平均的に言えば5ラウンドの終わりぐらいにエンドと。
GM
:6D10で、二回で100以上になれば、2ラウンド目の最後ですね。
夜見
:ジェネシフトはマイナーでしたっけ?
GM
:です。
夜見
:つまり2Rの最後〜4Rの最後あたりと。エンゲージからの脱出って、メジャーアクションで戦闘移動でしたっけ?
GM
:敵対する相手を含むエンゲージからの離脱は、メジャーアクションで離脱を宣言した上での、戦闘移動相当の距離に離脱ですね。然るべきエフェクトなどがあればその限りではありませんが。
咲耶
:封鎖され(て)なければ、迂回って可能ですよね?
GM
:ですよ。今回は封鎖されていません。
夜見
:実験炉に実験炉以外の敵がいたとしても、爆発阻止判定には問題はありませんよね?
GM
:ありません。
夜見
:誰が実験炉を止めに行きましょうかねー?
:距離にもよるんじゃ?
GM
:PCからは15メートルの距離があります。
咲耶
:私自身は、ナパームビートを殴りに行くべきかと思ってますけど。他の二人の攻撃力の低さは如何ともし難く。
夜見
:財産点使うならば14は抜けると思います。

 <知識>の判定に財産ポイントが使えるかというのは、微妙なところです。財産ポイントは、「情報収集判定について」利用できるものであるからです。
 ここではGMが「メジャーアクションを消費させるのが目的」と言っていましたので、利用可能という事になっていますが、財産ポイントが利用可能かどうかは、都度、GMの裁定を受けるべきでしょう。

:妨害かけてから、ロイス使って射撃連打かなぁ。
夜見
:ではそんな流れで。
:2ラウンドで終了した場合はどうしようもない。
GM
:方針決まった?
:そもそも移動でとど、くのか?
咲耶
:私ならマイナーで16m移動できるんですけどね…
夜見
:戦闘移動をすれば、まぁ問題ないでしょ。
咲耶
:では戦闘開始で!
GM
:オーケー。行動値を確認しよう。エネミー側は、いずれも行動値7だ。
夜見
:7。
咲耶
:行動値11、セットアップですることは無いです。
GM
:今回はPCが予想以上に早い。
:≪アクセル≫自分に予定。
GM
:では、セットアッププロセスー。
:上述の(≪アクセル≫)。自動成功。(ころころ)86%。
GM
:こちらは、トループがそれぞれ≪ミラーイメージ≫を使用する。ラウンド中のドッジのクリティカル値を−1だ。続いてナパームビートのセットアップ。「とくと見よ! これが君たちを殺人する兵器というものだ!」彼が白衣を脱ぎ捨てると、部分的に機械化されたその身体が顕わになる──≪機械化手術≫を使用してHPに+100のボーナスを得る。セットアップ終わり。
咲耶
:加速装置があるかと思ってました。
夜見
:では何もなしで。
GM
:イニシアチブプロセスなんだが、予想以上に行動値が高いので割り込んでおこう。このイニシアチブプロセスでナパームビートは≪鼓舞の雷≫を使用、割り込みでメインプロセスを行なう。彼が手を翳すと、その上にゲル状の物質が精製されていく。
咲耶
:RCタイプかしら。
GM
:ビンゴ。マイナーで≪原初の青:猛毒の雫≫、メジャーで≪原初の赤:エクスプロージョン≫+≪原初の白:トラップスライム≫による攻撃を行なう、対象はPC全員。さらに、その判定に≪原初の紫:援護の風≫を使用して、ダイスを+7個する。命中するとバッドステータスの硬直、更にダメージが入ればランク6の邪毒をプレゼントだ。
:硬直はめんどいが、諦めるか。
咲耶
: 喰らうと厳しいなあ。
GM
:≪時の棺≫とか使うかい?
夜見
:侵蝕率的に、まだ使えません。
GM
:なるほど。では、(ころころ)達成値27。
:リアクション放棄で。
咲耶
:こっちも無理だなあ。ガードを宣言します。
夜見
:ガードで≪グラビティガード≫。
:ガードするならカバー入ったほうが、硬直は食らわずに済みますよ?
咲耶
:カバーすると行動済みになるんですよ。エフェクトを使ってのカバーじゃないから。
夜見
:爆弾とめに行かないとねぇ…しかし、接近戦タイプだと思っていたのに…
GM
:カバーリングないなら、ダメージロールするよー。
:つかあれだな、するなら、私がカバーか。
GM
:するん?
:欲しい人?
咲耶
:可能なら欲しい。
:じゃ、咲耶さんに。
GM
:OK。(ころころ)25点、装甲値は有効。
夜見
:止めるの確定だけど、一応。(ころころ)34点軽減。
:25点×2通し?
GM
:装甲値もガード値もないなら、25の倍撃で50。
:あぁ、1点あったな装甲値。引いて二倍か。48点くらいます死にます。りざれくとー。
GM
:侵蝕率上げるの忘れるなよー。
:(ころころ)93%。
咲耶
:あああああああ!なんで夜見はブルーゲイルを使わなかったのだろう。アレ、マイナーでしたっけ?
GM
:セットアップでござる。
夜見
:≪リザレクト≫できる事に目がくらんで。

 ブルーゲイルは行動値を上げるアイテムですが、侵蝕率が上昇します。夜見の侵蝕率は99%だったため、≪リザレクト≫できる方が有利という判断でしょう。
 まぁ、≪グラビティガード≫しているので、あまり意味はないっちゃないのですが。

GM
:ともあれ、こっちの行動は終わりだ。行動値11からどうぞー。ああ、命さんは邪毒ランク6ね。
:死んでも直らないのか。

 バッドステータスは、基本、戦闘中の継続で、時間の経過、またはエフェクト、アイテムによってのみ回復可能とあるため、≪リザレクト≫で戻ってきても回復しないという運用で問題ないと思われます。
 っていうか、≪リザレクト≫は死んでないんで…
 なお、GMはここで、命にダメージを与えているのですが、ウロボロスとエフェクト≪背徳の理≫を宣言し忘れています。(オーヴァードにダメージを与えた後にのみ宣言できる、ダイスボーナスを得るエフェクト)

咲耶
:では、マイナーでナパームビートにエンゲージ。≪コンセントレイト≫+≪原初の赤≫+≪無形の影≫+≪ヴァリアブルウェポン≫+≪混色の氾濫≫で範囲に攻撃します。
GM
:どうぞ。
咲耶
:(ころころ)21。
GM
:結構避けられそうだ。トループを便宜上A、Bとして、まずはそれらから。(ころころ)27と21。
:なんてひどい。
夜見
:あわわ。
GM
:あと、ナパームビートは≪浄玻璃の鏡≫+≪原初の緑:血霧の盾≫を組み合わせてドッジを試みる。(ころころ)23。
咲耶
:23?なら、こっちは21なんで、ナパームビートのロイスをタイタスにして昇華、達成値+1D10します。
GM
:うい。
咲耶
:(ころころとした出目が1)げー。トループBのみに…
夜見
:これはこれは…
咲耶
:ダメージは45。
GM
:そりゃどうしようもない、斃れた。次は行動値8かな?
咲耶
:行動済みに。
:カバーしました。
GM
:では7で同値だから、PC側から。
夜見
:では、マイナーで硬直を解除してメジャーで迂回して爆弾のエンゲージに入るよー。
:15m?いけるか?
咲耶
:ギリギリですね。
夜見
:全力移動は26あるので余裕。
GM
:了解。次はこっちか。残ったBは≪魔獣の衝撃≫+≪魔獣の本能≫を組み合わせて咲耶を攻撃。(ころころ)19。
咲耶
:ドッジできます?
GM
:うい。
咲耶
:しかし肉体3では…ガードで。
GM
:(ころころ)12点。装甲値もガード値も有効。
咲耶
:ガードで3点、装甲で8点止めて1点貰います。
GM
:特に付録はありません。行動終わりでクリンナップか。特になし。
咲耶
:無いです。
夜見
:ないですねー。
GM
:命は、邪毒で18点貰っておきなさい。
:死んだ。りざれくとおおおお!
GM
:第二ラウンドー、セットアップ。
咲耶
:あ、≪鼓舞の雷≫は行動済みにならないんですけど、1回浮きました。ひゃっほー。
GM
*おおっと*
:ひゃっほー。
夜見
: わーいわーい。
GM
まあよい…

 実は、≪鼓舞の雷≫というブラックドッグのエフェクトは、イニシアチブプロセスで、対象にメインプロセスを行わせるエフェクトで、対象は行動済みにならないため、ナパームビートの行動は可能だったのですが、GMがうっかり忘れていました。
 ここで行動しても、特にひんしゅくは買わなかったと思いますが、GMはラウンドを進めたので、現状保持原則に則ってスルーしました。

GM
:セットアップ。ナパームビートは≪装甲強化≫を使用、ラウンド間装甲値+10。
咲耶
:108%。セットアップはないです。
夜見
:102%。面白アクションが無いならないです。
GM
:トループはやはり≪ミラーイメージ≫を使用しておく。命さん≪アクセル≫使う?
:96%だから、使わない。
GM
:ではイニシアチブ。行動値11からどうぞ。
咲耶
:すべてーを捨ててー(デビルマン)、≪コンセントレイト≫+≪原初の赤≫+≪無形の影≫+≪ヴァリアブルウェポン≫+≪原初の黒≫+≪混色の氾濫≫で攻撃。これで、侵蝕率は133%。
GM
:うい。
夜見
:たくさん付いている。
GM
:リアクションのクリティカル値上がるのが痛いな。
咲耶
:精神7のボーナス3個の、≪完全なる世界≫で3個。(ころころ)13個振って、22。これはひどい…
GM
:トループは取り敢えずドッジしてみよう。(ころころ)25。
夜見
:これは…
GM
:ナパームビートも≪原初の紫:援護の風≫併用でドッジしておくか。≪浄玻璃の鏡≫+≪原初の緑:血霧の盾≫は当然に使用して(ころころ)27。さっきから、絶妙に勝っている。
咲耶
:勝率6割、完全勝率4割。熱血漢のロイスをタイタスにして昇華、1D10します。
GM
:うい。
咲耶
:(ころころとした出目が3)これ、さらに追加って出来ましたっけ?
GM
:ちょいルールを読もう。できる模様。
咲耶
:では、さらに名称未設定の仲間のロイスをタイタスに。(ころころ)合計31。
GM
:それは命中か。
咲耶
:(ころころ)ダメージは62。装甲有効、ガード−20。
GM
:トループは消し飛んだ。ナパームビートは胴体がえぐれたくらい。「ほほう、中々やるな。しかしこれくらいではまだ、私は破壊できんぞ!」
咲耶
:侵蝕率が…ロイスが…こう、演出としては、段々、私自身が影に取り込まれて行ってることに。
GM
その演出は、ジャーム化したら次期ボスだな。
咲耶
:それも一興。
GM
:次、行動値7の人。
夜見
:では、あたしがさっくり起爆を止めちゃいますかねー。マイナーは放棄でメジャーでいじいじする感じかな?(ころころ)ここに財産ポイント5点使って14点で通し。霧谷さんに電話して、指示をもらいながら解除した風にしよう。
GM
:霧谷さんは何でも知ってるな。
夜見
:「はい、解除完了っと」といいつつエンター。
:なんて小生意気な11歳。
GM
:ナパームビートの行動。このラウンドはミスらないぞー。マイナーで≪原初の青:猛毒の雫≫、メジャーで≪原初の赤:エクスプロージョン≫+≪原初の白:トラップスライム≫、更にこの判定に≪原初の黒:拡散する世界≫を使用し、対象をシーン(選択)に変更する。さっきと同じ攻撃の対象拡大版だ。
夜見
:これは≪時の棺≫。
GM
:そりゃ止められないな、通そう。次、行動値4。
:とりあえず、いらっときたので、≪ランナウト≫。(エフェクトのレベルを1つ上げるエフェクト)
GM
:何に使うん?
:えーと、≪抗いがたき言葉≫に。≪コンセントレイト≫+≪抗いがたき言葉≫+≪錯覚の香り≫を、ナパームビートに。
GM
:はいはい。

 ≪ランナウト≫で、≪抗いがたき言葉≫のエフェクトレベルを上昇させ、そのダイスペナルティをシーン中継続させることができるかどうかは、GMが決定してください。
 同様にエフェクトレベルを上げる事のできる≪オーバード−ズ≫は、FAQで、「エフェクトの効果が及ぶのはそのメインプロセスの終了までです」と回答されています。
 ここでは今回のセッションでは攻撃できるキャラクターが少ない等の理由からGMも認めていますが、状況によっては認められないと思われます。

:(ころころ)43。
GM
:リアクション、≪浄玻璃の鏡≫+≪原初の緑:血霧の盾≫を組み合わせてドッジを試みる。(ころころ)28。ここから更に≪原初の虚:創造主の業≫を使用して達成値を伸ばす!(ころころ)達成値49。
なにぃ、そんな増えんの?ロイスきる。
GM
:120%エフェクトだからな。
夜見
:なかなかに強い。
:さようならファルコンブレード。(ころころとした出目が10)53。
GM
:何だその出目。
咲耶
:私が、登場判定以外で欲しかった出目です。
GM
:ここで切れるカードはないな、通しだ。
:じゃ、このシーン、ダイス10ペナでヨロシク。
GM
非人道的過ぎるわ!
夜見
:わぁ。
GM
:ともあれ、クリンナップ邪毒をあげよう。
:しんだー、ロイス、井野さんをきる。
夜見
:エンドレス邪毒。
GM
:世の中邪毒である。
咲耶
:何で解毒剤使わないんだろう。
GM
:メジャーじゃねーっけ?
咲耶
:なのですか?
:うん。ナパームビートが気に入らなかったから。

 ちなみにGMは、ナパームビートに≪原初の黄:フェニックスの翼≫を持たせていたのに、ここでもうっかり使い忘れています。ダメージ受けたのに。

GM
:第三ラウンドー。セットアップ。
咲耶
:133%。セットアップ無しです。
夜見
:112%、なし!
:107%。≪アクセル≫自分に。
GM
:こっちは前と同じく≪装甲強化≫。行動値11からどうぞ。
咲耶
:んー。≪コンセントレイト≫+≪原初の赤≫+≪無形の影≫+≪ヴァリアブルウェポン≫+≪原初の黒≫で攻撃。
GM
:はいはい。
咲耶
:(ころころと14個振って)
(dice_bot)
: Judge(dice=14, critical= 7, fixed=-4) by Sakuya133
(dice_bot)
: 6, 4, 1, 5, 6, 1, 9, 4, 7, 3, 2, 10, 8, 2 => critical!! ( 4)
(dice_bot)
: 2, 3, 2, 1 => max: 3+ 10- 4 = 9
咲耶
:出目が腐りすぎてるなあ…
GM
:これは恐ろしい。
夜見
:むー…
:大丈夫、10ペナで、回避できないし。
GM
:駄目だな、リアクション放棄だ。
咲耶
:ダメージ出します。(ころころ)46点。ガードは−20。侵蝕率は156%。
GM
:装甲値で10引いて、累積88点。次は8の人だな。
:次、私なら、解毒剤食べます。
GM
:結局、使われないライフル。次は行動値7。
夜見
:うーん…敵の切り札が何枚あるかにもよりますが、とりあえずジェネシフトからの≪黒星粉砕≫に入りますかねぇ。マイナーでジェネシフトを3D10、メジャーで≪黒星粉砕≫を行いますよ。
GM
:はいはい。
咲耶
:2D10くらいでも…
夜見
:(ころころ)侵蝕率は128%。
GM
:2Dで微妙に足りなくなることをちょっと期待していた。
夜見
:≪黒星粉砕≫。(ころころ)70点。
GM
:それには≪虚無への回帰≫を使用してダメージキャンセルだ。
夜見
:侵蝕率は…(ころころ)
GM
:4Dじゃないの?
咲耶
:上昇値は4D10です。
GM
:2D振り足すがいい。
夜見
:(ころころ)一気に159%。
咲耶
:クライマックス過ぎる侵蝕率。
:いる?≪帰還の声≫。
咲耶
:流石に、ここから4D10は無謀すぎる。
GM
:次はこっちだ。先ずはオートアクションで≪万象の虹≫を使用する。咲耶が使った≪コンセントレイト:ウロボロス≫を1レベルで取得する。

 実は、今回の敵役のナパームビートは、GMが縛りをつけて作成しているため、≪コンセントレイト≫をこの瞬間まで持っていませんでした。(≪万象の虹≫は、シーン内で使われたエフェクトをコピーする、ウロボロスのエフェクト)
 今回の敵役、ナパームビートは、実はサプリメント「インフィニティコード」で追加されたエフェクトのみで構成するという、なかなか面白い試みのエネミーとなっているのです。

GM
:で、マイナーで≪原初の青:猛毒の雫≫、メジャーで≪原初の赤:エクスプロージョン≫+≪原初の白:トラップスライム≫+≪原初の紫:援護の風≫+≪コンセントレイト:ウロボロス≫。対象は、夜見。
夜見
:うお、こっちですかー。
GM
:≪時の棺≫持ちが一番怖い。
夜見
:ガードの≪グラヴィティガード≫。
GM
:(ころころころころ)ダメージは低いな、30。
夜見
:(ころころ)43点止め。
GM
:うーん、駄目だな、行動終わり。
夜見
:≪暗黒螺旋≫が打てないのが悲しい。
GM
:クリンナップ。忘れずにクリンナッププロセスで≪原初の黄:フェニックスの翼≫を使用して、HPを20点回復する。

 前のラウンドで忘れていたので…
 あと、≪背徳の理≫はダメージが通せていないので宣言出来ません。戦略としては、夜見ではなく、咲耶にダメージを与えて、≪背徳の理≫をいれるという選択肢もありました。(GMは戦術をミスったと嘆いておりました)

GM
:第四ラウンドー。
咲耶
:156%か…うーん…
:109%。≪アクセル≫。自分に。
夜見
:162%。特になし。
GM
:セットアップ。≪装甲強化≫を使用。行動値11からどうぞ。
咲耶
:ううううううううううううううううん…
夜見
:とりあえず、あれですよ、≪黒星粉砕≫使ってみません?
咲耶
:では待機で。
:じゃあ、霧谷、さくや、よみのロイスを切って、攻撃するか。
夜見
:まずは、≪帰還の声≫をくれなさい。
:≪帰還の声≫は、オートアクションだから、いつでもOKさ。
GM
:メジャーじゃねーの?
咲耶
:因みに、私の持ってるルルブでもメジャーになってますが、エラッタで修正されてますね。なので、修正されてオートに。
GM
:OKOK。
:私の再版でオートに。
咲耶
:ルールブックに関しては、初版を買っても、何一つ良い事無いですね…
GM
:早く遊べる。
咲耶
:まあ、再販されるとも限らないのが、TRPG業界ですけど。
GM
:再販時に修正されるとも限らんしなー。
:というわけで、マイナーでボルトアクションライフルーつかって、ダイス34個、クリティカル10。(ころころ)みろ、これが素人の射撃だ。29。
GM
:ドッジはダイス振れないんだよなあ、リアクション放棄。
:(ころころ)ダメージは15。
夜見
:びみょう!
GM
:5点しか通らんわ。エフェクトがなくても5点も通ったと言うべきか。
:そして、≪帰還の声≫。
夜見
:では、マイナーでエンゲージ内に移動。メジャーで≪黒星粉砕≫を使いますよー。
GM
:先に言おう。残り46点だ。
:これで死ななかったら爆笑ものですね。
夜見
:ダメージ。(ころころ)59。危ない。
GM
:駄目、復活系もダメージキャンセルも残ってない。
:ライフルは一応意味があったと思っておこう。
GM
:ナパームビートは「馬鹿な! この私が破壊されるだと! ぬおおおおお」と言いながら演出で自爆します。戦闘終了でやんす。

.10:バックトラック。

GM
:さて、バックトラックですが、今回は特に実際のEロイスはないので、直接バックトラックを行なってください。

 厳密には、実験炉がEロイスを持っていましたが(正確には、取得する予定)、実際にPCに何かしらの影響を与えた訳ではないので、適用されていません。
 これは、適用しない方が無難でしょう。

:117%から、残りロイス1個。
咲耶
:156%。あ、命にロイス取ります。
GM
:はいはい。
:117%。倍振り。(ころころ)12。追加振り。(ころころ)7。98%で帰還。
夜見
:182%から、ええと、6つを倍振りですねー。(ころころ)57減って、追加振り(ころころ)出目がいい。44。81%で帰還。
咲耶
:156%から、ロイス3つ。倍で先ず振ります。(ころころ)35。ここから振り足します。(ころころ)15。無理でした。
GM
:一人、帰らぬ人が。
咲耶
:結果、106%。まぁダイスゲームなので仕方ないです。
GM
:エンディング、何か希望あるひとー?
夜見
:特には。
咲耶
:演出していいなら…
GM
:どうぞどうぞ。

.11:エンディングフェイズ。

咲耶
:では、アームブレードで自分の首を切り落とそうとします。が、その前に全身が影に取り込まれて、最後はとぷんと影の中に消える感じで。
夜見
:取り込まれた。
咲耶
:後はご自由に。
GM
:後にはアームブレードが一本…では、隼人から夜見に通信が入る。「おう、片付いたみたいだな」
夜見
:「…うん。こっちはなんとかね。でも、咲耶さんが…」
咲耶
:あ、影も段々染みが薄れるみたいに消えていきます。何処かでボスになってもらおう。
GM
:「あー…迎え寄越すから、待ってろ」と言って、通信が切れる。
夜見
:切られてしまった。
:なんてお兄さんチックな。
GM
:そんな感じでシーン終了。

.12:アフタープレイ。

GM
:お疲れ様でした。
夜見
:おつさまでした。
:おつかれさまでしたー。
咲耶
:お疲れ様です。戦闘のダイスが酷すぎたなあ。
夜見
:戦闘のダイスがひどかったですねぇ。
咲耶
:まぁ、ウロボロスで遊べたのでよしとしよう。
GM
:ボスの行動をミスりまくった。想定通りやればあと二回は攻撃できたし、8回は戦闘不能に持っていけた気がする。
夜見
:とりあえず、あれだけガード値があれば、敵の攻撃は誤差だという事が分かった。
咲耶
:やっぱ、アタッカー一人は無謀だなー。
夜見
:命に攻撃力があったら、もうちょっと違ったかもねぇ。
GM
:ごめん、今回PCのデータ、殆どチェックしてなかった。
咲耶
:≪原初の黒≫で取るエフェクトは、良く考えんとあかんな。考えた末に、リアクションの難度上げるアレだったが。白切ってたし、白で螺旋撃にすればよかった。
GM
:しかし、敵組むのに、ウロボロスが便利過ぎるなー。気ィ抜くと、常にウロボロス混ぜになりそうなので自制しよう。
夜見
:FHでウロボロスが流行。
GM
:ウロボロス ピュアだと渋い 混ぜると安い。五・七・七だった。
夜見
:120%エフェクトを打てて楽しめてよかった。
:2回も撃った。私は、ピュアは駄目だな、いまいちしっくり来ない。フラッシュゲイズの人はしっくりきたけど。
夜見
:ガード不可対策(ロイス切りとか)と、ガード値をかなり高くもっていれば、120%エフェクト1発ぐらいはいける。ただし通常攻撃は無理。という事が分かった。
GM
:「≪黒星粉砕≫高レベル取得って愚かじゃねえ?」と思っていたらそんなことはなかった。寧ろ、極少数の有限回しか撃てないから、一回の威力を上げることは、侵蝕率効率的には正しいのか。
夜見
:13D10は脅威ですの。
GM
:経験点効率はどうかと思うが。
夜見
:まぁ、かなり遊びシナリオっぽかったしね。
:短めっぽかったしね。
GM
:普段はDXというと無理矢理にでも悲劇的なシナリオを考えるんだけど、今回は徹底的に軽くしてみた。SWやARAで「ちょっとあそこの洞窟に何か魔物が居るから始末して来いや」くらいのノリでできるように。どれ、今度は日常を主張する方針で何か考えるか。
夜見
:あと、キャラメイク時に複数人数でコンボ作ったりして、ペアリングの設定にするとかすれば、広がりそう。だが、キャラメイクに時間かかるし、むつかしいよなぁ。
GM
:「どんなキャラにするよ」「俺白兵」「俺漏れも」「じゃあ俺支援やるかな」「ならRCでシーン攻撃と、一応情報収集も考慮しておくか」くらいのノリで役割が決まれば、「どんな支援欲しい?」「ダイス増加よりクリティカル値低下かなー」「あ、できればHP回復キボンヌ」くらいのノリで話が進むんじゃないか?
夜見
:そうは問屋がおろさないんだ。割と好きに組む人、乗りで組む人、がっちり組む人、いろいろだし。
GM
:「あー、経験点足りないや。単体攻撃しかできないけどいい?」「じゃあこっちは範囲攻撃優先にしておくよ」くらいのノリで摺り合わせてくれると、GM嬉しい。
夜見
:ですよねー。
GM
:このゲーム、攻撃役は範囲(選択)攻撃できるのは標準だから、それを逸するなら調整が必要だと思うの。一人しか範囲攻撃できないデザイアとかいうリプレイもあるが。

 DX 3rdは、比較的簡単に範囲攻撃持ちのキャラクターがつくれるため、少なくともPC1でない攻撃主体のキャラクターは、範囲攻撃を持つべきかとは思いますが、GMと事前に相談した方がよいでしょう。
 欲をいえば、範囲攻撃持ちが二人いればベストです。(PC1は美しさ優先の法則で、なくてもいいかもしれませんというくらいで、あった方がいいでしょうが)

GM
:あと、支援や防御に徹するキャラが生きるのは、四人以上の時だ。攻撃主体が二人だと、標準的なシナリオの想定に対して、攻撃能力が削れ過ぎる。そして、今回の件から我々が得るべき教訓は、ダイスは意外に偏るということだ。
夜見
:DXは偏りが少ないゲームだと思っていたんだけどなぁ。
GM
:同感。エネミーは「技能をちょい高めにして達成値は稼ぎつつ、ダイス目部分の揺らぎを減らす」という試みをして、そっちは上手く行っていた。でも、ドッジはもうちょいブレた方が楽しいな。
夜見
:あと、防御力が攻撃力に対して少ないんだよなー。ロイスを切るような場面になるぐらいなら、半端なガード値を取る経験点は無駄だ。ガード値30なら、回復エフェクトが必要になる。まぁ、雑魚敵の攻撃でロイスを使うほどの状況はあれだけど。
GM
:40ダメージをガード値で30削って10、倍撃で20をHPダメージ軽減で消せば無傷。≪氷盾≫+≪炎陣≫+≪氷雪の守護≫+≪吹雪の守護≫だけありゃ、仕事できるとは思うが。
夜見
:サラマンダー強すぎ。
GM
:サラマンダーのド堅実っ振りは異常。

 もっとも、ガード主体のキャラは初期経験点だとあまり活躍はできないかもしれません。
 DX3rdは、どちらかと言うとキャンペーン向きのルール(ロイスなど)なので、キャンペーンでの成長を見越したつくりでは、ガードキャラも生きるかもしれませんね。
 そんなこんなで次回は、身から出た錆というか…予告通りにおボス様で、登場のセッションです。