はっきりいって、アレですよ。
あとがき書くの、何ヶ月ぶりでしょう。マジで。
はじめましてのかたは、はじめまして。いつも読んでくれている方には、いつもお世話になってます。
さて。
いかがでしたでしょうか、ショートファンタジー、『Fate or Fortune』
この物語は、ここまで読んでくださった方はご存じのように、コミコミねっとで行われた、第一回、コミコミストーリーに応募したものです。ま、結果は芳しくはなかったとは先にも触れているし、それでも僕がこのお話がお気に入りとは、すでに書いているし、しかも制作の秘話まで書いてしまったので、あとがきに書くことがありません。(秘話に関してはおはなしのつくりかたに掲載されています)
というのもひんしゅくなので、ちょびっと書きます。
僕はですねー、ファンタジーが好きなんですよ。本当は。
なんか、お話のラインナップを見る限り、こういう剣と魔法のライトファンタジーよりも、おバカノリノリ勢いで押し切れ型の方が、ラインナップにそろっているようにも思うんですがね。
実際、多いし、舞台もこういう世界観のものよりも、現代ものの方が多いんですが。
書けるものと書きたいものとは、また違うねって話。
ファンタジーは、僕が書くと長くなります。
もともと長編ばっかりを書いていたので、長いものを書くのは苦にならないのですが、短いものはむしろ苦です。特に、ショートショートなんか。
キャラクターがですね、動き出しちゃうと、もう僕の手では止められないのですよ。するとね、だんだん、長くなっちゃう。
ダメだなぁと思っていて、短い話も書けるようになりたいんですが、いかんせん、そうは思っていても、長いものを書いてしまう。なんかいい方法、ないのかしら。
studio Odysseyの、というか、僕のファンタジーシリーズといえば、知ってる人には言わずとしれた、『Wof』シリーズですが、この『Fate or Fortune』は、略してもForF。つまり、『Wof』シリーズではありません。
もっとも、このお話をこれ以上に広げていこうとはおもっていないので、関係のない話っちゃ、それまでなんですけどね。
まぁ、それでもFortuneという繋がりはあったりもしますけれども。
お話的には、Fateは、この後に続く話なんかも、ちろっと考えてはいます。なんでって?それはもぅ、捕らぬ狸の何とやらですよ。ストーリーとしてね、もしもみんなに気に入ってもらえちゃったりなんかしちゃったりしたら、続き…いや、それこそまさに、捕らぬ狸のなんとやらなんですが。
物語の中での翡翠色の髪の少女。
彼女には、ある『宿命』が待っているのです。
それは『継承者』として生きる、彼女の宿命。
そしてジェイルにもまた、『背負いしもの』があります。
そして彼には、『剣』
ふたりが旅を続けて、そしてさまざまな人に出会い、やがては『サダメ』の場所へ。
その場所で、待ち受けるものは──?
そんなストーリーが、この先には、あったりします。
書くつもりはないんですけど。
あおるだけあおって、ナシ。
ちらりとどっかで書きましたけれど、「この物語は、あるストーリーのクライマックスだけを抜き出した」ってなっているのですが、このお話のプロット的な部分は、実は、大学の1年生くらいの時から暖めているストーリーのオープニング的な部分に、ちっょと重なっています。
もしかしたら、その話は、いつかお目見えすることもあるかもしれないですけれど、いつかは、知りません。
期待しないで、待っててください。
正直な話、不完全燃焼な部分も、なきにしもあらずです。
でも、今の僕の力では、がんばった方でしょう。4000字という短い字数の中で、書きたいものは書けた。ちょっと展開、ダッシュだけれど、テーマもしっかりと書けた。
偉い、僕。
これら全ては、僕の実力…って書くと、ひんしゅくな気がするので、やめて、最後はでは、スペシャルサンクスで。
studio Odysseyスタッフ、李、いまむら風、室長、A、他のみんな、7月6日に僕の書いた泣き言メール、ご心配をおかけましました。でも、そのメールを送った20時間後には、この完成稿がみんなに回っていたのだから、そう言う意味でも、ごめんなさい。
泣き言を言うのは、自分の中での考えをまとめるためでもあるのです。
今後も、泣き言書きます。でも、真摯になって答えてねっ。
コミコミストーリーにて、投票、感想をくれた方、ありがとうございます。正直な話、嬉しいです。問題の(笑)少女の登場シーンなんかは、今後の課題ですね。精進します。でも、すっげぇ、嬉しかったです。今後も、常軌を逸し…でなくて、ちょっとその辺のとは違うヤツを、がしがしと書き続けていきたいと思います。きっと、いつかそれは僕のスタンスになるのでしょう。堅物にはならないよう、注意しますけれど。
暴走始めたら、また、お声をください。
コミコミねっとのスタッフのみなさん、そして『FENCER -剣士- 』のCGをお描きになったKETAOさん。
なんか、すゲー失礼なことを今回書いたような気もしますが、このコンテスト、楽しかったです。すくなくとも、1つは確実に、レベルアップできた気がします。
特にKETAOさん。コミストのあとがきでは、「絵と勝負したかった」なんて挑戦的な事を書きましたが、あの時はきっと、脳汁がでまくっていたんだと思います。3時間半、ノンストップで書いた後でしたから。
実際、KETAOさんの絵はすごく好きです。僕の考えるファンタジーの世界観が、KETAOさんのそれと一致するかはわかりませんけれど、僕は僕のイメージするファンタジーに世界に、KETAOさんのキャラクターは、すばらしくマッチしました。
それからそれから、同じテーマに応募した、コミスト、第一回に参加した参加者のみなさん。
おつかれさまでした。次は、負けませんよ。
ってワケで、多くのみんなにありがとうといいつつ、次回の作品のあとがきでまた、お会いしましょう。
では。
Fata or Fortune : 2001/8/30 End
おまけ - コミストの投票時コメント
コミストでは投票時にコメントを書き込むことが出来ました。
そのコメントでいただいた、感想のようなものです。
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少女の登場シーンがいまいちでした。
でもストーリーが他の作品に比べ、常軌を逸しているところが気に入りました。
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「問題の(笑)少女の登場シーン」という話のコメントです。
いやぁ、これはページも足りなかったし、展開的にも辛かったし…
アニメ的な演出としてはもっと説得力があると思うんですけど、読み物でやるのはダメって事ですね。
常軌を逸しているというのは、僕にとっては誉め言葉。
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ファンタジーとして楽しめました。
KETAOさんのイラストともとてもfitしていると思います。
文体が気に入ったのですが特にセリフがいいです。
これから期待しています。がんばって下さい。
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台詞に関しては、結構他でも評価をいただいているようで、うれしい限りです。
出来る事なら、台詞で全部キャラクターを表現したいと思っているので。
KETAOさんのイラストはいいですよねー。僕のファンタジー感にもぴったりフィットです。
かっけーなー。
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『運命』とかがテーマなんでしょう。
そのテーマがうまく書かれていると思います。
「女」に勝手な名前を付けず、最後まで「女」だったところも良いです。
重めの話と、さわやかさを感じさせるエンディングが正統派ファンタジーって感じがして秀逸です。
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テーマ(らしきもの)は書けていたかな、と。
もっとも、4000字で語るにはちょっとテーマが大きすぎな気もしますけど。
女は名前を考えるのが面倒だったのもあるのですが、名前は付けないというスタンスで行っていたので、それが評価されてよかったなーと。
正統派と言われるとむずがゆいんですけど、和製ファンタジーがやっぱり好きなんで、和製ファンタジーテイストを前面に出しています。善し悪しですけどね。
評価された事に関しては、素直にうれしいです。ありがとうございます。