studio Odyssey



はじめに。

 SW 200xについて。

 遥か宇宙の果てか、遠い過去か、それとも未来か、それとも──次元を越えた異界にあるものか──
 その世界の名は、フォーセリア。

 神が実在し、モンスターが実在する世界。
 そして、剣と魔法の世界。
 賢者たちが、ソードワールドと呼ぶ世界。

 その世界の…約1500年後。

 この物語は、新王国歴200x年を舞台とした、物語である。


はじめに

 このコンテンツ、『SW 200x Online Replay』は、テーブルトークRPG、ソードワールドRPGを、現代に近い時代背景の上で遊ぶという企画のリプレイです。
 「現代に近い」というのは、今我々が実在する世界をベースに、そこに剣と魔法、そしてモンスターが実在するという状況を付け加えたものです。
 その「なぜ」に関しては、追加ルールの方で触れていきますが、ともかく、世界には電気があり、電車があり車があり、ピストルがあって核兵器があります。
 そして変えられない事実として魔法があり、神が実在し、フォーセリアの国々があります。
 人によっては、このような世界を構築して遊ぶことは、ナンセンスだとする人もいるでしょう。しかし、あえてこのような世界を遊んでみようと考えた私たちの企画意図は、「TRPGは世界の法則を決めるルールと、その世界の住人たるプレイヤーさえいれば、どんな世界でも遊ぶことができる」という根本のおもしろさを再追求しようという試みに、他なりません。


なぜ、ソードワールドRPGであるか

 さて、ここでこのような世界を構築して遊ぶのに、なぜソードワールドRPGを選択したかに触れておきましょう。

 このような世界を遊ぶのであれば、それなりのルールがすでにありますし、ガープス等の汎用TRPGルールを利用して構築すれば、もっとしっくりとくる世界を作る事ができるはずです。しかし、私たちがあえてソードワールドRPGを選択した理由は、ただひとつです。

 ソードワールドRPGが簡単だからです。

 多くのTRPGのルールの中でも、ソードワールドRPGは簡単な部類に入るでしょう。
 ルールが簡単であるというのは、「自分たちで作った世界を楽しむ」という観点から見たとき、頭を悩ませる事を少なくできます。さらにはソードワールドRPGの舞台、フォーセリアはすでに枯れた世界であり、実に安定しています。この世界をさらに1500年進める事は、一から世界を構築して歴史を作るよりも、ずっと簡単な作業であり、プレイヤー同士の共通認識も、素早く迅速に取ることができます。

 故に我々は、このフォーセリアという世界を、1500年ほど進めた、200xという世界を構築し、遊ぶ事としたのです。


さいごに。

 この世界は、ソードワールドPRGの舞台となるフォーセリアの、約1500年後です。
 世界は私たちが実在する、「現代」と、ほぼ同じです。

 このような遊び方をよしとしない方には、お楽しみいただけないかも知れません。

 ただ、このような遊び方もTRPGの遊び方のひとつであると思う方は、このテストプレイの中で、SW 200x用の世界を少しずつ構築し、必要であれば、独自のルールを追加していっているものを、『200xオリジナル追加ルールについて』に、逐次追加して言っています。
 試しにやってみようという方がいらっしゃいましたら、こちらをご覧ください。
 そしてこの世界を遊んでみての疑問点その他、ご意見ご感想、ツッコミ等がありましたら、メールBBSで、お気軽にご連絡ください。