studio Odyssey



Short Session 17

 2012.06.29/21:00〜

17:DX 3rd その11の3

.0:同一シナリオセッション。その3。

GM
:えーと、事前にお話しておかなければならないことがあるのです。
 まず、前回のオンラインセッションは、6時間半かかりました。
PC2
:あれ、いつものPCじゃないから、設定がわからない。ちょこあっともないしなー。
GM
:セッション途中、GMは基本的にシーンを準備しておりませんので、PLにどのようなシーンをしたいかを質問したり、全部任せたりしますのて、あしからず。
 Rハンドアウトに関しては、ルール通りに公開してよいものとします。つまり、PLがこのタイミングだ、と思ったら、GMに宣言し、許可を得て公開し、シーンをはさみます。なお、その際侵蝕率は上がりません。
PC2
:ちょっと、これ、どこでログの設定するんだよ、わかんねーよ。
PC1
:どっかにあったなー。
GM
:調査、購入などは、各自シーン開始時などに宣言したらいいよ。基本的に、GMが調査対象の選択肢を宣言したりはしません。聞いてますか?
PC2
:大丈夫!そんなことは心配してない!キャラ的なことは心配だらけだけど!(そっとキャラシを差し出す)
PC1
:あんまり自信はないが、ま、どうにかなるかな。(同じくキャラシを)
GM
:はい。(受け取った2人のキャラシを眺めながら)どうするんだよ、この設定…
PC2
:そんなの、相手のステータスも設定も知らないんだから、知らんがな。
PC1
:GMが上手く回してくれるって信じてるっ!
GM
:うう…が、がんばります!(こぶしぎゅ)

 さてさて、そんなこんなで、同一シナリオセッション最終回。
 GMも3回目となれば、こなれてきて…るかどうかは、まぁ、置いておいて。

 同一シナリオ実験セッションその3。
 ダブルハンドアウトを使って、PC間データを隠し、シナリオは筋だけ決めてやってみるセッション、第三弾です。
 すでにその1でPC1、PC2のネタバレはしてしまっていますので、今回もキャラクターデータ等、リプレイ内では始めから公開していきます。(当然、プレイヤー同士は知りません)
 その1セッションを未読の方は、回れ右して、その1からどうぞ。(あわせて、その2もどうぞ)

 それでは、トレーラー。
 はたして今回は…

 昨日と同じ今日、今日と同じ明日。
 世界は繰り返し時を刻み、変わらないように見えた。
 だが、人々の知らないところで、世界は大きく変貌していた。

 指令をこなすため、あの手この手を駆使する男。
 生き残るため、あの手この手を駆使する女。
 2人の運命が、今、交錯する──

 運命を決定づけるのは──裏切り。

 Double Closs The 3rd Edition 『裏切り』
 ダブルクロス──それは裏切りを意味する言葉。

GM
:では、ハンドアウトを読みますので、自己紹介をお願いします。

PC@ Nハンドアウト
ロイス:ドランソード  推奨感情 P:自由/N:自由

 君はある組織(自由に設定して良い)に所属し、主に単独で任務をこなす、一目を置かれるエージェント(あるいはそれと同等のもの)である。

 今回の任務で、君は"ドランソード"とチームを組むことになった。"ドランソード"は一応君の後輩に当たる人物であるが、その素性を君は知らない。

GM
:ぴーしーいちさんどこー?(きょろきょろ)
PC2
:そんなものはいなかったんだよ。
GM
:いるよ!いてくれよ!
PC1
:はいはい。あ、もう撮ってるの?
GM
:うん、生放送中。
PC1
:は。じゃあ、ちょっと帽子をなおして…
GM
:名前、コードネーム、6属性(年齢、性別、星座、身長、体重、血液型)、カヴァー、ライフパス、行動値。この辺は自由に宣言していいよ。
PC2
:(どんなキャラなんだろう…
GM
:まず、互いに名前を知らないっていうね…
晋太郎
:では、自己紹介。僕は佐藤 晋太郎(さとう・しんたろう)。コードネームはもらってない、UGNのイリーガルだ。(考えるの忘れたとか言えない)
 25歳、男、うお座、167p、60kg、血液型B型。
 この町で農家をやっているよ。
GM
農家のPCが、これまでいただろうか…
あゆむ
:えっ!? それ、本当に拾っちゃったんだw

 毎度のことながら、キャラ作成時の妄言拾いです。
 農家のPCなんて、普通いねーよ。

晋太郎
:農家らしく<運転:軽トラ>、<知識:農業>がある。ゲームで役立つかわからないけどね。
GM
:たたないと思うよ。
晋太郎
:日常は額に汗して畑を耕す好青年?さ。
あゆむ
:軽トラいいなぁ。
GM
:ふ、普通<運転:4輪>だと思うの…軽トラ特化ってなんだよ!
PC2
:いや、普通の四輪と、軽トラを一緒にしてはだめ!きっと何か、こつが違うのよ。
晋太郎
:あ、二速発進がデフォルトだね。軽トラは。
PC2
:荷台の扱いとかもあるかもね。
GM
軽トラで盛り上がってんじゃねえよ!
晋太郎
名前
佐藤晋太郎(さとう・しんたろう)
ワークス/カヴァー
フリーター/農家
コードネーム
なし
性別
年齢
25
ブリード
クロスブリード
シンドローム
オルクス/キュマイラ
Dロイス
奇妙な隣人≪ストレンジネイバー≫
能力名
肉体 6
感覚 11
精神 2
社会 3
エフェクト名 レベル
リザレクト
ワーディング
オリジン:ミネラル
竜鱗
黒曜の鎧
縮地
バックスタブ
破壊の爪 10
マルチアクション
カラミティスマッシュ
不可視の領域
武器名 種別 命中 攻撃力 ガード 射程
破壊の爪+バックスタブ 白兵 30 至近
  • UGNイリーガルである。
  • ゼノスの周辺組織の一つの構成員である。
  • 「奇妙な隣人」がその組織のボスであり、晋太郎はそのボスから時々依頼を受けることがある。
  • それ以外のときはUGNイリーガルとしての活動をしている。
  • DロイスとRBエフェクトは基本的に秘密。奥の手。大した奥の手でもないが。
  • カヴァーの農家ってどっから出てきたの?
  • ≪破壊の爪≫はきっと腕がクワとかカマになる。
  • ボスはいつもつけてる腕環の中の石に隠れてる。
  • 不可視の領域の中で、オーヴァード植物を育てて、組織に役立てるのです!
  • 何がどう役に立つのかは、ボスのみぞ知る。

 なお、今回の裏組織も、ゼノスです。
 ゼノス多いなー。やっぱり、やりやすいんだろうなー。

GM
:では次、PC2です。シナリオロイスのことも含め、自己紹介をお願いします。

PCA Nハンドアウト
ロイス: 異性の友達  推奨感情 P:自由/N:自由

 "異性の友達"は、何故か君に事あるごとにちょっかいを掛けてくる困ったやつだ。君は"異性の友達"から受けるからかいを、どこか楽しんでいるところがある。
 君は、世界の裏側を知るものとして、この日常を大切にしなければならない。

あゆむ
:はい、近衛 歩(このえ・あゆむ)です。17歳の、男の娘です。
GM
:うう…(頭を抱える)
晋太郎
:あ、そこやっぱりやるんだね。
あゆむ
:やるって言ったら、やるさ!

 キャラ作成時の妄言拾いは、もはや伝統芸の域に達しつつあります。

あゆむ
:6属性は、年齢:17、性別:男の娘、星座:いて座、身長:169cm、体重:60、血液型:ABです!
GM
:なにげに身長たけえのですね。
あゆむ
:男の娘だからね。キャラシ公開してなかったから、身長、晋太郎さんより高くなっちゃったよ。
晋太郎
:なんということだ。
あゆむ
:出自:親の理解、経験:大きな転機、邂逅:同志。という設定らしいけれど、生かされるかは不明。
GM
:自分で活かすんだ。GMはわりと何も考えていない。
晋太郎
:GMが拾わない設定は、自分で広げていいってことだね。

 それは、農家とか、軽トラのことか?

あゆむ
:ちなみに、ハンドアウトには異性の友達とあったから、シナリオロイスの異性の友達は、女の子だよ。
GM
:設定タブがあったー!(キャラシを見てるらしい)
あゆむ
:ちゃんとあるよー。
GM
:(設定を読んで)な、なんだってー!(ドキドキ
あゆむ
:何をGMは悶絶しているんだろう。ただの男の娘なだけなのに。
GM
:男の娘に、ただのって冠詞はつかないよね?普通じゃないよね?
あゆむ
:そーかなー? あ、それとも、キャラシのデータの部分?だって、それはGMが全ルールブックから、レギュレーション内なら何でもありって言うからー。
GM
:それは…まぁ…んー…よし、方向性は決めた。
あゆむ
:うん、何も問題はないね。

 要注意事項ですが、GMとあゆむはこんなやりとりをしていますが、ちゃんとキャラシは事前にGMの確認をとったものを使用しています。
 ご存じのように、PC2は一般人プレイヤーですが、あゆむは中の人の趣味もあって、がりがりチューンでくまれていますので、注意してください。
 よい子はまねしないように。(Dロイスも許可を得て取得しています)

あゆむ
名前
近衛 歩(このえ・あゆむ)
ワークス/カヴァー
ネゴシエーター/高校生
コードネーム
UGRF (Universal Guardians ReinForce)
性別
男の娘
年齢
17
ブリード
シンドローム
Dロイス
生きる伝説
能力名
肉体 1
感覚 1
精神 2
社会 2
アイテム名称 種別 技能
アフターライフ エンブレム・その他
グリーディ エンブレム・その他
シーカー エンブレム・その他
ミリオネア エンブレム・その他
ブラックカード その他
能力訓練:社会 その他
コネ:UGN幹部 コネ 情報:UGN
コネ:噂好きの友人 コネ 情報:噂話
コネ:研究者 コネ 情報:学問
コネ:情報屋 コネ 情報:裏社会
コネ:ハッカー コネ 情報:ウェブ
コネ:要人への貸し コネ 情報:任意
コネ:要人への貸し コネ 情報:任意
コネ:手配師 コネ 調達
コネ:手配師 コネ 調達
使用人 その他
  • 近衛 歩は、男の子として生まれた。
  • 普通の家庭の、普通の男の子として、彼は育てられた。少なくとも、彼が中学に上がるまでは。
  • 中学に上がる前、彼の祖父、近衛 博文が他界した。
  • 彼にとって、祖父はその時まで、ただの祖父でしかなかった。しかし、祖父の納骨が終わったその日、彼は祖父の遺言と共に、オーヴァードの事を知らされた。
  • そして祖父は、そのUGNの中枢評議会に身を置いた事のある、一般人だったのだ。
  • 祖父の残した莫大な遺産を守るため、彼は、その遺産の相続と共に、世界から姿を消した。
  • 祖父の遺産を守るため、すべてを欺くために、彼は、近衛 あゆむという女の子として生きることとなった。
  • ロイス、幼なじみの中島 泪は、中高一貫の女子校に入ってからの同級生である。
  • 実は、男の娘になる前からの幼なじみなのだが、泪は知らないし、あゆむも教えていない。
  • 男の歩は、世間的には行方不明のまま。泪もそう認識している。
  • 知っているのは、あゆむがUGNと協力する際の窓口となるテレーズ・ブルムと、あゆむの使用人、橘 司のみ。
  • 橘はUGNからの監視役かもしれない…が、あゆむは別に気にしていない。

 あゆむのキャラクターシートにある、「エンブレム」は、UG(ユニバーサルガーディアン)というサプリメントに掲載されている、エンブレムというアイテム扱いのデータです。
 このキャラシからは読み取れませんが、あゆむは一般PCでありながら、常備化ポイント54、財産ポイント30という、かなりバランスブレイカーなキャラクターとなっていますので、GMにはちゃんと許可を得るようにしましょう。
(許可を得た上で、悪ノリ気味に、あゆむは富豪プレイをしています)

.1:オープニングフェイズ1『オーヴァードファーマー?』 シーンプレイヤー:晋太郎

GM
:まずはオープニングフェイズ。シーン1、シーンプレイヤーは晋太郎さん。
 さて、どういうシーンにしようか?(ジッと晋太郎の方を向く)
晋太郎
(ころころ)どういうシーンの想定?
GM
:基本的にオープニングフェイズでは、ハンドアウトに書かれている内容(主に表)をするよ。
晋太郎
:じゃあ、僕がいつものように畑を耕しつつこう、物思いにふけっているので、そこに、指令を持ってドランソードくんが訪ねてくるということで。
GM
:ういうい。
あゆむ
:畑を耕しているのに、物思いにふけるの?
晋太郎
:こう、トラクターを運転しつつ、作付のこととか、無事育ってくれるだろうかとか、そろそろキュウリやナスを収穫しないといけないなぁとか。
GM
:では、畑の中心で、キミがトラクターを運転し、汗を流して作付のことを考えているとき…って、何のゲームだっけ、これ?
あゆむ
:農場経営シミュレーション。
晋太郎
:茄子の花って結構きれいだよ?
あゆむ
:それは私も同感。
GM
:畑と不釣り合いな、ゴスロリ風少女が、畑を蹴散らしながら歩いてくる。
晋太郎
まて! 裾が汚れるぞ! そっちに行くから待ってて!!
GM
:「……」(対応に困るGM)「あ、はい」
晋太郎
:「そんなブーツで畑に入ったら、泥がついて手入れが大変だよ?」
GM
:「そ、その、あえて畑を突っ切ってきたのに…怒ったりしないんですか?」
晋太郎
:「怒ったら君は止まってくれるかな?」
GM
:(小さな声で)「怒られようと思ったのに…」(と、言いつつころころ)
晋太郎
:なんのロールだろう?
あゆむ
:なんだろう?
GM
:侵蝕率ね。
あゆむ
:ああ、この子も侵蝕率管理するんだ。
GM
:はい。「ともかく、私はドランソードと申します。晋太郎さんに、指令を持って来ました」って、(キャラシを見て)コードネームねーのかよっ!
晋太郎
:「僕はホラ、ただの人だから。強いて言えば"不思議な農家"だよ」
あゆむ
:不思議すぎるw
GM
:(小さな声で)「うう…なんでこんな人を…」
晋太郎
:「さて、畑の真ん中で立ち話もなんだし、屋根のあるところに行って話を聞こうか?」
GM
:「あ、はい」と、2人は移動する。
晋太郎
:じゃあ、ウチの縁側あたりで。「で、指令ってことは、UGNだよね?面倒事?」
GM
:「はい」と、ドランソードはキミに、端末を渡す。「これで、支部長とお話ください」
晋太郎
:では、うけとって「もしもし、佐藤と申しますが」
GM
:ここって、何市でしょう、PC2。(ぐりんと見て)
あゆむ
:横浜だから、Y市。(適当)
GM
:「Y市支部長の土屋信弘(ツチヤ・ノブヒロ)だ。きみに頼みたいことがある」
晋太郎
:「はじめまして、土屋さん。どんなご用件でしょう?」
GM
:「Y市のとある豪邸に、レネゲイドウイルスに関わる研究データが有るのだが、その回収を行なって欲しい」
晋太郎
:「豪邸…ですか。それはまた大変そうですね」
GM
:「まぁ、と言っても一般人の家ではある。家人は2名という話だ。キミなら、そう難しいことではあるまい?」
晋太郎
:「僕ってほら、ただの人ですから。忍び込んだりそういうの、苦手なんですよ〜」
GM
:「なに、後処理はUGNで行うから、キミはキミのやり方でやってくれれば構わんさ。報酬は、キミの場合はY市の土地が良いと聞いたが、それでどうだろう」
晋太郎
:「土地も良いですけど、今のところ足りてるんですよねぇ。それよりも新しい設備の購入資金が嬉しいですねぇ」
GM
:「ふむ…では、何かそれっぽいものを考えておこう」(農業の知識のないGM)「あと、そこに向かわせた"ドランソード"君を自由に使ってくれて構わんよ」
晋太郎
:「了解しました。データは、どのようにお渡しすれば?」
GM
:「うむ、まぁ"ドランソード"君にあずけてくれてもいいが…」
あゆむ
:そうだ!イチゴを育てよう!(意味はない
晋太郎
:「お金は現金が嬉しいです。振り込みだと記録が残っちゃって、税務署が怖いんでー」
あゆむ
:それもそうか。
GM
:「うーむ、ではまぁ、キャッシュで準備をしておこう。代わりに、よろしく頼むよ?」
晋太郎
:「はい。お任せください」
GM
:では、通信は切れた。
晋太郎
:じゃあ、ドランソードくんに振り返って、「とある豪邸だそうだけど、場所はわかる?」
GM
:「ええ、聞いています。ちょっと遠いですが、向かいましょう」
晋太郎
:では、出発したところで、終わっていいかな?
GM
:「ところで、FHやゼノスが出張っている可能性がある、という話は聞きましたか?」
あゆむ
:うん、初耳だよね、今、情報くれてないよね、支部長。
晋太郎
:「あー、そういうのいるのかー」
GM
:「ええ、ですから、優秀なイリーガルに頼みに来たのですよ。うふふ」
晋太郎
:支部長は使えない。ドランソードくんは大事な情報源だな。これは。
あゆむ
:イリーガル一、ナス作りがうまい晋太郎さんか…
GM
:「というわけで、よろしくお願いします。ナスといえば彼に聞け、の晋太郎さん」と手を出すよ。
あゆむ
そこは拾わなくていいと思うよw
晋太郎
:握手します。「こちらこそ、よろしく。期待してるよ」
GM
:というわけで、シーン終了。

.2:オープニングフェイズ2『タイが曲がっていてよ…?』 シーンプレイヤー:あゆむ

GM
:次行くぞ次。PC2、でてこーい!
晋太郎
:さくさくいけー。
GM
:とりあえず侵蝕率振って、きゃっきゃうふふふふふふふふ。
あゆむ
:わたしか。えーと、登場。(ころころ)

 毎度のことながら、この侵蝕率はフェイクです。
 あゆむは一般人ですから、侵蝕率はありません。

GM
:さて、どこでどんなシーンにする?
あゆむ
:どういうシーンを想定してるの?
GM
:シーンの想定などないッ! きゃっきゃうふふできればいい!
あゆむ
言い切ったね、キミはw じゃあ、学校でいいんじゃないかな? 私の設定、読んだ?
GM
:読んだよー。
あゆむ
:じゃあ、シーンは学校ね。女子校。
晋太郎
:なるほど。女子高になるのか。
あゆむ
:そうだよ。
GM
:百合百合しい。では女子高。お嬢様方が通う、典型的なお嬢様学校です…か?
あゆむ
:それでいいよ。中高一貫の女子校。私、中学の頃から、この学校通ってるのね。
GM
:ふむ。
あゆむ
:で、シナリオロイスの女の子は、中学の頃からの同級生。名前は中島 泪。(なかじま・るい)
GM
:中島 泪のキャラクターイメージあるならそれに乗せるけど?
あゆむ
:別にない。GMがゆりゆりしたい感じでいいよ。ただ、一つ言っておくと…
GM
:うう?
あゆむ
肉食系男の娘を捨てていないので、どうなるかは知らない。
GM
:う、うう…
あゆむ
:プレイング次第! あ、私、使用人をアイテムで持ってるんだけど、この使用人は、執事みたいな感じね。
晋太郎
:お嬢様っぽいね。
あゆむ
:そんなに自覚はないんだけどねぇ。
GM
:もういっそ、執事とセットで授業受けてればいいよ。
あゆむ
:じゃあそれで。(あっさり
晋太郎
:セバスチャンがんばれ。
あゆむ
:セバスチャンじゃないよ!橘だよ!橘 司。(たちばな つかさ) 男の娘と、青年執事の──

 あゆむの妄言は、都合によりカットさせていただきます。
 レーティングレーティング。

あゆむ
:(てかてかしつつ)おおっと、進めよう。えーと、どういうシーンにしよう?
GM
:(ぐったり)では、そんな感じのお嬢様学校。体育の授業が終わり、君とクラスメイト達は、体操服で教室へ戻った。
あゆむ
:あ、GM。私、体育の授業受けないよ。男の娘だから、常になんか理由つけて見学してる。ばれると困るからね。一泊以上する旅行とかも行かないから、修学旅行とかも行かない。実は、心臓がよわくて…
晋太郎
:あぁ、なんてかわいそうなあゆむさん…(騙されプレイ)
GM
:あ、はい。で、では…キミを除くクラスメイトが、キミの待っている教室に戻ってきた。次の授業まで時間もないし、適当に着替えをしているお嬢様方。空気を読んで退室する執事たち。
あゆむ
:じゃ、泪をみつけて、「おつかれさま」と言おう。
GM
:「ただいま、あゆむちゃん」 ほら、肉食系なら何とかしろ。
あゆむ
:え、何、着替えてるのをおそうの?え、いいの?ゲーム変わっちゃうよ?

 やめてください。

晋太郎
:手伝ってあげるんじゃないの?
GM
:百合百合しいな。
あゆむ
:(レーティングと欲望の狭間で落ち着いたようで)それだ。
GM
:では、泪は、たどたどしく着替えを行なっている。お嬢様なので、基本的に一人で着替えられないのだっ!
晋太郎
:ひどい学校だな…
GM
:ほんとにもう…そういうお嬢様も多いので、メイドを連れてくる生徒も多いという設定にしましょう。
あゆむ
:うん。メイド方面の話も広げたいけど、いつまでたってもオープニングが終わらなくなってしまうので、自重しつつ、しばらく泪のたどたどしい着替えを堪能したあとに、「手伝うわ」と、いこう。
GM
:あ、ちなみに、このシーンは、ゆりゆりきゃっきゃうふふしたら終わるんで…
あゆむ
:ゆりゆりしたいなら、ゆりゆりしてやろうじゃないか!
晋太郎
なんというOP落差。
GM
:「ありがとう。ごめんね、いつもいつも。ほんと、わたし不器用だわ」と言いながら、完全に着替えを任せるモード。
あゆむ
:さて。私、背が高いからね、泪の背中から手を回して、ブラウスのボタンを留めてあげるわ。
GM
:なされるがままー。
あゆむ
:「前からだと、やりにくいからね」といいわけしつつ。
GM
:(’’
あゆむ
:肩口から顔をのぞかせながら着替えさせるわ。「泪も、成長したわね」 誰?何がとか言っているのは!
晋太郎
:幻聴。
GM
:「あゆむちゃんは、背が高くてかっこいいわ。私も、そっちのほうが良かったかな」
あゆむ
:「そう?私は、泪みたいに、小さくてかわいい方がよかったけどな」と言うことで、泪の背が小さいことが発覚しましたw 転じて私は長身ですが、せめて女の子らしくと、長髪黒髪、地毛と言うことにしましょう。あ、ちなみに眼鏡かけてます、私。
晋太郎
:キャラができていくねぇ。
あゆむ
:妄想していただくため。
晋太郎
なんの?
あゆむ
(そっと目をそらす
GM
:なんだこれ。なんだこれ。えーと…「うーん、私は可愛いより、美しいとか言われたいの、知ってるでしょ〜?」
あゆむ
:泪は、美人て言われたいのか。
GM
:うん、隣の芝が青いの。
あゆむ
:「かわいいは、美人とイコールだよ」と笑っていよう。はい、着替え終わり。
GM
:「あゆむちゃんはいいなぁ、美人コースだもん。それに、かわいいし…」とふてくされ。
あゆむ
:「泪のがかわいいよ」と、外国人がするアレみたいな感じで、ほっぺにちゅっとやって、「はい、OK」
GM
ぼっ。(赤面)
晋太郎
:いやらしい…
あゆむ
:いやらしさはない感じでだよ!
GM
:(ワタワタしながら)「あ、ありがと!」というあたりで、チャイムでも鳴るか。
あゆむ
:はいはい、泪はかわいいなー。
GM
:うい、ではそんな感じで、シーンカット!
あゆむ
はて…何のシーンだったのか…

 あなたが暴走した印象しかないシーンでした。

GM
:では、次の…
あゆむ
:あ。
GM
:い?
晋太郎
:う?
あゆむ
:購入判定わすれてた。
GM
:振っとけ。
あゆむ
:許可がでたのでふっておく。(と、ダイスを握りしめ)これ、ちゃんと振った方がいいの? それとも、ダイスだけのがいいの?(小首かくん)
GM
:普通に購入判定で。キャラシの公開はなしですが、ダイスロールはオープンでどうぞ。
あゆむ
:では、強化ビジネススーツね。(ころころとダイス二個を振り)19。調達完了。
晋太郎
:固定値たかいなー。10もあるのかー。
あゆむ
:ふふふ…
GM
:うい。では、次のシーンはOP3。マスターシーンです。

 先にも触れましたが、あゆむは一般人であるため、その経験値のほとんどを常備化ポイントの上昇に振っています。結果、<調達>10、アイテム等の補正を受けて、最終常備化ポイントは54と、DX 3rdではちょっとパワーバランスを壊すレベルになっています。
 これは、場合によってはGMが泣いてしまうので、ちゃんとGMの許可を受けてからやりましょう。

.3:マスターシーン1『潜入…』

GM
:さて、オープニング3。マスターシーン。とある豪邸。その豪邸の周りに黒い影がいくつも潜んでいる。
 黒い影は、家人が家に居ないことを確認すると、流れるようにその豪邸へと侵入していく。
 とある者は正面から、とある者は裏口から…
 というあたりでシーンカットです。
あゆむ
:どこのお金持ちさんかしらね。

 おめぇだよ、常備化ポイント54。
 あほか!?

.4:ミドルフェイズ1『ファーマー、行動開始』 シーンプレイヤー:晋太郎

GM
:ミドルフェイズ、シーン1。シーンプレイヤーは ナスといえば彼! 彼といえば晋太郎! さて、どうしよう
晋太郎
:まぁ、まずは情報収集だね。ドランソードくんが気になることを言ったし。
GM
:何調べるのー?
晋太郎
:FH、ゼノスそれぞれの動きについて、豪邸について、データについてくらいかなぁ。
GM
:では、その他組織の動き、あるいは豪邸について、は調べられる。データについては無条件で知らせよう。データは、有り体に言うとシナリオフックで、手に入れなければならないとしているだけです。
晋太郎
:なんだ、OPで聞いても良かったのか。
GM
:実際には何のデータかは、GMも知らん。
あゆむ
:午後の授業を受けています。泪を見つつ、眼福眼福。
晋太郎
:ん。データの中身にシナリオ的な意味はない、と。
GM
:うい。
晋太郎
:では、登場して(ころころ)、調べるのに必要な技能を教えてくれるかな。
GM
:その他組織については、<情報:UGN>で、豪邸については、<情報:Y市>とか、その他。
晋太郎
:Y市なんてもってないね!地元民なのに
あゆむ
:泪のくるふわ、巻きカールはかわいいなぁ…いいなぁ…
GM
:キャラが妄想されている…
晋太郎
:さて、<情報:UGN>があるから、他の組織については比較的調べやすいかな。ドランソードくんにも手伝ってもらうか。
GM
:あ、ドランソード君はぶっちゃけNPCなんで、何もしません。
晋太郎
:ゲーム的な意味でのドランソードくんの扱いはどんな感じかな?
GM
:PC1が困ると出張ります。
晋太郎
:好きに使っていいって言われたのに…
GM
:うふふ。
晋太郎
:GMの陰謀を感じる…
GM
:馬鹿なんですよ、ドランソード君。
晋太郎
:じゃあ、シナリオロイスへの感情は、□連帯感/疎外感■だ!
GM
:うにゅん。
晋太郎
:なぜか一人で働いている気になっちゃうね! さて、調べられることからいくか。その他の組織について。(ころころ)6。
GM
:うむ、よくわからん!
晋太郎
:財産ポイントで水増しってできるの?
GM
:うい。1ポイントにつき、達成値を1上昇できます。
晋太郎
:達成値の目安は?
GM
:8とか13とかで情報あるよ。
晋太郎
:じゃあ2点使おう。8にするよ。
GM
:はい、では情報を出します。その他組織の動きについてですが、有り体に言うと、既に目的地には「ティンダロス」の部隊が突入しています。また、FHも動き始めているらしく、暗躍を行なっている事がわかります。
あゆむ
:ティンダロスってなんだっけね?
晋太郎
:ティンダロスについての知識はあるの?
GM
:オーヴァードから一般人を守ろうと生まれた、民間自衛組織です。
晋太郎
:ふむ…採れたてのナスを配りつつ情報収集した結果、そんなことがわかったと。
あゆむ
:「ああ、こりゃあ、晋太郎さん、いつもすまないねぇ」
GM
:なんで知ってんだよ、そんな情報を普通のおばちゃんっぽい人が。
晋太郎
:おばちゃんは情報通で通ってるんだよ。
GM
:まぁ、シナリオ的に言うと、敵はいっぱいいるよ? ってことだな。
晋太郎
:「ティンダロスかー。一般人の味方だけど、今回は敵かなあ。ドランソードくんは、どう思う?」
GM
:「私はそもそも、ティンダロスなんていう組織を、初めて聞きました。さっぱりです」
晋太郎
:そういえば、FHとかゼノスとは言ってたけど、ね…
GM
:「サーチアンドデストロイでいいのでは?」と上目遣いで。
晋太郎
:「うーん…いかんせん、一般人を守るための組織だし…しかし、今回、僕らは一般人のお宅に潜り込むってお仕事だし…面倒だねぇ」
GM
:「潜り込む…?」
晋太郎
:「ほら、あんまり家とか設備壊したら悪いじゃない。こっそり入ってこっそり出られれば一番じゃないかな? それとも、派手な方が好み?」
GM
:「私は、後処理のことは気にせず、と聞きましたが…というより、隠密のようなことは、その、苦手でして…」
晋太郎
:「僕も聞いた。だからって、やるかどうかは別の話さ」 まぁ、派手にやるしか方法ないんだけどなっ。
GM
:「うーん…そのあたりはお任せします。晋太郎さんの指示を仰げ、と聞いておりますので」
晋太郎
:「じゃ、極力被害を出さない方向で、いざとなったら派手に行く」
GM
:「了解です」 では、2人は豪邸に赴くってことでいいかな?
晋太郎
:もういっこの情報収集はできない。または、やってたら時間が経過する?
GM
:情報収集は1シーンに1回までとしております。同様に購入判定。
晋太郎
:購入はべつにいいや。
GM
:というわけで、シーン切るよー?
晋太郎
:では、豪邸に行こう。「どうも、敵が多いみたいだし、期待してるよ?」
GM
:「お任せください。私は、ソッチのほうが好きですから」

.5:ミドルフェイズ2『襲撃』 シーンプレイヤー:あゆむ

GM
:次、あゆむちゃーん!
あゆむ
:登場。(ころころ)
GM
:はい、ではあゆむちゃんは、学校でのイベントを全てこなした後です。
あゆむ
:今日もいいいちにちだったわと、てかてかしていよう。
GM
:ここでは、無理矢理おうちに帰っているシーンを想定しています。
あゆむ
:おうち、おうちはどこ?
GM
:豪邸だろ?(にっこり)
あゆむ
:では、橘の車で帰ります。
晋太郎
:へー、お嬢様っぽいねー
GM
:さて、キミはいつもの様に、橘の操るリムジンに乗って、家に帰っております。
あゆむ
:今日も、泪はかわいかったわと言っておこう。
GM
:さて、その途中、キミは遠くの方で銃声を聞く。はじめは単発だったそれが、キミの家に近づいていくに連れて、少しずつ連続的に、断続的に続くようになる。
あゆむ
:「橘、車を止めて」
GM
:キッ、と止まるリムジン。橘はキミに声をかけ…橘は、あゆむをなんて呼ぶんだろう?
あゆむ
:お嬢様。あくまで、家の外では主従の関係よ。
GM
:「お嬢様…なにやら様子が変ですね」と、豪邸の方を注視しながら。
あゆむ
:「そうねぇ」と覗いてみるけど。
GM
:今はまだ、音が聞こえてくるだけだけど、そのうち、豪邸の内部、あるいは敷地内で戦闘が行われていることがわかる。
晋太郎
:銃声が聞こえてるのに、呑気な主従だね。
GM
:防弾ガラスとかなんじゃね?
あゆむ
:「やり過ごしましょう」(きっぱり)というわけで、この家は捨てます。
GM
:金持ちは違うな。では、停止した状態から急にアクセルを踏み込み、そのままターンを決める橘。
あゆむ
:橘、運転の技能レベル高いな!
GM
:では、そんなふうに移動をかまそうとしたところで、後ろから走ってきたリムジンと衝突します。(にっこり)
あゆむ
:それはいたい!
GM
:そこら辺は橘さんのスーパー運転技術で、ほとんど衝撃を受けない。車にもほとんどダメージはないようだ。接触といったほうがいいかもしれんね。
晋太郎
:橘さんすげー。
あゆむ
:逃げられる状態なら、逃亡を続行よ、橘!
GM
:で、向こうの車からは、泪が…あ、逃げてしまった。まぁ、逃げてもいいけど。
あゆむ
:なんで、泪が?
GM
:通学路だったんじゃね?
晋太郎
:シナリオロイスだからでしょう。
あゆむ
:ケータイで泪に電話するわ。
GM
:それは正しいかもしれない。
あゆむ
:そこは危ないから、さっさと逃げなさいって。
GM
:では、キミは接触事故を無視して走り去って、電話した。「え? え? ど、どういうこと?」となるな。
あゆむ
:「さあ? でも、今の日本で、銃声が聞こえたら、あぶないでしょ」とだけ言っておこう。
GM
:「銃声? え? これって、鉄砲の音なの!?」といったあたりで、携帯から、ドーンと音が響く。
あゆむ
ちょっとー!? 「橘、とめて!」と止めてもらって、爆音の確認をするわ。
GM
:「ザザ……ザザ……う、うう…ど、どういうこと? 何があったの……? ザザ……ザザ……」
あゆむ
:爆発音の発生は、何が原因かわかる?
GM
:RPGとかそういうイメージ。
あゆむ
:ああ、爆弾が爆発したとかじゃないのね…ってか、なんだよ!RPG(対戦車擲弾発射機)って!
GM
:というあたりでシーンが…きれる……
あゆむ
:泪が気になるけど、シーンが切れたのならしょうがない…なんなんだ、これは。テロか。
GM
:ええ、リムジンを狙ったテロですね。
あゆむ
:言い切られちゃったら、しょうがないなー。(あっさり)

.6:ミドルフェイズ3『晋太郎、全力』 シーンプレイヤー:晋太郎

GM
:次のシーンは晋太郎さんだよ!
晋太郎
:目的地が…がれきの山に……
GM
:さて、キミが目的地の豪邸(跡地)へ着いた頃、なんか怪しい部隊の人たちがテッポー持って、別の部隊の人と争いごとをしている。
あゆむ
:ここはテキサスか…
GM
:「わーわー!」「負けるなー、押せ押せー!」「衛生へーい!」「わーわー!」
晋太郎
:ぇー。登場しますか。(ころころ) で、争っている人たちの中で、データ的なものを確保している様子は?
GM
:どうだろうね、まだ誰も手にしていないような気はする。互いに建物内に侵入したそうに侵攻しようとしているよ。「…うーん、どうしましょう?」
晋太郎
:豪邸の防衛設備と争っているとか、そんな感じではないよね?
あゆむ
:そんな設備があったのかw
GM
:そんな感じではないね。
あゆむ
:なかったらしいw
GM
:ここは日本だから、そんなことはない!
晋太郎
:いや、お互いに侵入できてないみたいだから、そう言うのでもあるのかと。
GM
:セコムのおじちゃんが来て、オロオロするぐらいじゃね?
あゆむ
:ケーサツは!? 日本で、てっぽーでばんばんやってたら、警察くるよ!!
GM
:ケーサツはそのうち来るよ! たぶん!
晋太郎
:「ドランソードくん、武器は?」
GM
:では、ここでドランソード君はエフェクトを使います。≪赤色の従者≫+≪血の絆≫×4。
晋太郎
:やるな。自ら負担を増すGM。
あゆむ
:従者使いか。
GM
:ドランソード君は、4体の従者を生み出し「私は、彼らとともにこの場を制圧しましょう」という。彼女の手には、銃器が3本。従者は1体が刀を4本持っているね。
晋太郎
:じゃあ、僕も≪破壊の爪≫と≪黒曜の鎧≫を準備して、敷地内に潜入しようか。
GM
:では、豪邸の敷地内に侵入。ドランソード君と、従者らが、その辺の雑魚どもをメッタメタにしてくれます。というか、します。
あゆむ
:それもどうか。
晋太郎
:僕も殴りに行こう。動きは遅いけど。「ドランソードくん。君の上司は、いつもこんなむちゃな任務をふってくるのかい?」
GM
:「そう…ですね。大体いつも、サーチアンドデストロイな感じです」
晋太郎
:サーチアンドデストロイは、あの子の趣味なのかなー。まぁ、それはともかく、隙を見て侵入だ。
GM
:はい。では、晋太郎さんは侵入に成功した。
あゆむ
:ようこそ我が家へー。我が家は、橘と私の二人暮らしです。
GM
:探し物はなんですかー? 見つけにくいものですかー?
晋太郎
:では、データを探そう。そして回収、逃走。
GM
:はい、ではデータ探索を、知覚で振ってください。難易度は2です。
晋太郎
:なん…だと…農業に一番必要ない能力値を狙うとは、GMめ…(ころころ)1。
あゆむ
:ばろす。
晋太郎
:キタコレ。
GM
:こ、これは…ファンブル以外成功ですが、なんと失敗です。
晋太郎
:うむ。お約束。
あゆむ
:晋太郎さん、どんだけ…
GM
:では、キミは、気づけば何も得られずに建物を出てきました。
晋太郎
:こう、土のにおいがしない場所って、苦手なんだよねー。
あゆむ
:土のにおいはしないだろうなー。
晋太郎
:外の様子は?
GM
:そうですねぇ、おおまかにドランソード君が蹴散らした後です。「見つかりましたか?」
晋太郎
「選手交代」
あゆむ
:(わろた
晋太郎
:無駄に歯を光らせて笑う。
あゆむ
:晋太郎さんは、私の下着が干してあって、動揺しました。
晋太郎
:部屋に散らかしてあったの?
あゆむ
:あー…でも、橘がかたづけちゃいそう。
晋太郎
:ともあれ、よろしくドランソード君。
GM
:「は、はい、では探してきます」(ころころ)成功。
晋太郎
:「よし。えらいぞ。ドランソードくん」
GM
:「NPCを頼るのはどうかと思いますよ?」
晋太郎
:「助け合いとか、役割分担とか、そういうものだよ」
GM
:では、この家の持ち主の情報を得た。あと、研究データが見つかったが、パスワードが分からず、中身が見れない。「ひとまず、データは入手できましたが…」
晋太郎
:「うん。ともかく、データは確保だ。あとは蹴散らして逃げるよ!」
GM
:「では、とりあえず逃げましょう」と言って、逃げる方向で。
晋太郎
:よくがんばったので、あとでトマトをあげよう。
GM
:お、おう…(そんなのもらっても、どうしよう…)

.7:ミドルフェイズ4『あゆむくん、お金持ち無双』 シーンプレイヤー:あゆむ

GM
:次のシーンはあゆむくん。
あゆむ
:はーい。(ころころ)
GM
:さて、キミは橘操るリムジンカーで、どこに向かうのか。向かわなくてもいいけど。
晋太郎
:とりあえず、海へ。
あゆむ
:海はともかく、先ほどドカーンとかあったけど、泪は?大丈夫だったの?
GM
:では、直後から続けようか。電話の向こう側からは、泪の苦しそうな声。「痛いよ…助けて…助けて……」
あゆむ
:「泪!泪!どうしたの!?」
GM
:「うう…わからないけど……突然…車が横転して……」
あゆむ
:ちょっと、助けに行きたいけど…おちつけ、私。と、電話越し。どうしよう。
GM
:「痛いよぅ…助けて……あゆむ……」
あゆむ
:橘に助けにいかせるのは、邪道?(こくび、かくん
GM
:いいけど?(にっこり)
あゆむ
:じゃあ、橘に行かせるわ。そこらで二輪車を調達する。
GM
:はい、ではキミはリムジンを降りて、そこらでバイクを調達する事に…どうやって?
あゆむ
適当に。 走ってるバイクでもいいわ。私と橘は別行動で逃げることにする。「橘は泪をつれてにげること。向こうの運転手も適当に」
GM
:「かしこまりました、お嬢様」で、どこに移動するのでしょう?
あゆむ
:「落ち合う先は…」と、ケータイに電話して、マンション一部屋買うわ。
GM
:お、おう。
晋太郎
:でた、金持ち行動。
あゆむ
:購入判定は、1シーン1回だっけ?どうしよう?
GM
:適当に見繕ってくれていいよ。
あゆむ
:まぁ、12と、15だっけ?固定値でほぼ成功しちゃうけど。
晋太郎
:この金持ちめ…
GM
:まぁファンブルしない限りは…
あゆむ
:さて。とりあえず、バイクくらいは。(ころころ)
GM
:はい買った。
あゆむ
:はい、バイク。よろしくね、橘。
GM
:というあたりで、シーンを終える。

.8:ミドルフェイズ5『オーヴァード』 シーンプレイヤー:晋太郎

GM
:次は晋太郎さん。
晋太郎
:おう。登場。(ころころ)
GM
:さて、データを入手してしまいやがりましたが、どうしましょう。
晋太郎
:さて、どうしようか。依頼は無事達成したけど、どこに届けるとかあったっけ?
GM
:では、まぁ、そういうところがあるとしよう。
あゆむ
:実は、データは、私のスリーサイズ。
GM
:だが男だ。
あゆむ
:でも、毎晩エステしてます!
GM
:だが男だ。
あゆむ
:橘がする、全身エステ。
GM
:話を戻しましょう。
晋太郎
:はい。実は、ファンブルして慌ててたもんだから、明後日の方向に軽トラを走らせてしまっていたりしますが、気にせずに進めましょう。
GM
:軽トラで移動していたのか…
晋太郎
:他に何が? まさか、田植機やトラクターでは移動しますまい。
あゆむ
:そういう問題?
GM
:ふむ…では…(シナリオシートを見つつ)途中に…大破したリムジンがある。
晋太郎
:おやおや、ひどいものだ。
あゆむ
:もう少し行くと、乗り捨てたリムジンもあるよ。
晋太郎
:周囲にけが人とか、そうしたものは?
GM
:仕立ての良い服を着た、執事風の男が、さてどうしたものか、と言わんばかりに佇んでいるのと、リムジンの中に、息はあるが、助かりそうにない人が2名居る。
あゆむ
:めがね男子だよ!26歳。
晋太郎
:同世代!
GM
:さて、キミは、豪邸のデータの中で、そのメガネ男子を知っているわけだ。有り体に言うと、そこに暮らしているお嬢様の執事らしい。
晋太郎
:まー、途方に暮れるよなぁ。普通、ない状況だし。
あゆむ
:というか、泪は助かりそうにない感じなのか!?
晋太郎
:さて、住人はさておき、と。データを回収って依頼だからね。
あゆむ
:ちょっとー!やめてー!
GM
:うふうふ。
あゆむ
まだにゃんにゃんしたりないー!

 そういう問題か?

晋太郎
:助かる見込みは、ホントにない?
GM
:見た感じはどうにもこうにも。そのうち遠くのほうから、救急車やらパトカーやらが来るかもね。
晋太郎
:目の前に豪邸の関係者。僕とは何の関係もない。死にそうな人が二人。助ける手段は特にない。
GM
:「うう……」と声を漏らす被害者。
晋太郎
:「ドランソードくん」
GM
:「はい」(しゅた)
晋太郎
:「無駄かもしれないけど、あのけが人を近所の病院まで運ぼうと思う」
GM
:「…助けたいのですか?」
晋太郎
:「助けられるものなら、ね」
GM
:「……でも、そういう命令はされてないですケド」
晋太郎
:「農業は命を作り、命を奪う仕事だ。でも無駄に奪うわけじゃない。命は大切にしなきゃいけないんだよ」
GM
:「……助かるとは、思えませんが」
晋太郎
:「理屈だけでは生きていけないし、何かのはずみで助かるかもしれないでしょ?」
あゆむ
:(助けてあげてください…
GM
:「……ふぅ、貴方は良い人ですね。……分かりました」といって、ドランソード君は、15点経験点を使って≪抱擁≫を取得します。
晋太郎
:「そこで、だ。ドランソードくんは先に戻って、支部長に報告を…って!?
あゆむ
げぇ!?
GM
:んで、死亡しそうな二名を、それぞれ助けようとします。
晋太郎
:「何かのはずみ、か」
あゆむ
:それは助けるというのかー!?
GM
:「私は二人の介抱をしておきますので、晋太郎さんは、データを持って行って下さい」
晋太郎
:「ありがとう。あとで新鮮な茄子をあげよう」
GM
:「……ありがとうございます?」
晋太郎
:生で食べてもおいしいよ? ところで、執事さんは運転できるんだよね?
あゆむ
:できるよ。二輪も四輪も。ヘリとかもできると思うよ。
GM
:NPCがどんどん優秀にされていく。
晋太郎
:じゃあ、軽トラは貸してあげるので、これで安全なところまで行ってもらって、こっちはこっちで走って去ろう。
GM
:橘ってレネゲイドウイルスの世界知ってるんだろうか。
晋太郎
:技能ないし…
あゆむ
:技能なくても、GM次第で。
GM
:まぁいいか。というわけで、とりあえず晋太郎さんは、走り去るってことで?
晋太郎
:うん。で、支部長へつなぎをつける。
GM
:橘は、ここで帰ったりはしないよな?
あゆむ
:しないだろうなー。
GM
:了解。では、ここでシーンをきろう。

.9:ミドルフェイズ6『あゆむくん、再びお金にものを言わせ…』 シーンプレイヤー:あゆむ

GM
:次は、あゆむちゃんだよ。
あゆむ
:はーい。登場。(ころころ)
GM
:キミはきっと今、セーフハウスにいるんだろう。
あゆむ
:では、買ったマンションで、橘から連絡がないので、やきもきしています。
GM
:では、橘が帰ってくる。
あゆむ
:帰ってきた! 「橘!泪は!」と、玄関までいくわ。
GM
:橘の背中では、泪がすやすや寝息を立てていて…
あゆむ
:ほっとする。
GM
:だが、服は血だらけだァ!
あゆむ
なんでだァ!?
晋太郎
:爆発に巻き込まれて、無傷ってことはないでしょ。
あゆむ
:大混乱。「い、いったい何が!? 泪は大丈夫なの!?」
GM
:傷は治っているけど、服に付着したものは残ってるのよ。「…お嬢様、落ち着いてください。泪様は大丈夫です、もう怪我はありません」
あゆむ
:「もう…?」と、きくべき箇所だな。
GM
:「オーヴァードです。オーヴァードの連中がやってきて、泪様を治したのです」
あゆむ
:そういうエフェクトがあると言うことは、普通に知っていてもいいよね。
GM
:うい。
あゆむ
:で、たいていの、そういうエフェクトには、場合によってはオーヴァード化するというオプションがあると思うんだけど…
GM
:そうだねー。
あゆむ
:知っててもいいね?
GM
:もちろん。
あゆむ
:「…とりあえず、目覚めるまで、私の部屋に寝かせておきましょう」 泪の執事もいるの?いるなら、それは、橘の部屋ね。
GM
:「かしこまりました」と言って、ひとまず被害者2名はベッドへ。
あゆむ
:「困ったことになったわ…」と、リビングで頭を抱えよう…
GM
:「お嬢様」と、橘がリビングに戻ってくる。「オーヴァード等は、屋敷の方からやって参りました。もしやすると…彼らの仕業かもしれません」
あゆむ
:その台詞を聞いて、「私の家をねらっていたのね」
GM
:「おそらく」
晋太郎
:狙ったよー。
あゆむ
:「どこのどいつかしらね…」と、めがねをはずして、目頭を押さえて「橘…」と、つぶやいたところで、情報収集したいな!
GM
:「では、橘が調べてまいりましょう」 はい、何について調べますでしょうか。
あゆむ
:襲った奴らは何者かかな。
GM
:豪邸? 橘の言うオーヴァード?
あゆむ
:豪邸を襲った奴らかなー。橘の言うオーヴァードは、それの敵対している側じゃないかなーと思ってる。
晋太郎
:なんて、都合のいい思考。
あゆむ
:なので、とりあえずはおそった側だ。
GM
:有り体に言うと、それはティンダロスだということがわかります。ノー判定、OK?
あゆむ
:オー、OK。では、その理由が知りたいが、できる?
GM
:OK、ダイス、レディ? あ、<情報:ティンダロス>か、<情報:裏社会>で。
あゆむ
:ふーむ…目標値はいくつくらいかしら。
GM
:8、13。
あゆむ
:では、コネ、情報屋を使うわ。(ころころ)9か。うん、財産+4追加。13です。
GM
:ぐぬぬ…
晋太郎
:金持ちっぽい!

 読者のみなさんは、あゆむの財産ポイントが30からスタートとご存じですので、この金持ちプレイも違和感ないかもしれません。
 しかし、晋太郎はあゆむのキャラクターシートを見ていないので、あゆむの底なしの財力に感服しまくりです。
 まぁ、普通に考えたらこんなキャラいないですしね…
 なお、ティンダロスというのは、非オーヴァードによって形成された、対オーヴァード自警団のようなものです。現在では、オーヴァードのメンバーもいるようですが、元々はオーヴァードによって被害を受けた人々が集まってできた組織のため、オーヴァードには否定的な態度をとるものが多い組織です。

GM
:では、ティンダロスは、キミの自宅に眠る、キミの祖父の研究データを探しているらしいことが分かった。なお、今回キミの自宅を襲ったティンダロス部隊は、全員オーヴァードではない。
あゆむ
:ティンダロス…しかも、一般人か…
GM
:キミの祖父の研究データは、実は、キミの家でなくても入手可能で、ぶっちゃけ、それほど入手は難しくない。しかし、そのデータは厳重なプロテクトが掛かっており、データを開くためには、パスワードが必要なのだ。
 そのパスワードを入手するため、ティンダロスはキミの自宅を調査しようとしていたのだな。オーケー?
あゆむ
:ふむ…オーケー。私の祖父のデータのパスワードが必要で、私の家にきたと。
GM
:Oh Yes てんさい!
あゆむ
:そのようなことを、橘が情報屋に電話できいて、私に報告したと。
GM
:うい。
あゆむ
:「オーヴァードではないティンダロスのメンバーが、祖父の研究に手出しを…?なぜ…」と、考えている感じのところで、私的にはOKです。
GM
:まぁ、研究データはGMも知らないしな! ではシーンを終えるが…
あゆむ
:おっと、シーン閉じる前にー。
GM
:うー?
あゆむ
:橘の購入祭り〜。
GM
:何買ってくるんだ今度は。
あゆむ
:モバイルPCかってきて、橘。(ころころ)16。ありがとう、橘。
GM
:ぐぬぬ…

.10:ミドルフェイズ7『晋太郎と土屋』 シーンプレイヤー:晋太郎

GM
:次、晋太郎さん。
晋太郎
:おう。
GM
:なにすっべ! べこ飼うべ!
あゆむ
:横浜でべこかうな!
晋太郎
:横浜だって畜産やってるよ! と、それはともかく、ドランソードくんは合流前だよね?
GM
:ドランソード君は抱擁的なアレで、介護的なアレをしていることになっている。
晋太郎
:じゃあ、一人なうちに、一つ調べておきたいことがある。
GM
:うい。
晋太郎
:その前に登場。(ころころ)そしてあの、他の組織がバッティングするとか、一言も言わなかった支部長について調べておきたい。
GM
:うふふ。UGNかFHで難易度8。
晋太郎
:UGNあるぜ。(ころころ)7…
GM
:くくく…
晋太郎
:財産1使う。
GM
:ぐぬぬ…では、土屋は、FHに所属するパンピーであることがわかる。
晋太郎
:ほほぉ。
GM
:しかし、自分が無力だということを知っているから、積極的に外に出ようとはしない。引きこもり気味。以上。
晋太郎
:支部長かつパンピーにしてFHとな? UGN的にはお掃除しないと。
あゆむ
:ほほうほう。まぁ、私は知らないわけだけど。
晋太郎
:で、ドランソードくんとの関係は?
GM
:支部長と部下。後は、ドランソード君の項目です。うふふ。
晋太郎
:あぁ、そういうのもあるのね。やっぱり。そういえば、さっきのあゆむ君の情報収集シーンで選択できたなぁ。
GM
:で、シーンでは何をしようか? 基本的に主体性に任せる系GM。
晋太郎
:1.「情報」を支部長に提出に行く。
 2.追いついてきたドランソードくんと会話。
 3.どうにかしてあゆむ君に接触を試みる。
 4.裏ハンドアウトにかかわる何がしか。
GM
:基本的に裏ハンドアウトを達成できれば、セッションは終わります。
晋太郎
:あ、GM。さっきの情報収集の結果、僕が土屋を見間違えることはないでOK?
GM
:OK。
晋太郎
:じゃ、1で。支部長に連絡を入れよう。
GM
:では、先程の端末から連絡をした。「こちら、土屋だ」
晋太郎
:「佐藤です。ご依頼のデータは回収しました」
GM
:「ふむ…では、そのデータを送ってくれ」
晋太郎
:この端末から送れるの?
GM
:データは、PC上のデータとしようか。端末に取り込んで、メールに添付できる的なイメージで。しかし、解凍方法が不明なんだけどな。
あゆむ
:zipパスは、今日の4。今日がいつかは知らない。
晋太郎
:「では送ります。で、僕への報酬はどこでいただけますか?」
GM
:「確認する。少々待ち給え」
晋太郎
:「なんなら、支部まで伺いますが…」
GM
:(少しして)「ふむ…どうやら、暗号がかかっているようだな。パスを手に入れないことには、これは開けそうにない。パスワードの入手まで頼むよ?」
晋太郎
:「それは構いませんが、件の豪邸に行ったとき、ティンダロスとFHも襲いに来てたんですよ」
GM
:「ふむ」
晋太郎
:「僕はほら、普通の人ですから、荒事は苦手でして。今後もそういうのがありそうなら、もうちょっと手が欲しいですね」探すの苦手だしー。
GM
:「ふむ…キミは優秀だと聞いていたのだが……」
晋太郎
:「とんでもない。普通の人ですよー」 知覚の高い人がいないと、見つからないよっ。
GM
:「では、屋敷の調査はこちらで別の手を使って行うことにする。キミは、あの屋敷の家人を調べてくれ。なんでも、研究者の残した物が、家人の手に渡っているらしい」
晋太郎
:「なるほど。家人ならパスワードが分かるかもしれませんね」
あゆむ
:(ぱたぱたと、体中をたたく音。
GM
:(何をしているんだろう…
あゆむ
:(いや、何かもってるのかなーと。
GM
:なるほど。ともあれ、「引き続き頼むよ、晋太郎君」
晋太郎
:「はい。了解です」
GM
:では、シーンエンド。
晋太郎
:さて、どうやってひっこ抜くか。とりあえず、新鮮な茄子をもいでから、ドランソードくんと合流しよう。
あゆむ
:ひぃ。
GM
:さて、一旦落ち着いて、飲み物を取ってくる。ちょっと休憩。
あゆむ
:晋太郎さん、そ…そのナスで、どうするつもり!?
晋太郎
:え? がんばったドランソードくんへの、ご褒美だよ?
あゆむ
え…(ぽ
晋太郎
:茄子でもトマトでも、キュウリでもネギでもいいけどね。
あゆむ
:晋太郎さんは野菜で、ドランソードくんと…私は、じゃあ、橘と…いやいやいや。
晋太郎
:何の話やら。
あゆむ
(おいといて、のジェスチャー。

 幕間に、何の話をしているんでしょうね、この男の娘は。

.11:ミドルフェイズ8『覚醒』 シーンプレイヤー:あゆむ

GM
:さて、次のシーンはあゆむくん。
あゆむ
:はいはい。登場。(ころころ)
GM
:キミはあれだ、なにをしている?
あゆむ
:泪が目を覚ますのを待ってる。
GM
:よし、そこに晋太郎君が登場する。君のことを調べてきたのさァ!
あゆむ
:あー、その前に、できれば待ってる間、泪を助けたオーヴァードを調べたい。
晋太郎
:僕、後からでいいよ?
GM
:つまり、調べた後か。まぁ、では調べる感じで。<情報:UGN>。難易度は8か13。
あゆむ
:では、コネ、UGNで。(ころころ)12。財産追加、何事もなかったかのように13。
GM
:では、晋太郎さんと、ドランソードの名前をまず知る。それぞれ、UGNの関係者らしい。(晋太郎はイリーガル、ドランソードはUGNチルドレン)
あゆむ
:他は?
GM
:ふむ…Y市の農地はだいたい晋太郎の所有。
あゆむ
:意外と豪農ね。
晋太郎
:まじでっ! たしか、横浜の農地面積って神奈川で一番広いんだけどなー。
GM
:横浜かは知らん!
あゆむ
:Y市だからね。
GM
:で、ドランソード。ドランソードは、支部長である土屋からの命令を、忠実にこなすのです。土屋の情報が出ているから追加情報で、ドランソードは、土屋がFHの関係者であることを知っています。
あゆむ
:UGNチルドレンなのに、FHの上司の命令に従ってる? どういうこと?
GM
:土屋が支部長だから。
あゆむ
:いやいや、それは…まぁ、ともあれ、手にした情報がそれだと、UGNを偽装したFHの手の者が、泪を助けたっぽいと認識するかなぁ。
晋太郎
:複雑な背景でもあるのかね。
GM
:そんなこんなで、あゆむくんが調べた情報を整理していると、「うう……」と、寝室の方から声がする。
あゆむ
:はっ!? それは走っていってしまう。
GM
:「あゆむ……あゆむ……あゆむはどこ……? あゆむはどこへ行ったの……?」
あゆむ
:「ここにいるわ」と手を取ろう。
GM
:では、手を振り払って「違うっ! あゆむは……あなたはっ、あゆむじゃないっ!」
あゆむ
!? 超ショック。
晋太郎
:男に見えたのかな?
あゆむ
:「ち、違う!私はあゆむよ!」
GM
:「私の、私のあゆむを! 私のあゆむを、どこにやったのォォォォォォ!」と、ワーディングを展開!
あゆむ
やっぱりー!?
GM
:うひひ。

 この泪の台詞、実は、GMがしっかりとあゆむの設定を拾っての台詞です。
 細かい設定拾っても、通じるはGMとあゆむだけという…

GM
:ワーディングを展開した泪は、そばにいるあゆむに攻撃を仕掛けようとするっ!(と、ちらりと晋太郎を見る)
晋太郎
:「む。ワーディング!いくぞ、ドランソードくん!」
GM
:ど、ドランソード君と合流したのか…
晋太郎
:あれ? いまのなし。じゃあ、ふつうにワーディングの気配を感じて、知らないお宅に突っ込む。
GM
:では、単体、晋太郎が部屋に乱入してくる!(ただしマンションの最上階)
晋太郎
遠い!
GM
:ちなみに、戦闘なんてもんはない。演出で自由にどうぞ。
晋太郎
:まずは登場。(ころころ)
あゆむ
:私は、さすがに泪に攻撃できないので、距離をとるわ。
晋太郎
:じゃあ、がんばって走って上って、泪の攻撃から、あゆむをかばう感じで。
GM
:では、泪の攻撃が晋太郎に当たる! ザクゥ!
晋太郎
:かきーん。
GM
:まあ、データを見るとなぁ…通らないよな。(晋太郎は、ガードキャラなので)
晋太郎
:では、攻撃を受け止めて、「い、いったい、なにが、あっ、た?」ぜぇはぁ。
あゆむ
:「あ、あなたは…」とか、返しておけばいいかな?。
GM
:では、こっちはこっちで、「邪魔をするな! そいつが私のあゆむを奪ったんだ!」
あゆむ
:泪の台詞には、蒼白となるなぁ。
晋太郎
:この子、ドランソードくんが助けた女の子だってことは、わかっていいのかな?
GM
:どうぞどうぞ。
晋太郎
:「君は…さっき大ケガをしていたのに…」
GM
:「ううう……あゆむを…あゆむを返して……」と、泣きながら攻撃を繰り返す。
晋太郎
:覚醒したてで混乱してるんだな、と思ったので、とりあえず大人しくさせよう。
あゆむ
:私は部屋の隅に逃げて、衝動にやられている泪を見ていよう。
晋太郎
:「落ち着くんだ!」と、手加減しつつゴツンと。
GM
:ふむ、では、肉体系の技能で、達成値20を超えたら、無傷で取り押さえることができる。足りなかった分だけダメージを受けるとしよう。装甲値有効。
晋太郎
:ほむほむ。
GM
:エフェクトは1メインプロセスだけ使っていいです。つまり、マイナーエフェクト、メジャーエフェクトということ。
晋太郎
:ダメージだすこと目的じゃないし、エフェクトなしで殴るよ。(ころころころころ)ダメージ14点。6点なら死ぬこともないね。
GM
:6点ダメージで取り押さえることができた。
あゆむ
:よかった…
GM
:「うう…」と泪は唸ってる。
晋太郎
:「落ち着いて、ゆっくり呼吸をして」
GM
:言われたとおりに。
晋太郎
:「心を静めて、大事な人のことを思い出すんだ」
GM
:GMはジャームをしていたつもりだったが、いつの間にか覚醒したてのオーヴァードの暴走として処理されていた。はて?
晋太郎
:あれ?そうだったの?
あゆむ
:ジャームなら、再暴走するんじゃないかなぁ。
GM
:「すー…はー……あゆむ……あゆむ……」とつぶやく。
晋太郎
:「そう、思い出して、離さないで」
あゆむ
:ちょっと落ち着いたかもしれない泪に近づきながら、「る、泪…?」
GM
:「…ごめんね、あゆむ。酷いことを言ってしまったわ…」
あゆむ
:「泪…」泪に抱きつくわ。
晋太郎
:じゃあ、場所を交代して…
GM
:うい。シーンが終わろうとしている空気を感じる…
晋太郎
:じゃあ、それで。
GM
:とりあえず、シーンエンドにしておこう
あゆむ
:では、私は泪をぎゅっとするわ。「泪…ごめんね…」と。

.12:ミドルフェイズ9『ドランソード』 シーンプレイヤー:晋太郎

GM
:次のシーン。シーンプレイヤーは晋太郎。
晋太郎
:は。登場。(ころころ)
GM
:その30分後ぐらい、泪はまたベッドで眠り、君たちは落ち着いて話が出来る状況になるです。
あゆむ
:ああ、私もですね。(ころころ)
晋太郎
:さて。「どういうことか、聞いても良いかな? えぇと、お嬢さん?」
あゆむ
:ふむ…場所はリビングかしらね。あ、お茶くらいだすよ、橘が。で、晋太郎さんには、「こっちが聞きたいわ」と。
晋太郎
:うん、あと、面倒だから、お互いに名乗った後ということで。
あゆむ
:オーケー。こっちは、晋太郎さんはすでに知っているし、そっちも私のことは知ってる?
晋太郎
:顔と、簡単なプロフィールくらいはね。
あゆむ
:男の娘なのは、内緒よ!
GM
:すごくどうでもいい。で、橘が「粗茶です」とお抹茶を。
晋太郎
:「結構なお手前で」
あゆむ
:「単刀直入に聞くわ」
晋太郎
:「お、おう」
GM
:押し負けているっ!
あゆむ
:「あなた、泪を助けてくれたから、今は敵と認識してはいないけれど、FH?」
晋太郎
:「UGNのイリーガルだ、ホントだぞ。今だって、UGNの活動中なんだからな!」
GM
:なんでそんなに必死なんだろう…(ほろり
晋太郎
:「そういう君は、UGNか?」
あゆむ
:「いいえ」
晋太郎
:「? なら、君は…?」
あゆむ
:「今は私が質問中」
晋太郎
「お、おう」
GM
押し負けているっ!
あゆむ
:「あなた、UGNだと言うけれど、ドランソードと一緒にいたそうね?」
晋太郎
:「? ドランソードくんもUGNだぞ?」
あゆむ
:「ちょっとまって」と、手を上げて、「橘」と、私の情報を渡すわ。
GM
:「はい、お嬢様」と橘はiPadみたいなもので情報のプレゼンを行った。
あゆむ
:「私は、FHの部下は、FHだと思っているけど?」
晋太郎
:「……」言葉が出ないね。思わず野菜を落としてしまいそうだ。
あゆむ
:「UGNチルドレンということになっているようだけど、FHの言うことを聞いているチルドレンは、FHというべきじゃない?」
晋太郎
:「…支部長の土屋がFHだということは、こちらもつかんでいる。奴を排除するための活動中でもある」
あゆむ
:「ふむ…」と、少し考えて、「いずれにせよ、そのドランソードという子には、会ってみたいわね」
晋太郎
:「会って、どうする?」
あゆむ
:「泪を助けてくれたのは事実なのだし…それが、善意なのか、裏があるのか、知りたいわ」
晋太郎
:「僕もよくは知らないが、そんな裏があるようには見えなかったな…」
GM
:方針の決定後にシーンを終えるよ。
晋太郎
:会わせることは構わないと思うが、今どこにいるのか…
GM
:さー?
晋太郎
:突入前にいたような気がしたんだが…
あゆむ
:気のせいだったのね。
晋太郎
:んむ。
あゆむ
:「いずれにせよ、助けてくれたお礼はさせてもらうわ」ということで、正式に晋太郎に、お礼をすることを申し出るわ。
晋太郎
:「む…そういうことなら会わせることは構わないが、ドランソードくんが今どこにいるのか、わからないんだ」
GM
:まぁ、出て欲しいなら出るけどね。
あゆむ
:GMの許可があれば、ドランソードも追加で調べちゃうけど?
GM
:調べるならどうぞ。ドランソードくんなら、UGNだね。
あゆむ
:では、調べよう。一回使ったコネはつかえないんだっけね。
GM
:使用回数があるものはね。
あゆむ
:まぁ、ここは要人への貸しを使いましょう。
GM
:しかしまぁ、ドランソードの何を調べようとしているのだろうか。
あゆむ
:素性とか。年齢性別生年月日。割と広く、集められる分だけ集めるわ。橘が。
GM
:じゃあこっちを出すか…(ペラリと別のページを見て)難易度不明。達成値次第で、情報出します。
あゆむ
:では、要人への貸しをつかって(ころころ)12。
晋太郎
:んー…
あゆむ
:んー…ちょっと怪しいわね。財産を6点ほどつっこみましょう。
晋太郎
:うわ。
あゆむ
:18ね。
晋太郎
:金って、あるところにはあるんだなー…
あゆむ
:そうでもないわ。
GM
:では…ドランソード君のハンドアウト:キミは晋太郎を殺すよう土屋に命じられた。しかし、キミは晋太郎を殺す理由を見つけることができない。どうしたものか…
あゆむ
ぶふ!?
晋太郎
:おぉ!
GM
:クライマックス用データ:ドランソード君は 侵蝕率−ロイス数×10>100 で、シーンから退場しようとします。以上。
あゆむ
:そんなハンドアウトを…でも、土屋という男は、そもそも何のために、晋太郎さんを殺そうと…?
晋太郎
:土屋の動機…ねぇ。心当たりが一つある。
あゆむ
:ほう…
GM
:それは本当かキバヤシ!?
晋太郎
:GM、裏ハンドアウトをバラすよ。
GM
:へい。
晋太郎
:シーン変わるんだっけ?
あゆむ
:うん。
GM
:まぁ、とりあえず公開して考えましょう。
あゆむ
:引きをひとつよろしく。
GM
:では、これが晋太郎さんの裏ハンドアウトだ。

 リバースハンドアウトありのこの3回のセッションで初の、クライマックス以外でのハンドアウト公開です。
 PC1、がんばった…

PC@ Rハンドアウト
ロイス: 土屋信弘(ツチヤ・ノブヒロ)  推奨感情 P:自由/N:自由

 君は、本当は別の組織(表のハンドアウトとは異なるものを、自由に設定して良い)に所属する実に優秀なエージェント(あるいはそれと同等のもの)である。(※初期経験点を+120点して良い)

"土屋信弘"は、君が現在所属する組織の君の上司に当たる人物だ。君は本来の組織から、"土屋信弘"を殺すように命令を受けた。"土屋信弘"はオーヴァードではないが、滅多なことでは表に顔を出さないため、なかなかに厄介な命令である。なにか手を打たねばならない。

晋太郎
:「と、こんなわけだ」
あゆむ
???
GM
:本来の組織はどこですかー?
晋太郎
:「僕はね、実はゼノスの協力者でもあって、UGNには内緒にしておいてほしいんだけど、この腕環に、ほら」(ここでボスが登場)
GM
:「よーよー、バラすのかよー」こうですか?
晋太郎
:データ的にはDロイス"奇妙な隣人"である所の、僕のボスだ。
あゆむ
:腕輪のレネゲイドビーイング?
晋太郎
:腕環にはまっている、なんかしらの石が本体だよ。
あゆむ
:なるほど。
晋太郎
:「せっかくだからしゃべっちゃいましょう。ボス」
GM
:「うす。ゼノス所属の"バングル"だ。いまは晋太郎を乗っ取って遊んでいる」
晋太郎
:「乗っ取られてはいないよ?協力はするけど」
GM
:「うっせぇ! 俺の言うとおりに働け!」
晋太郎
:「さー、いぇす、さー」(棒読み)
GM
:「よーしよし、いい子だ。というわけだよ嬢ちゃん」
あゆむ
:お…「オーケイ、落ち着け、私」
晋太郎
:「そんなわけで、ボスからのお願いがあったわけさ」
GM
:「殺せ殺せ! あんな奴殺しちまえ!」
あゆむ
「ちょっとあなた、黙っててくれる?」
GM
「お、おう」
晋太郎
:押し負けているっ…!?
あゆむ
:「あなたはゼノスから、土屋の暗殺を依頼された」
晋太郎
:「そう。僕にはよくわからないが、何かのプランなんだろうね」
GM
:「土屋くんはね、FHの悪いやつだよ。そして、俺様たちは、ゼノスのいいやつ、OK?」
あゆむ
:「ノー、なぜ、土屋を殺す?理由が不明だわ」
GM
:強いて言うなら。シナリオフック。
あゆむ
:オーケイ。
GM
:「プランだな。京香に言われたからで、なんか問題あるか?」
あゆむ
:晋太郎さんは、UGNなんだけど、ソレがゼノスなのね。
晋太郎
:そう。僕は、名実共にUGNなんだけど、ゼノスにも協力している。
あゆむ
:無茶な命令だと思うけど?
晋太郎
:そうかな? 「あいつは悪い奴だ。ということは、調べてみてわかった。ドランソードくんにむちゃな命令をして困らせているし、UGNとしても、FHの人間が支部長として活動しているのも、看過できない。僕も割とやる気だ」
あゆむ
:「割と、ソレと利害が一致しているのね」
GM
:「俺様はほら、一人で動けないから、こいつが納得できるようなプランしかもらえないわけよ。だから、俺様がすることはいいことばかり、OK?」
あゆむ
:いいこと…かなぁ…
晋太郎
:「後の問題は、どこから僕らのことがバレたか、だけど…死人に口なしっていうし、ね。ボス」
GM
:「おう。殺してから考えようぜ、めんどい」
あゆむ
:この腕輪、悪いやつだなぁ…
晋太郎
:微妙に洗脳されている感があるわー。自分。
GM
:うふふ…さて、どうしましょ?
晋太郎
:こっちとしては、協力をしてもらいたいな。
あゆむ
:何をかしら?
晋太郎
:あの家にあったデータのパスワードを、君らが持っている、ということにして土屋をおびき出す。
あゆむ
:ふむ…それで、ドランゾートという子も出てくるわね。
晋太郎
:別のプランとしては、どうにかして土屋の居所を特定して、君がドランソードくんとあっている間に襲う。どうかな?
あゆむ
:私としては、会って話がしたいという相手のためだけには、少々リスクも大きい気がするけれど…ところでGM、うっかり聞き忘れていたけど…
GM
:はいはいほー?
あゆむ
:私が襲われるのって、今回初めてなの?よくあるの?
GM
:初めてです。
あゆむ
:ということは、私の情報は、どこから漏れたんだろう…
GM
:うふふ。
あゆむ
:まぁ、いいわ。このシーンではやりたくはないので、それは保留します。
GM
:方針を決めよう、やろうと思えば、次のシーンがクライマックスに成り得る。
あゆむ
:晋太郎さんの案には乗ってもいいけど、回答は保留させてもらうわ。ひとつ、やりたいことがあるのよね。
GM
:ほ?
晋太郎
:そうか。気が変わることを期待してるよ。
あゆむ
:ええ、いずれにせよ、連絡はさせてもらうわ。
GM
:ふむ。では、2人が別れて、シーンは終えるか。

.13:ミドルフェイズ10『あゆむ、お金持ちプレイ、真骨頂』 シーンプレイヤー:あゆむ

GM
:あゆむさんのシーンです
あゆむ
:はいはい。登場。(ころころ)
GM
:何をするのでありましょう?
あゆむ
:うん、ルールブックに書いてあるからね、GMに確認してからでないとだめなんだけど…
GM
:んー? はっ!?
あゆむ
:Dロイス、生きる伝説を使って、ティンダロスを買うわ。
GM
:っ!?
あゆむ
:まぁ、購入難易度のあるものではないから、GMが却下したらそれまでだし、もちろん、会社ではないから、買収という行為はできないと思うけれどね。幹部レベルを丸め込めればいいわ。
GM
:(おろおろ)ど、どうする気なんだろう…
あゆむ
:うん。丸め込んで、情報引っこ抜きたい。知りたいのは、何故、私を襲ったのかと、その情報を仕入れた先の確認。あとは抹消。あたりね。
GM
:OK。前者から答えよう。なぜキミ(の家)を襲ったのか、その理由は既に明かした通り、キミの祖父の残したデータのパスワードを調べるためだ。しかし、疑問部分はそこではなく、なぜいまさら、である。なぜいまさらかと言われれば、ここ最近、その研究論文が、レネゲイドウイルス的に意味を持つようになったからだ。
あゆむ
:意味、というと…?
GM
:つまり、別の研究が、キミの祖父の研究に意味をもたせたとも言える。そして、キミの祖父の研究は──なんかすごかったんじゃね?(設定されていない)
あゆむ
設定されてなかったー!?
GM
:うむ。
あゆむ
:ま、まあ、いい。祖父はすごかったんだ、うん。
晋太郎
:早すぎた天才だった、と。
あゆむ
:で、なんでティンダロスが狙ってきたんだろ?
GM
:ティンダロスは、キミの祖父のデータを消去したがっていたんだ。
あゆむ
:なるほど。
GM
:ようするに、これ以上レネゲイドウィルスを脅威にしたくない、と。なので、とりあえず破壊工作。
あゆむ
:とりあえずと言うのもアレだけど…美奈瀬派のティンダロスなら、考えそうなことね。オーヴァード、いなかったけど。
GM
:更にいうと、家を襲っている最中に、家人のものと思われるリムジンが来たので、RPGをぶっぱなしましたー。(にっこり) ということです。
あゆむ
:い、意味がわからない…
晋太郎
:なるほど、なるほど。無差別テロと。
GM
:死人に口なしって、晋太郎さんが言ってた。
晋太郎
:ボス、何を言わせるんだー!
あゆむ
:ティンダロスは、一般市民を守る組織じゃないのか…いや、うーん…まぁ、たしかにいろいろあるみたいだけど…
GM
:レネゲイドに係る研究をしている人は、敵なんじゃないの?
あゆむ
:ティンダロスは、非オーヴァードが、オーヴァードにいじめられるのをよしとしない組織だろー…まぁ、細かいことはいいか。ティンダロスの一部が暴走したとか言うことにしておいて、パブリックイメージを保つことにしよう。
GM
:うむ。公式様に怒られても困るし、そこまで考えてないしね!
あゆむ
:うん。じゃ、ま、いっか。高い金を払って手に入れた組織だけど、興味はないので、ぽーい。
GM
:(’’;
あゆむ
:あとで、ティンダロスが、祖父の研究を破壊したとデマを流してもらおう。
GM
:ふむ。
あゆむ
:エンディングあたりでね。 さて、では、晋太郎さんに協力すると電話しようかしら。
GM
:ふむ、ではシーン切って、エンディングにはいるか。
晋太郎
:エンディング?
あゆむ
:おわっちゃうのかよw
晋太郎
:めでたし、めでたし。
GM
く、くらいまっくす!
晋太郎
:あゆむ君、一つ気になることがある。
あゆむ
:ん?
晋太郎
:侵蝕率、大丈夫か?
あゆむ
:大丈夫だ。何も問題になることはない。

 この時、あゆむの登場判定で追加し続けてきた謎の数値(普段は侵蝕率)は68。
 侵蝕率なら少し低いですが、この数値は、謎の数値なので、ゲーム的には意味はありません。

晋太郎
:?
あゆむ
:気にするなという事だよー。
晋太郎
:あ、僕ドランソードくんへのロイスをポジティブに変えるね。生き返らせたシーンで感情変ったってことで。
あゆむ
:そういえば、晋太郎さん、ほしい物があれば、調達するけど?
晋太郎
:とくにないかな。
あゆむ
:じゃあ、私は念のため、戦闘用きぐるみを。(ころころ) きぐるみゲット。
GM
:はい、では2人は連絡を取り合って、どっかで集合した、と。二人揃ったクライマックスは、これが初めてだよ。(にっこり)
晋太郎
:ひどいシナリオだね。(褒め言葉)

.14:クライマックスフェイズ1 シーンプレイヤー:晋太郎

GM
:さて、準備はいいかな?
あゆむ
:よくないけどいいよ。
GM
:では、君たちは口裏合わせ土屋を呼び出した。ということで?
あゆむ
:そうね、私がパスワード持ってるってことはわかっているのだし、ソレをネタに呼び出したって感じで。具体案は、私にはないわw
晋太郎
:多分、シナリオの都合で来たことにしてくれる。
GM
:では、君たちは、とあるビルの屋上で土屋を待っている。時間になると、土屋と、そしてドランソードが共にやってくるよ。
晋太郎
:二人だけ?
GM
:うい。
晋太郎
:(そわそわ・ころころ)
あゆむ
:(そわそわ・ころころ)
GM
:?(’’;
晋太郎
:土屋、間違いなく本人?
GM
:本人! 「さぁ、パスワードを教え給え。晋太郎君」
晋太郎
:「パスワードを知っているのはこちらですよ。ただ、教える前に、ドランソードくんに用事があるようで」
GM
:「ふむ……」と、値踏みするようにあゆむを見る。
あゆむ
:はろはろー。と、手を振る着ぐるみ。
GM
:はろはろー。
あゆむ
:いや、なんでだよw
GM
:乗ってみただけなのに。(’’;
あゆむ
:では、着ぐるみの頭をとって…「あなたが、ドランソード?」
GM
:「……なんですか?」とドランソード君。
あゆむ
:「あなたが、泪を助けてくれたのでしょう?」
GM
:「そんなこともあったかもしれませんね」
あゆむ
:「彼女は、覚醒したわ」
GM
:「…そうですか。死ぬよりは、マシだといいですね」
あゆむ
:んー…
晋太郎
:んー?
あゆむ
:ドランソードくんは、本当に死ぬよりマシだといいっておもってんのかなー。興味がないのかなー。
GM
:うふふ…
あゆむ
:日常を失うことと、命を失うこととで考えれば…うーん…
晋太郎
:なにか悩んでいるね。
あゆむ
:いや、特にないよ。
GM
:「話がそれだけならば、パスワードを教えて下さい」
あゆむ
:「ええ、その質問に対する答えは、簡単。一度しか言わないから、よく聞いてね」
GM
:「はい」(メモ帳を用意して)
あゆむ
「しらない」
GM
「はい?」
晋太郎
:(わらた
あゆむ
:一度しか言わないと言ったでしょ。
GM
:(メモ帳にいそいそと4文字書き込むドランソード君)
あゆむ
:か、かわいい…
GM
:「どういうことだね?」と土屋。
あゆむ
:肩をすくめて、「あとは任せるわ」と、晋太郎さんに。退場してもいいかな?w
GM
:屋上からどうやって逃げるというのか。
あゆむ
:飛んで。
晋太郎
:まぁ、いておきなよ。「では、まずドランソードくん」
GM
:「(チラチラと土屋の方を見ながら)な、何でしょうか、晋太郎さん」
晋太郎
:「動機はどうあれ、君は人から感謝をされた。良い事をしたね」
GM
:「……よく、分かりません」
晋太郎
:「それと、最初にきいておきたかったんだけど。君の名前を教えてくれないかな?」
GM
:「私はドランソード。土屋さんからそうつけてもらいました。それ以前の名前はありません」
あゆむ
:ん…?
晋太郎
:「子どもの頃、家族や周りの友達はなんて呼んでくれた?」
GM
:「家族や友達なんて…それは日常側の人間のものでしょう? 私は、そんなものを一度も持ったこと、ありません」
晋太郎
:「じゃあ、しょうがない。お互いやらなきゃいけないことが終わったら、もう一度聞くことにするよ。…で、土屋」
GM
:「……なんだね?」
晋太郎
:「ボスの言いつけだ。ここで死んでくれ」
GM
:土屋は、「なっ!?」と反応するが…
晋太郎
:「僕も、殺されそうになって、黙っていられないからね」
GM
:「何のことかな?」(だらだら
晋太郎
:こっちとしては、もう言うことない。
GM
:「ふむ…キミは、優秀すぎたようだ。いらぬことを知ってしまったようだな」
晋太郎
:土屋のロイスは□有為/嫌悪■にしておく。
GM
:とはいえ、キミと戦う気ははないとばかりに、「ドランソード、後は任せる。いつも通りに」と、屋上から下る階段の方へと向かう。
晋太郎
:それは回り込もう。≪縮地≫。(距離を一瞬で移動する、バロールのエフェクト)
GM
:ぬ!? では、回りこまれた。「ちっ。何をしているドランソード! さっさとヤれぇ!」と土屋は叫ぶ。
晋太郎
:あ、あと、ワーディング。
GM
あ、じゃあ土屋さん、意識失います。
晋太郎
あ、あれ?
あゆむ
:そーいや、こいつ、一般人だったな。
GM
:逃げれなかったなぁ…
晋太郎
:ぇー、それはないわー。
GM
:「晋太郎さん」と、ドランソード。
晋太郎
:「なんだい?」
GM
:「お互い、やらなきゃいけないことがあるんですよね」
晋太郎
:「そうだね」
GM
:「では、話はそれからということで」と、ワーディングを展開っ!
あゆむ
:ふむ…
晋太郎
:「終わったら、新鮮な野菜をあげよう」
GM
:暗い、とにかく暗いワーディングが展開されたところで、衝動判定をお願いします。難易度は8。敵はドランソードと従者4体!
晋太郎
:僕、土屋に「とどめをさす」すればそれで依頼達成なんだけどなー。(ころころ)
あゆむ
:別に、戦う理由ないんだよなー。GM、ちょっと邪道だけど、橘の乗ったヘリとか、ここに飛んできたってやっちゃだめ?
GM
:ようするに退場したい、と?
晋太郎
:ワーディング中だよ?
GM
:ヘリは落ちそうだな。
あゆむ
:AW(アンチワーディング)マスクという、便利な物がありましてね…
GM
:まぁ、ドランソードの目標は晋太郎だし、あゆむは無視してあげよう。
あゆむ
:許可がでない…戦闘したくないのに…
晋太郎
:戦う理由、ないものねぇ。
GM
:というか、やったらわかるが…まぁいい、戦闘しよう。
あゆむ
:じゃあ、とりあえず、許可がでないので、端っこに逃げとくわw

 言うまでもなく、あゆむは一般人なので、オーヴァード同士の戦いに巻き込まれたら、瞬殺されてしまいます。
 なんとか逃げたかったようですが、GMに駄目出しされてしまいました。
 まぁ、事前に準備をGMに言っていませんし、妥当な判断でしょう。

GM
:エンゲージの確認です。晋太郎と土屋が同じエンゲージ、5m離れてドランソードと従者4体、更に5m離れてあゆむ。簡単に言うと、挟撃状態ですね。
あゆむ
:あ、衝動判定した方がいいですか?
GM
:衝動はしてね。
あゆむ
:うい。(ころころ)ギリきたこれ。
GM
:では、戦闘ラウンド開始します!

 衝動判定は、普通に考えればオーヴァードでないので必要ありません。
 単なるフェイクですが、これ、失敗していたらどうするつもりだったんでしょうね…

.14.1:クライマックスフェイズ1 ラウンド1
GM
:クライマックス行きましょう! セットアッププロセス!
晋太郎
:83%、セットアップはない。
あゆむ
:ありません。
GM
:では、こちらは≪ファンナウト≫。従者A、Bを晋太郎のそばへ。従者Cは動かず、従者Dは誰もいない位置に移動。続いてイニシアチブプロセス。
晋太郎
:行動値4です。
あゆむ
:4でーす。
GM
:行動値10でドランソード。マイナーで、ボルトアクションライフル使用、メジャーで≪マルチウェポン≫+≪ヴァリアブルウェポン≫+≪コンセントレイト:ノイマン≫+≪プレディクション≫。ドッジ不可で攻撃します。(ころころ)まわったー!
あゆむ
:3個でよく回ったなー。
GM
:47で、ドッジ不可。ダメージ出すよ。(ころころ)出目いいな、おい。
あゆむ
:ゴスロリきてる。
GM
:ダメージは68。
晋太郎
:どうしても吹っ飛ぶなー。≪リザレクト≫。
GM
:次、イニシアチブプロセス。従者が9で攻撃します。≪マルチウェポン≫+≪コンセントレイト:ノイマン≫+≪プレディクション≫。(ころころ)まわったー!
晋太郎
:回るねぇ。
GM
:ドッジ不可で。(ころころ)31点。
晋太郎
:≪竜鱗≫で30点とめて、ダメージ1。
あゆむ
:おー!
GM
:うう…残りの従者は待機。そちらどうぞ。(投げやり)
あゆむ
:では、先に私でいいかな?
晋太郎
:どうぞ。
あゆむ
:では、私は、屋上の端っこに逃げます。 戦闘用きぐるみで、頭をかかえて、がくぶるしています。
GM
:何をしているんだろうこの子は…(という目で見るドランソード)
あゆむ
:私のことはお構いなく…
晋太郎
:じゃあ、マイナーで≪オリジン:ミネラル≫+≪黒曜の鎧≫+≪破壊の爪≫。で、メジャーは土屋に「とどめをさす」
GM
:ううーん、攻撃とともにじゃないととどめはさせないはず。そして、攻撃するなら従者Bがカバーリングに入る。
晋太郎
:そか。命中判定はするのか。(ころころ)13。
GM
:では、カバーリングで従者Bが入る。
晋太郎
:ダメージは27。
GM
:従者Bは潰れた。
晋太郎
:普通に殴るじゃよわいなー。
.14.2:クライマックスフェイズ1 ラウンド2
GM
:次のラウンド、セットアッププロセス。イニシアチブ経て、ドランソードの番だが…マイナーで、ボルトアクションライフル、メジャーで≪マルチウェポン≫+≪ヴァリアブルウェポン≫+≪コンセントレイト:ノイマン≫。(ころころ)35。ドッジ可。
晋太郎
:しないわー。
GM
:(ころころ)出目いいな、おい。62。
あゆむ
:出目よすぎ。
晋太郎
:竜鱗いれると57点止めるけど、HP-1になる。ので、≪リザレクト≫。これで!竜鱗4レベル!
GM
:しかし、次は行動値9で従者A。≪マルチウェポン≫+≪ヴァリアブルウェポン≫+≪コンセントレイト:ノイマン≫。(ころころ)ドッジ可!
晋太郎
:しないよ?
GM
:55点!
晋太郎
:≪竜鱗≫40、≪黒曜の鎧≫26、≪オリジン:ミネラル≫6=72点止め。
GM
:「クッ、堅いっ」とドランソード君。ってか、72点て…
晋太郎
:従者の攻撃は怖くないな。
GM
:じゃ、従者Dが晋太郎のエンゲージに移動。って、1Rの終わりに移動しないと意味無いじゃんけー!
あゆむ
:あらあら、動いちゃったのね。
GM
:うう……そちらの番です……
あゆむ
はい! 背後ですごい音が鳴っているので、目が×になってます。
晋太郎
:では、土屋に攻撃。
GM
:晋太郎のエンゲージに、従者A(行動済み)、従者D(行動済み)。
晋太郎
:ダメじゃん。
GM
:うお…カバーリングできない……はい、とどめを刺してください…
晋太郎
:(ころころころころ)
GM
しんだー! 土屋しんだー!
あゆむ
:おーう、シンダー。
晋太郎
:「じゃあな。土屋」
GM
:(あれ? という顔をするドランソード)
晋太郎
:「やったぜーぶっころしたぜー」
GM
:ボスか。
晋太郎
:ボスだ。
あゆむ
:ボスいいな、いい役だな。
GM
:ありていに言って、ドランソードでは晋太郎に全然勝てないので(相性が極めて悪い)、戦闘終了で許してください…
晋太郎
:はい、どうぞ。こっちも決め手に欠けるとか言えない。
GM
:戦略もミスりました…
あゆむ
:音がしなくなったので、あれ?という顔をするあゆむくん。

.15:バックトラック 〜日常への帰り道〜

GM
:はい、反省は後にして、バックトラックです。
あゆむ
:そんなもの必要ありません。
晋太郎
:104%から、ロイス4個。
GM
:ファンブルで帰ってこれないな!
晋太郎
:うん、安全圏だね。(ころころ)19。余裕。
GM
:はい、ではエンディング入ります。
あゆむ
:はいはい!やりたいことがあります!戦闘終了直後からお願いします!
GM
お、おう…

.16:エンディング1 シーンプレイヤー:あゆむ

あゆむ
:では、戦闘終了後、そこにばらばらばらとヘリが! 中には、UGNのエージェントたちが!
GM
:いつも通り、仕事が遅いUGN。
あゆむ
:うん。で、そのUGNメンバーの中には、テレーズちゃん(あゆむの初期ロイス)が! そう、テレーズちゃんが助けに来てくれた!
GM
:やりたい放題だな、おい。
あゆむ
財産ポイントなら、まだまだあるぞ。
GM
:ぐぬぬ。

 財産ポイントでNPCは買えません。

GM
:お、おう。ともあれ、なんかヘリが来て、テレーズちゃんが助けに来たらしい。
あゆむ
:ありがとう、テレーズちゃん! こわかったよー!
GM
:「まったく、あなたなんでこんなところにいるのよ! 自分の立場をわきまえないと…」といいながら、熱い抱擁。
あゆむ
:ひー、こわかったよー。
晋太郎
:怖い事なんて、なかったよね?
GM
:「とりあえずヘリに乗って! 狙われてるって聞いて、すっ飛んできたけど、遅くなってごめんね?」とか、こんな感じでいいんですかね。
あゆむ
:はい、めっちゃいいです。そうです。
晋太郎
:別に、侵蝕率的にも、問題なかったじゃない?
あゆむ
:うん、というわけで、晋太郎さんには、私が怖い理由がわからないと思うので、テレーズちゃんが言いました。
GM
:では、ハンドアウトでも表にしますか?
晋太郎
:なるほど。
あゆむ
:Rハンドアウトだすよ。テレーズちゃんが、「もう、あなたは、オーヴァードではないんだから!無茶しちゃだめでしょう!」と言った感じで。
晋太郎
:ぉー!?

PCA Rハンドアウト
ロイス: 祖父(自由に名前等を設定して良い)  推奨感情 P:自由/N:自由

 "祖父"は君の祖父に当たる人物で、レネゲイドに関する研究を行なっている。君はオーヴァードではないが、"祖父"の研究を知り、世界の裏側を知ってしまったのだ。(キャラメイク時はシンドロームによる能力値上昇を0とし、キャラメイクを行うこと。また、エフェクトを取得することは一切できない)

 "祖父"は君が小さい頃、"ワーディング"を無効化するアイテム(形状は自由に設定して良い)を君に渡した。「万が一何かがあったときは、すぐに逃げろ」と、"祖父"は君に言い聞かせていた。

あゆむ
というわけで、一般人でしたー!
GM
:ぐぬぬ…
あゆむ
:なにこの、93っていう値。ぺ。(侵蝕率を表すための数値をNickにいれる事にしているため、それを名前変更で消した)
GM
:(’’
晋太郎
:それで侵蝕率は平気って言ってたんだ。
あゆむ
:意味ない数値の上下に憂いなどしません。
GM
:さて、そんな中、カメラを反対に向けよう。

.17:エンディング2 シーンプレイヤー:晋太郎

GM
:ばらばらばらとやってきたヘリコプターから続々と降りてくるUGNのメンバー。UGNの裏切り者である、FHの土屋を取り囲んだり、屋上を封鎖したり…と、それを見ながら、「私は……」とつぶやくドランソード。
あゆむ
:建前上は、ドランソードくんはUGNチルドレンだけど、本人は土屋がFHと知っていたんだっけね。
晋太郎
:UGNのどこまで、その情報が行っているかは、わからないけどね。
あゆむ
:ふーん…まぁ、特にチクるつもりもないわ。
GM
:ドランソードは、UGN職員が土屋を回収するより先に、従者で土屋を回収したりしている。
あゆむ
:テレーズちゃんくらいには、言った方がいいのかね…まぁ、知ってそうではあるけど。ドランソードと晋太郎さんの方を見ています。
晋太郎
:ふむ…「君は、もう少し陽の当る所に出た方が良いね」
GM
:「陽、ですか…」
晋太郎
:「家族も、仲間もいたっていいじゃない。オーヴァードだからこそ、そうしたつながりが大事なんだから」
GM
:「私のつながりは、土屋さんと、そしてこの子たち…」と、従者たちを見て、「私は、それでいいと思っていました。それが、私の歩む道だと」
あゆむ
:「晋太郎さん、いいかな?」
晋太郎
:「ん?」
あゆむ
:「この子に、ひとつ、頼みがあるんだけど」
晋太郎
:「うん。いいよ」
あゆむ
:テレーズちゃんにも聞こえる感じで、「オーヴァードとして覚醒した女の子がいてね、彼女をUGNに引き取ってもらって、衝動をコントロールできるようにしてもらいたいんだけど、この子に教育してもらうのはどうだろう?」
晋太郎
:「あぁ、良い考えじゃないかな?」
GM
:正気か!?
あゆむ
:もしかすると、執事もついてくるかもしれないけどね。
晋太郎
:僕としては、時々畑の手伝いに来てくれると助かるけどね。
GM
:ブーツが汚れるので…
あゆむ
:「私は、オーヴァードではないから、オーヴァードの悩みはわからないけれどね。日常を失った者として、少しは、あなたたちの気持ちもわかるつもりよ」
晋太郎
:「あぁ、そうそう。二人のけが人を助けたご褒美を、渡してなかったね」と、どこからともなく茄子やトマトを…
GM
:(小さな声で)「……優しすぎるんですよ、お二人とも」
あゆむ
:そうかな?
晋太郎
:どうだろう?別に、ボスの命令に、ドランソード君の事は含まれていなかったしね。
GM
:うう…なやむGM。
あゆむ
:何か予定がGMにあるなら、それでもよいよ。
晋太郎
:うん。
GM
:「1つ、見落としがあります。わすれているのか、意図的に無視しているのか」従者が土屋の死体を、ドランソードの元へ運ぶ。
晋太郎
:あぁ、抱擁?
GM
:「仕留めるならば、私を殺すまでやらないと、ダメじゃないですか…」と、≪抱擁≫を使います。
あゆむ
:その手があったなー。
GM
:即座にドランソードは土屋を抱きかかえ、ビルを飛び降りる。というあたりで、セッションは終了しましょう。
あゆむ
:FHとして生きる道を選んだか。
晋太郎
:まだ視界内にいる? あ、終わりなら終わりでいいけど。
GM
:視界内に居ることにしてもいいけど?
晋太郎
:いや、終わりでいいよ。
GM
:では、終わりましょう。ビルの谷間へ消えていくドランソードを見送る、晋太郎さんとあゆむくん。
あゆむ
:無言で…といったところね。
晋太郎
:うん。いつかケリをつけなきゃいけないかもしれないけれど、それはまた別の話だね。

 同一シナリオセッション、その3のドランソードは、晋太郎とあゆむに救いの手をさしのべられながらも、FHとして生きる道を選んでしまいました。
 戦闘狂だったり、ビルの手伝いをされたりと大変なドランソード君でしたが、はたして彼(彼女)を待つ運命は…

.18:アフタープレイ

GM
:といったところで、お疲れ様でしたー。
あゆむ
:おつかれちん。
晋太郎
:お疲れさま。
GM
:うーん、ラストは仕方ない。仕方なかったんだ…
あゆむ
:泪がオーヴァードになっちゃった!
GM
:ゆるしてぴょん。
あゆむ
:ああああああー。
晋太郎
:久しぶりすぎてよくわからんかった。
GM
:そしてだいぶ時間も遅くなってしまって申し訳ない。
晋太郎
:5時間45分。
あゆむ
:結構かかったね。
ユイ
:立ち向かうヒロインと流されるヒロイン。(感想
あゆむ
:あら、第2回ヒロイン。
ユイ
:どもども。
GM
:なにかあれば、どうぞ
あゆむ
:あ、キャラシあげておく。もっと財産ポイント使えばよかったかな。余りすぎた。
晋太郎
:すごい財産ポイント。あ、こっちもあげておこう。
ユイ
:ちなみにこれ、私のキャラシね。
あゆむ
:普通だ!?
ユイ
:(確か)ルルブに特に記載無いんだけどさ、一般人がDロイス取るのってOKなんだ。
GM
:ルルブを見る限り、一般人が取れない理由が言えなかったので、許可した。
ユイ
:ロイスって物自体が「オーヴァードを日常に留める物」って考えだから、ハナから日常に生きてる一般人は取れなくていいと思うなぁ。
GM
:ロイスの定義ってそうだっけ。
あゆむ
:Dロイス、おもしろみのためにとったけど、あってもなくてもかわらなかったなー。
晋太郎
:おもしろかったけどね。生きる伝説。
GM
:ふむ…るるぶ1、P216を見ると、ロイスが日常を取り戻してくれるものである、と読めるな。
あゆむ
:ロイスはそうだねー、Dロイスがどうかは知らないけど。
GM
:しかしまぁ、一般人が取れてもいい気はするので、今回はよしとした。
あゆむ
:そもそも一般人キャラを採用する時点でイレギュラーだし。
ユイ
:それはそうなんだけどね。
あゆむ
:まぁ、あゆむの真骨頂は、ミリオネアなので。
晋太郎
:全体を通して言うと、もうちょっと、ここは何をするシーンって指針は欲しかったかもね。
あゆむ
:そうだね、PC主体は、単発だと難しいのかもね。
GM
:実際、シナリオにシーンについては書いてないんだよなー。キャラの指針だけ示されている。
あゆむ
:それはそれでいいと思うんだけどね。貫通行動は大事。
ユイ
:ボイチャでやった流れって、ここでやった二種と結構違う感じ?
あゆむ
:結構違いそうな気はする。
GM
:そもそも、ここの2卓もだいぶ違う方向だしなぁ。
ユイ
:とりあえず、今回のこれと2とは、普通に全然違うし。
あゆむ
:まぁ、読者の皆様は、3つあわせてお楽しみください、だね。
GM
:まぁ、実験だから、何か得るものがあればよいんじゃないかな。
あゆむ
:あとは、全体でいえば、土屋に、ドランソードがくっついていっている理由のマスターシーンがあってもよかったかな。マスターシーンあんまりなかったし。
GM
:クライマックスではちょっと遅かったな。
あゆむ
:ちょっち弱いかなと思う。あと、一般人巻き込むんじゃねぇ、ティンダロス。
GM
:しかたなかったんや。
ユイ
:PMCとしては、評判に関わる問題だよね。
あゆむ
:このキャラ気に入ったけど、もう出ることはないだろうなー。
GM
:ないだろうねー。
ユイ
:どこかで、NPCとして採用されるかもよ?
あゆむ
:男の娘でもいいですか?
GM
:そういえばそうだった!?

 そんなこんなで、3回に渡り行われた、同一シナリオセッション、いかがでしたでしょうか。
 同じシナリオを何度もプレイヤーを変えてやってみるというのも一つのいい経験でしょうし、キャラクターデータを公開してないでセッションするというのも、普段と違ってスリリングで面白いかも知れません。
 まぁ、あんまりやり過ぎるとそれはそれで別の問題も出るかも知れませんけどね。

 ともあれ、同一シナリオ実験セッション、これにて閉幕。