appi:「ああ、スピさん。

　と、ベンチにてくてく歩いていくスピットを見かけて声をかけたのはアピでした。

spit:「よう、アピ。

　スピットはちょいと帽子をあげて返します。

spit:「そうだ、ちょうどよかった。

　と、二人、ベンチに向かって歩きながら、

spit:「その…なんだ。式の日取りなんだが…
appi:「あ、８月７日というお話ですか？

spit:「うむ。いろいろ考えたんだが…その日が、そのー…再スタートには持ってこいかなぁと。
appi:「再スタート…ですか？

　スピットは聞き返すアピに、ちょっと口を曲げました。

spit:「ああ、覚えてねーか。ま、いいさ。

　帽子を直しながら、スピットは言います。

spit:「となると、式場も決めてしまわないとなぁ。
appi:「槇恵さんが司会はしてくれるそうですけど、場所は決めて下さいと言われましたしねぇ。

　二人はベンチに向かいます。

spit:「で、だ。

　ベンチ。
　スピットは言います。

spit:「式場探しに行こうかと思うわけだが…





heriosu:「あ、俺、じゃあ、２８２８しに…





Ridgel:「気を利かせなさい！


heriosu:「斬られていけなくなりますた…



spit:「…

heriosu:「（2828
Ridgel:「（2828
kenon:「（2828



spit:「じゃあ、いってくらぁ。



　ともあれ、二人は式場候補地選びに出かけます。

　まずはプロンテラ東。




spit:「悪くないけど、手狭かなぁ。
appi:「何人くらいいらっしゃるんでしょうか…
spit:「さぁなぁ…少し木陰が多いから、ギルメンくらいならここでもいいんだけど…


　続いてプロンテラ西。



appi:「ここは広くていいですね。
spit:「ここは、たまり場にしている人がいるみたいだから、その人たちと交渉しないといけないけど。
appi:「眺めもいいですし、一等地ですねー。


　今度はプロンテラを離れ、アピが言った、天津に出かけてみます。



appi:「桜の下などどうかと思ったのですが…
spit:「ちょっと気が邪魔だけど、人数によっては悪くないね。


　続いて、城内にも足を伸ばしてみます。



appi:「思ったより狭かったですね。
spit:「こりゃあ、ダメか。


　さて、二人は足を伸ばしたついでに、コモド方面へと向かいます。



spit:「船の上とか、いいな。
appi:「でも、ここ、アクティブモンスターいますね。
spit:「ノビとか、来るのかなぁ…あと、マストが邪魔だな。
appi:「そうですねぇ。


　少し散歩をして、



spit:「いっそ、ネタでこことか？
appi:「歩きにくそうです。




spit:「ここはグリムと玲於奈が使ったしなぁ。^*1
appi:「ですねぇ。



　二人は一度、プロンテラに帰りました。

　さて、ベンチに戻ってきた二人。
　「貴様等も手伝え。意見を言え」という理由でその場にいたベンチメンバーを引き連れ、ジュノーへ。





spit:「我にかごー。



　もはや式場選びとか、どうでもよくなってないか？




makie:「どーですか、ここ。
spit:「いいんだけど…多分、狭い…
jeers:「つーか、何人くらいくるんだ…





　いや、式場探しに来たんじゃなのか!?




　ついでにセージキャッスルで転職していたセージを祝福。


　もう、本来の目的など忘れた。









　閑話休題。^*2



　ともあれ、



makie:「ここなら広いですし、アクティブモンスターもいませんし。
spit:「ほほう、カピトーリナ修道院か…悪くないな。
appi:「ポタの直行便も用意できますし。

putiLeona:「しーかーいー。

spit:「…懐かしいのがいるな。



　式場決めは終わったのでした。


　そんなこんなで、





　閑話休題。^*3


　ついに前日です。
　軽くリハーサルをやった後のベンチ。
　リハーサルをのぞきに来ていた面子と、当日参加できない方々で、




　突発枝占い。


　しかも、101本。^*4


　一行はイベント広場に移動して、






　ヤンチャだね！






　いきなり魔剣。








　しかも主催者のいるるん死亡。


spit:「ぽっきぽっきいっくよーん。





　嫌な予感。









　お察し下さい。









spit:「えー、総員、連絡。とりあえず、20分ほど中断する。




spit:「かけずり回ってこい。

「イエッサー!!







　閑話休題。^*5


　ともあれ、セージを導入したりして、環境を整えつつ、再開です。




spit:「ぽきぽきぽき…
Ridgel:「折りすぎ!?

spit:「ぽきぽきぽきぽき…





spit:「お前等、意外と堪えるようになったなぁ…
heriosu:「いやいやいや。

spit:「ぽきぽきぽき。





irurur:「ぎゃぁぁぁぁ！
quino:「キター!!





spit:「うーむ…ゆゆしき問題だ。

　敵をあらかた片付けてぜぇぜぇ行っている皆を見ながら、スピットは言います。


spit:「俺が死なない＝全然苦戦してない。










　ノリのいい方々だ。




　しかし、結局最後の１本になってしまい、

irurur:「むう。もう残り１本です。
spit:「俺はもう持ってねーぞ。

irurur:「では、スピさん。





irurur:「最後の１本は、今後のスピさんを占う、大切な一本！

spit:「む。ラストか？
mayumi:「らすとー。

irurur:「それでは、ラストオーダー…


spit:「む、つまりあれだな！




spit:「今夜のご注文は！







　ノリのいい方々だ。^*6




irurur:「ぽきー！











　せつねー。



　まぁ、しかし、所詮は雑魚モンスター。
　この程度でスピットが倒されることなど、ありません。






　あれ？



　モンスター情報が、違う？




　プレイバック。








　お察し下さい。



spit:「何か、突然ワニらしきものが、ワニらしきものが…
irurur:「キノセイですぞ？
Linecell:「ワニなんかいましたか？
mayumi:「わににひとのみ。
Harusame「よくやった、ワニ。
Ridgel:「これが、結婚式前夜の、最後のやんちゃって奴ですね？


　そして夜は更けていき…





　スピットとアピの、結婚式当日となったのでした。^*7