そんなこんなで、本日はジュノーへとやってきました。
spit:「まー、ジュノーなんて特に何かがあると言う所でもねーとは思うんだが…
heriosu:「今なら、ブライダルなんとかで、転送無料だし、いいじゃないですか。
*2
と、ヘリ。
heriosu:「
スピさんだって、関係あるんだし。
そう言えば、アピと婚約したはいいものの、結婚式の話なんてあれ以来さっぱりです。
スピットは鼻歌交じりに、
spit:「ほれ、リーデ。いくぞ。
てくてく。
Liede:「わーい。
付いてくるリーデは、ジュノーは初めてなのでした。
spit:「まずは、セージキャッスルかな。
スピットはてくてくと知の島にある、セージキャッスルを目指します。
巨大なその建物は、セージへと転職することの出来るセージキャッスル。
そして地下には、このジュノーを空に浮かべているという、イミルの心臓がある場所でした。
heriosu:「広いですねー。
spit:「まぁ、ミドカルドの知が集まる場所とも言われているからな。
キャッスル内を、二人を連れてスピットは歩きます。
Liede:「どこにいくのー?
spit:「セージキャッスルに来たら、ここに行かなければ嘘だという場所だ。
先行するスピットは、にやり。
spit:「ここだ。
ちょいと帽子を直します。
見上げれば、高い天井のその向こうにまで、びっしりと本が詰まっています。
そして見下ろせば、同じように漆黒の闇の向こうにまで、本棚が続いています。
Liede:「おおおお。
heriosu:「これは…
spit:「すごかろう。
heriosu:「
どうやって取るんだろう…
spit:「簡単だ。リーデ。
Liede:「ほいさ。
spit:「このようにして取る。
Liede:「読むことが出来るかどうかは…
spit:「
キニシナイ
spit:「ケイロン=グリック学長です。
heriosu:「誰?
Liede:「ひげのおぢちゃん?
spit:「それは前もやったな。
*3
グリッグ学長は笑います。冒険者たちの気軽な態度にも、慣れたものです。
スピットは言いました。
spit:「ジュノーのセージキャッスルに来たら、ここはいかなきゃなという場所がある。
heriosu:「ほほう。
spit:「そんなわけで、学長。ちょいと…
にやり、帽子を直して言います。
spit:「イミルの心臓を拝見させていただくぜ。
Liede:「心臓!?
heriosu:「心臓?
「あまり、派手な事はしないようにね」と苦笑する学長の言葉を背に受けて、スピットたちはセージキャッスルの地下へと潜ります。
spit:「えーと…
迷子。
spit:「あれ、こっちだっけな…
heriosu:「スピさん、道知らないんじゃ…
spit:「いや、前に来たときは…えーと…
悩むスピットに、リーデが言いました。
Liede:「ここはひとつ、みっつに分かれましょ。
さて、当たりはどれだ?
さて、一行はイミルの心臓を観光し、ついで、ルキノとトライスさんがセージに転職する時に論文を提出した、バイオテクノロジー研究所に向かいます。
*4
spit:「さて、この所長こそが、トライスさんと、おまけ的にルキノの教授であるわけだが…
片付けよう。
spit:「あれか、ルキノの部屋がキタナイのは、教授の教えなのか?
heriosu:「行ったことが?
spit:「いや、ないが。想像。
スピットは本棚に歩み寄り、適当に手に取ってみます。
spit:「小難しい本を…
やってきたヘリオスも、本棚を覗いて…
heriosu:「あ…
spit:「
…
spit:「よし、ここには
何もなかった。
heriosu:「今、マントの中に…
spit:「何もなかった、何も。あ…
spit:「何事もナイヨー。美人OL26人大辞典とか、ナイヨー。
heriosu:「なんだか凄いタイトルだ!?
同好の士?
さて、おみやげを手に入れて、ジュノー散策を続けようとしたスピットに、ケニーさんから電波が届きました。
今、ジュノー散策中というと、ケニーさんも、ジュノーへ遊びにくるとのこと。
spit:「どこで待ち合わせ?
KENNY:「そうですね…
KENNY:「
リモルちゃんのトコですって言えば、わかります?
spit:「HAHAHA。お前、俺を馬鹿にしているのか?
無論、わかる。
KENNY:「さすが、スピさん。
spit:「いやいや、お主ほどでは…
heriosu:「
同好の士?
ともあれ、ケニーさんを加えて、再び探索です。
お店屋さんごっこ。
spit:「なにか かうかね?
*5
heriosu:「…
spit:「くくく…
spit:「いやー、やめてー、ゆるしてー。
KENNY:「本の貸し出しはしていませんか!?
Liede:「…
散策は続きます。
spit:「おや?
と、スピットは首をかしげました。
spit:「こんな所に、建物なんかあったかな?
何度かジュノーに来たことのあるスピットでしたが、その建物は今まで気づかなかったのか、新しくできたのか…ともあれ、はじめて気がついた建物でした。早速と、中に入ってみて…
怒られました。
&飛ばされました。
Liede:「?
heriosu:「?
何故か、
魔導師二人だけが飛ばされました。
spit:「何故だ、ケニーとん!
KENNY:「何故ですか、スピさん!
spit:「ああああああああああああああ!?
KENNY:「いいいいいいいいいいいいい!?
何かある。
ここに大きな壁がある。
Liede:「
女医|越えられない壁|ナンパ死
これも生き物のサガか!?*6
spit:「リーデ、ヘリ、一回こっち来い。そしてもう一回行ってみろ。
Liede:「しかたないなぁ。
heriosu:「別の理由じゃないですか?
spit:「ヘリが入れて、俺が入れない事に、運以外の別の理由などない。
heriosu:「ひどっ!
ともあれ、リーデとヘリオスも一回外に出て、また入ってみることにします。
と、
heriosu:「ああぁぁぁぁあああああ!?
spit:「よーし、飛んだ飛んだ。
Liede:「えええええぇぇぇぇぇぇぇ!?
KENNY:「どうやら、我々のせいというわけでもないようですね。
安心納得。
ともあれ、謎のアルケミ美女の女医さんに「入らないで!」と言われては、仕方がありません。
何が何でも潜入。
spit:「よし…さすが俺。
heriosu:「な、なんだってー!?
spit:「ふ…俺の、熱い想いかな…
spit:「
馬鹿な!?
spit:「彼女は心を開いたのです!!
暗黒面?*7
heriosu:「このままでは、スピさんの毒牙に…
spit:「ならば、入ってみたまえ! ンンー?
spit:「ごめんなさい。それは勘弁してください。
弱い男。
入れない男。
KENNY:「なんでだー!?
spit:「ケニーとんは、わかってないなあ。
KENNY:「ふ…女医さんは、そんなことでは…
KENNY:「
ナゼダァアア!?
spit:「愛かな?
どの口がのたまう。
ぽーんとすっ飛ばされるケニーさんを横目に、
この男、要注意。
KENNY:「血の涙を流しそうです…
spit:「仕方がないなぁ、じゃあ、女医さんに怒られずに中に入る秘訣を教えてあげよう。
と、スピット。
ぼそぼそと耳打ちします。
KENNY:「な…
heriosu:「なんだってー!?
*8
そしてついに…
KENNY:「ふ…
上がり込むなり、態度一変。
KENNY:「おいたしてくれたじゃね〜の!
spit:「キャラ変わってるぞ、ケニーとん…
KENNY:「おいたのお礼は…
よいこは深読みするな。
で。
Liede:「じゃあ、とりあえずこんな感じで。
heriosu:「SP切れたら、青ハブ食ってくださいね…
KENNY:「ううぅっ…スピさん。
Liede:「ぱぱは、私たちの心の中に…
heriosu:「ベンチの事は、私たちに任せて、安らかに眠ってください。
KENNY:「スピさんの事は、忘れません…
スピットの墓の前に、三人、それぞれお供え物。
おいたの代償=スピ抹殺。
そんなベンチ。
っていうか、勝手に殺さない。
spit:「っていうか、俺のおいたじゃないし。
heriosu:「あ、美人OL26人大図鑑もお供え…
KENNY:「あ、そ、それは!?
Liede:「都合がいいことに、墓はまだあるなー。