今日も今日とて、ベンチは平和です。
suteinu:「あー、ひまー。
と、すていぬがだらけています。
heriosu:「スピさんは何処に行ったんでしょう…
と、ヘリ。
ギルド情報でスピットがいることは確認していましたが、ベンチにはいません。
suteinu:「あー…
すていぬは言いました。
suteinu:「
アピさんとデートに行きました。
heriosu:「婚約して、
らぶらぶですか?
spit:「うむ。
と、イズルード海底ダンジョンの中、スピットは唸りました。
spit:「レベルが上がりそうな予感だ。
appi:「久しぶりですねぇ。
spit:「半年ぶりくらいか…
mjmj。*1
spit:「アピも、そろそろ上がりそうな感じ?
appi:「ですねぇ。
二人はイズルードダンジョンで、ひさびさのペア狩りを続けます。
と、スピットのジョブレベルが上がりました。
appi:「おめでとうございます。
spit:「お、あがった。
ちょいと帽子を直し、スピットは言いました。
spit:「うーむ…しかし、ジョブが上がっても、覚える魔法がないな…
*2
appi:「そうなのですか?
spit:「うむ…まぁ、コレがあれば、もっと狩りも楽になるだろうなーという魔法があるし、覚える事も出来るようだが…むぅ…
うなり、スピットは考え込んでしまいました。
アピは小首を傾げて聞き返します。
appi:「何の魔法ですか?
spit:「ん?あー…内緒だぞ。
と、スピットはアピに耳打ちします。
その魔法の名前を聞いて、アピはびっくりして目を丸くしました。
appi:「使えるのですか!?
spit:「まぁ…魔導師やって長いからな…昔は使えなかったが…今は向き不向き以上に、魔力的になんとかなるみたいだが…
ふっと軽く笑い、スピットは言います。
spit:「だがなー、この魔法を覚えるとなー。みんながなー。
渋るような台詞でも、その実、顔が笑っていたので、アピもにこにこと笑いながら言いました。
appi:「どんな風に魔法を覚えても、スピさんはスピさんですから。
spit:「おおぅ。アピに言われると、心強いなっ。
帽子をちょいと直しながらスピットはにやりと口許を緩ませました。
spit:「よーし、魔法の契約してしまおう。みんなには内緒な。
appi:「内緒ですね。
笑い、アピは言いました。
*3
suteinu:「つーか。
suteinu:「このままらぶらぶモードで終わられても、
面白くないわあああああぁ!!
ベンチ。
すていぬが叫びます。
heriosu:「…本編に、凄い勢いで食いついてますね。
suteinu:「よし、決めた。
すっくと立ち上がり、いぬは言いました。
suteinu:「ウンバラへの道も開かれたことだし…
heriosu:「だし?
suteinu:「
タイトルの通り!!
そんなわけで、すていぬはヘリオスと、ベンチにやってきた槇恵さん、フリーデル、そしてファブのお友達のフレスベルグと共に、天津へと向かいました。
*4
suteinu:「畳ダンジョンにて、フリーデルくんのレベル上げをし、バードにするのです!
Friedel:「せんせー。
Hraesvelgr:「廃、底。
Friedel:「
畳ダンジョンに入れません。*5
suteinu:「
記録に挑戦!!*6
そんなわけで、狐にとりつかれたおばあさんの憑きものを取るため、一行は、石田城主のおばあちゃんの元へ。
フリーデル、怨念こもってる?*7
Friedel:「いくぞぉぉぉおお!! ハァァァァァァァア!!
お約束。
heriosu:「時に、すていぬさん。
suteinu:「あい?
heriosu:「髪が、
いつの間にか赤くなってますね。
suteinu:「いぇす!!
suteinu:「触れられなかったらどうしようとか思ってました。
Hraesvelgr:「心境の変化?
heriosu:「失恋?
suteinu:「否!!
suteinu:「
RWC限定仕様!!
heriosu:Hraesvelgr:「
は?
季節ネタは風化するぞ?*8
suteinu:「とまぁ、それはともかく。
Friedel:「
なぜだぁぁぁぁぁあ!?
かっ飛ばされまくるフリーデル。
Friedel:「落ち着け、私。
すぅと息を吸い込んで…
Friedel:「
はぁぁぁぁああああ!!
suteinu:「記録に挑戦ですね。
Friedel:「くそう!
Friedel:「はあああああああああ!!
以下、SSをお楽しみください。
Friedel:「えいしょう ねんじろ!
suteinu:「ステキー!
Friedel:「ぐはああぁ!?
そしてここで狐を追い払うことに成功するフリーデル。
Friedel:「はぁはぁ…
Friedel:「
強敵だったぜ…
素敵な戦い終了。*9
suteinu:「まー、そんなこんなで、天津ダンジョンに行った私たちは、フリーデルくんのレベル上げをし、フリーデルくんは無事にバードに転職しましたとさ。
heriosu:「
めでたしめでたし。
Friedel:「まってー!? 行くのにこんなに苦労したのに、天津ダンジョン内の話はないのー!?
suteinu:「
ナイデス。*10
さて、天津ダンジョンでレベル上げをし、無事転職したその頃、ちょうどベンチメンバーはウンバラへ遊びに行くための前準備に、天津フィールドへと繰り出していたのでした。
なんでも、すでにウンバラに行った冒険者たちの話を聞くと、ウンバラではウンバラ語という言葉が用いられているそうで、それを覚えるために、紙と墨汁が必要だと言うのです。
suteinu:「そんなわけで、天津フィールドでみんなが紙を求めて狩りをしているそうなので、いきましょー。
heriosu:「ういー。
Friedel:「畳ダンジョンには行かないのか…
そんなわけで、いぬは天津フィールドの神社前へと向かいました。
そこにはすでにベンチのみんながいて…
suteinu:「なかまにいれてよー。
一緒に来たじゃん。
それなんてドラクエ?
suteinu:「おや?見慣れない方がおる。
と、すていぬはそこで狩りをしていたみんなを見て言いました。
見ると、ベンチでは会ったことのない商人さんと、プリーストさんがいました。
Jeyak:「お初です。
suteinu:「
名前で察した。
Jeyak:「扱いが乱雑だー!?
*11
うわあああああんと、商人さんは走っていきます。
suteinu:「あや?
Jeyak:「…
Jeyak:「
死んだ…
suteinu:「なむなむ…
「起こしますよー。
と、プリーストさんはリザレクション。
suteinu:「こちらの方も、お初ですね。
「お初です。
プリーストさんはぺこりと頭を下げて言います。
Tsubasa:「退魔師、翼と申します。以後、お見知り置きを。
suteinu:「よろしくー。
と、翼さんにすていぬはぺこり。
suteinu:「まー、アレです。
suteinu:「ベンチと関わると、よいことないので気をつけた方がいいですよ。
死ぬ前に助けなかったの?
Tsubasa:「マニピ唱えてる隙に…
suteinu:「おこしますよー…っと、その前に…
洗礼。
Tsubasa:「初踏み!?
suteinu:「ふみふみは基本です。
*12
Tsubasa:「
感動だ!?
踏まれて感動はどうか。
Jeyak:「
死んだ…
Friedel:「またか!?
Friedel:「こんなに何度も死ぬことがあるはずがない…これは、他殺の疑いが…
aoiruka:「犯人は、この中にいる!!
Friedel:「ホシのアタリは付いているのかね?
死体の周りで談義。
衝撃の発言。
suteinu:「犯人は…
犯人、誰だろうなー?
逃亡!?
Friedel:「追えー!!
aoiruka:「ヘリ狩り?
Tsubasa:「なんだかよくわからんが、捕まえればよいのか。
Sylphienne:「ええぇっ!?
Jeyak:「ふふふ…ヘリ…
Jeyak:「
轢 き 殺 す。
うわー、悪っぽい。
そんなこんなで、いつの間にやら紙狩りからヘリ狩りに変わるベンチ一行。
誰が一番にヘリオスを見つけるのか…
heriosu:「見つかったか!?
suteinu:「私は、敵じゃないよー。
と、すていぬは支援をします。
heriosu:「おおっ、これで逃げ切れる!
suteinu:「後生です。支援プリの私は、支援をするです。
heriosu:「ありがとう!
そして、しゅんっと、ヘリオスは再びハエの羽根ですていぬの前から消えました。
うわー、悪っぽい。
Friedel:「おのれ、どこに行った、ヘリオスさん!
Jeyak:「轢き殺す!!
Sylphienne:「えっと…
aoiruka:「ヘリオスさん、発見!!
Tsubasa:「速度増加!!
Friedel:「まてぇー、タイホだー!!
heriosu:「捕まるものかー!!
だっと走り出すヘリの耳に、
suteinu:「そろそろ切れますね…
ぽつり、いぬの声が聞こえてきます。
heriosu:「?
と、ヘリは自分の身体が急に重くなったような気がしました。
heriosu:「
速度が切れた!? つか、切れる時間、早ッ!?
suteinu:「速度増加は、1レベルでも移動速度25%に、はるか昔に修正されますた…
*13
ふっと遠い目をして言うすていぬの耳に、
Jeyak:「死ねぇええ!!
heriosu:「ぎゃああああああああ!!
楽しそうなベンチメンバーの声が聞こえていました。
プロンテラの街は夕暮れ。
今日も一日、みんなと遊んで、すていぬはてくてく、お家に帰ってきました。
ちょうどそこにスピットも帰ってきて、スピットはいぬに向かって、聞きました。
spit:「お、いぬ。
suteinu:「あい。
spit:「週末にウンバラにみんなで行くに当たって、集めるようにと言っておいた油紙の件は、どうなった?
suteinu:「
…
spit:「
…
spit:「アピと結婚したら、部屋が狭くなるな…ポリンといぬを2匹も置いておくスペースなど、あるのか…
suteinu:「後生です!ご主人さま!!
*1 1年でspitのレベルは約2上がる。(2004年実績)
*2 風の魔法は極めているので。
*3 内緒については、いずれ。
*4 何故か新しく実装された場所の1つ前に行く傾向があるベンチ。
*5 通行手形がないと入れない。詳しくはEP3.0「極東の国、天津へ!」を参照。
*6 これも詳しくはEP3.0「極東の国、天津へ!」を参照。
*7 Friedelの中のひとは、Ridgelの中のひと。Ridgelさんは5回失敗していた。
*8 RWC。Ragnarok Onlineの対人戦システムを使ったギルド間戦闘の世界大会。各国の代表者が韓国に集まって、世界大会を行った。そのPRのためのログイン画面が、これだった。
*9 2桁はすごいよ、2桁は。
*10 SSが2枚しかなかったという…本当に狩りに行っただけのようだ…
*11 jeyadの中のひとのキャラ名は、Jで始まる法則。なので、Jはいつも通称J。
*12 新品のバッシュみたいなものという、ベンチローカルルール。
*13 速度増加の移動力は、レベルにかかわらず、一律で25%増。昔は違った。今は見た目は同じなので、低いレベルでかけてもステータスをみないとわからない。無論、低いレベルのものは早く切れる。(低レベルで上書きはできない)
**小ネタ
この女、前科あり…