と、ベンチ。

　通りがかったアコライトの女の子に、槇恵さんが声をかけたところから、すべてが始まりました。


　声をかけた理由は、「髪型が一緒だったから」


　ひょんな事からベンチに関わりを持ってしまったアコライトのあずささん。




　彼女を待ち受ける、運命とは!?^*1

spit:「ほーう。

　と、スピットはうなずきます。

　ベンチにいるのは、そんなこんなでベンチにやってきた、アコライトのあずささん。

Azusa:「ベンチの仲間たちも、読みましたよー。
spit:「ほーう。そりゃあ…





spit:「人生踏み外したな。


　お前が言うな。


Azusa:「でも、いつも死んでるようですけど、レベルが高いと大変じゃありませんか？
spit:「あー、そうかも知れんが…







ribbean:「ほーう。

　にやり、リビアンは笑います。










　決断、はやっ!?





　そんなこんなで…







　ゲフェンの西出口に。



　目指すは当然、グラストヘイム。^*2


reira:「何故か参加する私。
Grill:「同じく。



quino:「すみませんすみません。

　と、アサシンさんが言いました。



quino:「初登場ですみません。


spit:「よし、気にしないことにしよう。
Grill:「ってか、今回の頭のSSに出てるしね。
quino:「ピクミンでごめんなさい。^*3

　そんなこんなで、初登場のあずささんとキノを連れて、一行はグラストヘイムを目指します。
　道中、あずささんがベンチに来た時の話を聞いた零等が、

reira:「つまり、話を要約すると…






　あながち、ハズレでもない。


　一行はてくてく、グラストヘイムを目指します。
　と、道中、「すみませーん」と、プリーストの女性が声をかけてきました。

spit:「はい？
プリーストの女性:「あのー。





プリーストの女性:「グラストヘイムって、どうやっていくんですか？






　飛んで火にいる夏の…げふんげふん!!



spit:「よろしかったら、グラストヘイムまでうちらも行きますし、案内しましょう。
ribbean:「ナンパキター!?
Azusa:「生で見たー!!


Grill:「嬉しいことなのか？





　ともあれ、プリーストの女性をパーティに入れ、一行は一路、グラストヘイムへ。

　と言っても、別にグラストヘイムに行くくらい、それほど難しい事でもなく。





spit:「ここがグラストヘイムです。
プリーストの女性:「ありがとうございます！

　どうやら、初めてグラストヘイムにやってきたらしいプリーストの女性は、くるくると辺りを見回しています。


プリーストの女性:「あ、えっと、それで…

　彼女は、スピットたちに向かって言います。

プリーストの女性:「みなさんは、どちらに行かれるので？




spit:「…













　決めてないのか!?


reira:「私たちは、どこに行くの？
Grill:「さぁ？^*4

Azusa:「どきどき…
quino:「無駄にバランスとれてるから、どこでも？


　スピットはぽりぽりとおでこを掻きながら、「とりあえず、修道院でも行ってみっか」と、帽子を直します。







　で、修道院入り口。

　プリーストの女性は「ふんふん」とうなずいています。


spit:「んじゃ、行きますか？
プリーストの女性:「はい？







　とってもナチュラルでしたね。





　ともあれ、プリーストの女性を引き込み、一行はグラストヘイム修道院へと突入します。


Azusa:「どこでも何でも、ミリセク死〜。
spit:「よしよし、ステキな心構えだ。
Azusa:「はいっ。







　問答無用で次のマップへ行く奴ら。



Azusa:「ここはどこですか？

spit:「カタコンベ。
プリーストの女性:「ふむふむ。










ribbean:「と、言うわけで、ここがカタコンと呼ばれる所でした。






　とっとと次のマップに行く奴ら。








　もとより、目的などない。

reira:「GH観光ツアー？
Grill:「だよね。
spit:「じゃ、それだ。


　目的、決まる。








　はい、次のマップ。










　はい、軽くお約束。



Azusa:「ああああああああ!?

　全力で逃げるあずささん。
　っていうか…



　最後まで生き残るアコライト。








　なでられただけで死にますが。


spit:「さ、最下層は無理であったか…






ribbean:「まてまてまてまて。

spit:「ん？
ribbean:「ちょっと目を離した隙に、何、全滅してますか。

　と、リビアンが戻ってきました。

　なんとリビアン、いつの間にかはぐれてしまっていたのです。

ribbean:「ほれほれ、起きて。

　リビアンのリザレクションで起きる一行。
　再び、最下層を目指します。

ribbean:「ってか、Wiz二人もいるパーティで、窓手で全滅ってどうよ。^*5
spit:「うむ。俺はな、リビアン。グラストヘイムで一番強敵ひしめくフロアはな、この窓手のフロアだと思うんだよ。
ribbean:「何故？





spit:「窓手、属性が地。





　地＝風の魔法が効かない。








　風の魔法が効かない＝スピット無力。








ribbean:「…









ribbean:「…さっさとこのフロアは抜けよう。
spit:「同感だ。

プリーストの女性:「？
Grill:「あー、珍しいモノを見るような目で見ておけば正解だから、それで。
Azusa:「さすがです！スピさん!!
reira:「流石なのかなぁ…
quino:「ある意味。^*6







　さて、下水３層です。



ribbean:「このフロアは、強ワニがいるから…









　ワニ＝水。




　水＝スピットの独壇場。^*7






quino:「パワーバランスのおかしなパーティなだ…


　同感。





spit:「そんなわけで…







spit:「最下層前です。


　全然苦戦しない所がステキなバランスなパーティ。



quino:「１層は窓がいたような…
spit:「窓はダメだ。２層を目指そう。
Grill:「わかりやすいなー…

ribbean:「２層というのが、真の最下層です。
プリーストの女性:「ほうほう。
Azusa:「楽しみです!!




Azusa:「突貫死ですね!!



spit:「いや、それは楽しみにしないでも…






　そんなわけで、最下層２層。

　真の最下層へと、一行はやってきました。



ribbean:「おや、来られるものだな。
spit:「うむ。やはり窓手フロアが一番つらい。
Grill:「いや、それ絶対おかしいと思う…

　ともあれ、一行は最下層２層を歩き回ります。

　ここに出てくるメインの敵は、ごっついミノタウロスという、真っ赤なミノタウロスです。
　このミノタウロス、なかなかの強敵なのですが、属性は火。
　スピットの魔法も普通に効きますし、火魔導師のグリも、水や地の魔法を使えたりするので、それほど苦戦する事もなく…


プリーストの女性:「はて？

　プリーストの女性はふと、言いました。

プリーストの女性:「ここには、何しに来たんだっけ？








　ベンチにとって、目的がない事などいつもの事です。






spit:「とりあえず、ちょろちょろっと狩りをして、楽しんでみるか。
Grill:「だね〜。
reira:「あずささんも、ぺちっとやってみては？
Azusa:「がんばります。
ribbean:「青ジェムは、スピさんに請求。
spit:「俺か!?


　で、てくてくと狩りをしながら、一行は普通に歩き回ります。

　ええ、それはもう…




　普通に。^*8



reira:「このパーティで、最下層が普通に歩けるって…
Grill:「それだけ、成長したってことさ。
ribbean:「かなぁ。
quino:「剣士系がいないのが、唯一の不思議…




Azusa:「…











Azusa:「アコ…







　なんだか、はたから見たら、突っ込みどころ満載なパーティな気が!?








　でも、こんな敵にも勝てちゃうんです!!










　すみません、嘘でした!!












　でも、全滅はしない。







　と、真面目にやらなければ死にますが、全滅はしない一行。


spit:「よし、集中集中！
reira:「してますよ？
spit:「いや、スキルじゃなくて、心構え的に。^*9
プリーストの女性:「集中しゅうちゅぅー！








　「ネタ」に集中してますか？




spit:「馬鹿やろぅー！そんな事で、中心に溜まっているであろう、ごっついミノさんに、飛び込んでいけるかー!!
プリーストの女性:「す、すみません！コーチ!!

quino:「飛び込む気か…
Grill:「そうらしい。

Azusa:「ガクガクガク…
reira:「隠れてた方がいいかもね。


spit:「いくぞー!!









Azusa:「ガクガクガク…


ribbean:「死ぬ！死ぬ!!
quino:「お先〜。

ribbean:「ぎゃぁああああぁ!!




Azusa:「…







Azusa:「か…か…













Azusa:「かかってこい！















Azusa:「うわあああぁぁ!?




spit:「さーて、帰るかー。
Grill:「んだねー。



　ちょっとそこまで、ステキな旅、終了。