Friedel:「これで、心おきなく冒険をやめることができる…
heppoko:「
過去最短の登場回数でしたね。
Friedel:「だって、騎士転職試験が受けてみたかっただけだもん。
*1
それもどうか。
appi:「すると、あれですね。
と、アピ。
appi:「しばらくここで待っていると、ノビになったフリーデルさんが…
そんなわけで、しばらく待っていると…
jeyad:「Sugeeeeeeeee!転職してる!!(棒読み
spit:「あれ、フリーデル、剣士だったような…
Friedel:「先ほど騎士になって、それからアーチャーになりました。
appi:「とてもすばらしい転職人生ですね。
Friedel:「ところで、へっぽこが商人に戻っている気もしますが?
heppoko:「気のせいです。
Furiae:「ここは人生がぐちゃぐちゃなベンチですね。
spit:「ベンチだからな。
*2
そんなわけで、今日はなにやらベンチにたくさん集まっています。
たくさん集まっている理由はとりあえず置いておいて、フリーデルが言いました。
Friedel:「そう言えば、シルさん。
Sylphienne:「はい?
と、シルさんは顔を上げます。
Friedel:「リジェルがTHd環頭を貸しておくので、使ってくださいと言っていました。
*3
Sylphienne:「あ、本当ですか?
Friedel:「これで、
レイドともガチれますね。
spit:「むしろ、深淵。
Sylphienne:「し、深淵ですか!?
spit:「じゃあ、カリツでもいいや。
jeyad:「
がんばれ、アルケミチーム。
カリツこと、カーリッツバーグはHPが2万近くもある、高レベルモンスターです。
spit:「アルケミチームとか言うな!!
heppoko:「ボク、商人ー。
と、そこへやってきたのは、メロウ。
merrow:「あ。
と、いつもの位置に座りながらいいます。
merrow:「何故か、同じ髪型がいっぱい…
spit:「みんなシルさんと一緒か。
Sylphienne:「わわ、めずらしいですー。
どっちかっつーと、
シルさん以外がな。
spit:「ときに…
ぽつり、同じ髪型の商人たちを見て、スピットは言いました。
spit:「メロウ。
merrow:「はい?
spit:「シルさん。
Sylphienne:「はい?
spit:「
誰だ、お前ら。
「ええっ!
と、驚きに目を丸くして言うのは、向かって右側に座っていたアルケミストです。
mikann:「スピさんは、蜜柑の事を
わすれてしまったのですねっ!
aoiruka:「スピさんが、女性の顔を忘れるなんて!!
jeyad:「何か頭を強く打ちましたか!?
spit:「
ステキに失敬だな、お前ら。
mikann:「うううぅ…私はもう、忘れられた女なのです…
spit:「ああ、とりあえず名前で人物関係はわかったからいいや。
appi:「それはある意味凄いです。
spit:「林檎という名のマジがいたろう。あれ、もうあいつ、ウィザードなったっけ?
mikann:「ジュノー行ったとき、もうWizだよ!!
*4
spit:「まぁ、そういう事だ。
mikann:「ばっか!林檎と私はカンケーないよ!!
Friedel:「こういうのを、世の中では語るに落ちるというのですかね。
mikann:「落ちてないヨ!!
spit:「まぁ、それはそれとして、あともう一人の、そこの商人だが…
「フ…
にやりと、商人の女の子は口許を緩ませて笑います。
「おいちゃんは、
第127話に一瞬だけでてるアルよ!!
spit:「なにいぃぃぃ!?
spit:jeyad:「
127話って、どれだよ。*5
「気合いで探すアルね。
spit:「そこまで熱狂的なファンはいない。
heppoko:「おひさしぶりです〜。
と、へっぽこはぺこり、商人に頭を下げて言いました。
heppoko:「
ボス。
どこのだよ!?
「おっと、おいちゃんは取引の時間になったので、おいとまするアルよ。再見〜。
と、商人の子はカートを引いて、噴水広場の方へと消えていきました。
結局何者なのか…すべての謎を残したまま…
spit:「
まぁ、どうでもいいけどな。
気にしてやれよ。
aoiruka:「それで…
と、あおさん。
aoiruka:「ガチなんですか?
Sylphienne:「
えええっ!?
Friedel:「じゃあ、リジェルを呼んできて、枝で。
aoiruka:「出てきたのが闇だったら、シルさんがガチ。
Sylphienne:「ええぇっ!?
「フ…
ぽき。
「チ…
spit:「おいこら、マテェ!?
「再見〜。
spit:「
二度とくるな。
そんなこんなで…
ベンチ一行はいつものイベント広場で、枝祭り開催です。
Furiae:「…ヒドラ。
Ridgel:「いまいちの敵ですね。
Furiae:「ロッカ…
spit:「手、出すほどでもないなぁ…
Furiae:「次こそ!
現れたのは、ストラウフ。
イズルードダンジョンに住む、なかなかの強敵モンスターです。
でも瞬殺。
Ridgel:「では、次は私がっ。
動く固定型モンスター。
Ridgel:「二連打!!
カニは瞬殺。
spit:「いけ、ワニ!!
Ridgel:「ワニ鍋ー!
どんな鍋だ。
しかし、アリゲーターも難なく倒され、
Ridgel:「次こそは!!
熊も瞬殺。
古木の枝もなくなって…
今夜の食材もゲット完了で、ベンチに戻ります。
ふたたび、ベンチでまったり、無駄話に華を咲かせます。
spit:「次元の彼方へ…
Ridgel:「おっと…
と、リジェルさんがプロンテラに鳴り響いた時計の鐘の音に顔を上げて言いました。
Ridgel:「時間のようですな。
spit:「ふむ…
スピットは唸りました。
Ridgel:「これで、お別れです。
リジェルは言います。
spit:「今月分の申請はしないの?
*6
Ridgel:「ええ、ここらでちょっと、引退しようかと。
spit:「ほむ。
Ridgel:「まぁ、1Dayがあるので、たまに顔を出すかもしれませんが。
「そうだ」と思い出したように顔を上げ、リジェルさん。
Ridgel:「これをハヤテに渡しておいてください。
多っ!?
MilliaDream:「では、私はおいとましますが、リジェルさん、長い間、お疲れさまでした。
Harusame「お疲れさまです。
Ridgel:「お二方とも、誰かは存じませんが、ありがとうございます。
MilliaDream:「何げに、
今回初登場です。
Harusame「
同じく。
spit:「ベンチは常に、出会いと別れで成り立っているのです。お、俺、いいこと言った。
MilliaDream:「スピっちょが、日記の更新をさぼっているとか、間を飛ばしているとか、そんなことはありません。
Harusame「本当は、前回の頭には出ているはずでした。
spit:「いうな。
裏話をな!*7
Ridgel:「もしかしたら、明日辺り、普通にいたりするかもしれませんが、その時はご愛敬ということで…
spit:「…
Ridgel:「
ですねぇ…
あるのかよ。
Ridgel:「ソレダ、それしかない!!
Sylphienne:「ほ、他はないのでしょうか…
Ridgel:「あと、あるとすれば…
Ridgel:「
15歳、妹風剣士でベンチあたりにやってきてみるとか…
spit:「『壁してくださぁーい』って、来るんだな…
makie:「そうしたら、あれですね。第一声は決まっています。
Ridgel:「
バレるのはやっ!?
Ridgel:「まぁ、ともあれ。
リジェルさんは何本かの剣をがちゃがちゃと取り出しました。
Ridgel:「しばらくは使わないので、これをへっぽこに。
heppoko:「おあずかりです。
*8
spit:「いっそ、くれ。売るから。
Ridgel:「
嫌です。
あえてコメントしない。
Sylphienne:「と、いうことは…
ぽつり、シルさんはつぶやきました。
Ridgel:「ええっ、じゃあ、戻るの、俺?
Sylphienne:「ええぇ、戻るのですか?
spit:「なんか会話が巡ってる気がするなぁ…
と、そこへ…
突然やってきた、ダンサーとバード。
momoko:「スピさんスピさんー。
spit:「なんだ、なれなれしく呼ぶ、果物系名前な一族の誰か。
Furiae:「ものすごい勢いで、人物特定してますね。
*9
momoko:「こちら、相方のバード。
と、紹介されたバードの方はちょいと頭を下げると…
「では、お近づきのしるしに…バードスキル、寒いジョーク!!
「
アルミ缶の上にあるみかん!
spit:「…
「
コーディネートはこうでねぇと。
Ridgel:「…
「
誰も電話に出んわ。
makie:「…
「
イルカは居るか?
Furiae:「今はいません。
「
シャレを言うのはやめなしゃれ!
momoko:「…
「
和尚が二人で、おしょうがツー。
spit:「ステキな、別れの言葉をありがとう。
spit:「よかったじゃないか、これで、他の人に『冒険者してて、どうだった?』と聞かれたときに、即答できるぞ。
momoko:「相方がスベった分は、私が埋めます!ダンサースキル、スクリームっ!!
momoko:「
キャー!!!!!!!!!!きゃーーー!!!!!!!!!
spit:「うるせぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇ!!
momoko:「
きゃー、近寄らないでっ!!!!
Ridgel:「嫌われましたね。
spit:「…別にいいよ。
momoko:「
コンタクト落としちゃった、動かないでー!!
spit:「へっぽこ、走り回れ。
heppoko:「はい?
momoko:「
馬鹿っ!!!!!!!!!!
"hayate":「どこさわってるのよ!!
spit:「いや、それスキルでもなんでもないから。
"hayate":「ちぇー。
と、突如現れたハヤテさん。
どっかりと座り、リジェルさんに向かっていいます。
"hayate":「おつかれさん。
Ridgel:「まぁ、そんなわけで、冒険者生活も終わりだ。
"hayate":「うむ…
べとと共に去りぬ。
Ridgel:「それは嫌だ!?
Furiae:「3万個突破したのですか?
"hayate":「ん、たぶん。ちょっと確認してこようか。
そう言ってハヤテさんは倉庫へ。
しばらく待っていると…
"hayate":「数えてきた!!
おお、神よ!
神の光が!?
Ridgel:「あぁ、光が…
jeyad:「そういえば、べと、いくつかあったな。ハヤテさん、どぞー。
と、ジェイドが投げたべと液に、ハヤテさんが…
"hayate":「げっと!!
spit:「400!?
"hayate":「しまった、
持てない!?
Ridgel:「チャンスだ!!
ジェイドの落とした400個のべと液を、リジェルさんは
最後の力を振り絞って、素早く拾います。
"hayate":「てめー、だせ!!
Ridgel:「ふっふっふ…このまま落ちれば…
Ridgel:「
二度と、貴様の手には渡らぬ!!
"hayate":「>ころしてでも うばいとる
Ridgel:「
うわー、何をするきさまらー!
Furiae:「ここは、SaGaなベンチですね。
"hayate":「しかし、リジェルよ…
Ridgel:「ん?
"hayate":「このまま去るのか…
Ridgel:「何か?
"hayate":「いや…
Ridgel:「そんなことは…
makie:「来週のプロンテラベンチは、『Ridgel、メイドを泣かす』『Ridgel、アリスを剥ぐ』『Ridgel、雅人形を剥ぐ』の3本です。
Ridgel:「
何故っ!?
"hayate":「ほら。
ハヤテさんは続けます。
"hayate":「やはり、なにか、えらい印象しか残していないような気が…
Ridgel:「まぁ、私もそう思わないでもないが…
達観?
"hayate":「なんつーか…
Ridgel:「否!あれらはすべて、作られたお話だったのです!! 私は一切、何も言っていない!!
spit:「google認定だけどな…(ボソ
Ridgel:「はっ!?
spit:「世の中に、メイドという言葉は数あれど、「メイド泣かせ」でぐぐれば、それはただひとつの結果を返す!!
makie:「そう、彼は伝説になったのよ…
"hayate":「燦然とそこに輝き鎮座ましましてる騎士の姿…
Ridgel:「ただ敵を斬っただけなのに…なぜこんな事になったのか…
"hayate":「服だけ、器用に斬ろうとしたからだろ。
Ridgel:「できるかー!
makie:「あれです。
Ridgel:「スレッガーさーん。
spit:「じゃあ、最後にみんなから、一言ずつ送ろう。
makie:「ですね。
Ridgel:「やや、別れの言葉ですか?
spit:「また逢おう、
メイド泣かせのリジェル。
Ridgel:「
それが別れの言葉なの!?
makie:「さようなら、
メイド泣かせのRidgel。
Ridgel:「
英字でも引っかかるようにしてる!?
"hayate":「あと、『泣かせ』が漢字とひらがなのパターンかな?
Ridgel:「
やめてー!
さよならは、無駄話。
それは、さよならすらもひとつの無駄話という、いつの間にか出来た、ベンチの約束のようなものでした。
みんな、知っているからです。
いつか、また…
それを、知っているからです。
ありがとう、リジェル!!
さよなら、メイド泣かせのリジェル!!
Ridgel:「
ナレーション、斬る!!*10