ある船乗りが航海中に遭難し、荒れ狂う海を幾日も漂流していました。
もう助かることはないと絶望していたその時、とある陸地に、彼は漂着しました。
しかしそこはミドカツ王国でも、シュバルツバルド共和国でもなく、見たこともない異国の地でした。
天津。
そう呼ばれる島国へのルートが冒険者たちに開かれたのは、つい先日の事でした。
*1
spit:「そうだ。
Ridgel:「なんでしょう?
spit:「天津へのルートが開かれたから…
Teria':「どこかへ行かれるのです?
と、ベンチ前を通りががったてりあさん。
Ridgel:「ええ、我々は、天津へのルートが開かれたので…
makie:「シーズンオフは、安いんですよ。
なにがだ!?
spit:「まぁ、ジュノーの道が開かれてから、何度かジュノーには行ったけど、基本的にSage転職で行ったくらいだから、ジュノーの街をてくてく歩いてないしね。
Ridgel:「そうですなぁ。
Teria':「それで、ジュノーなのですか。
Teria':「天津に行ったり、コモドで
一周年記念の花火を見るとかではなく。
spit:「
混んでるところにはいかない。
ある意味正しい。
*2
spit:「そんなわけで…
spit:「ジュノーへゴー!
当然、
徒歩。
一行はアルデバランに向かい、そこから国境検問所を抜け、ジュノーを目指します。
冒険者は基本的に
密入国。
Teria':「さあ、レッツ…
Teria':「
デスor死。
仕様です。
とかなんとか言いつつも、ジュノーにはすでに何度か行ったことのある一行です。
ほどなく、ジュノー到着。
spit:「よーし、みんな、今日はジュノーの街巡りだ。
スピットは皆に言いました。
そして、各自適当に散らばり、面白そうなものを探そうと言うことになって…
spit:「こんにちわー。
スピットは早速、ジュノーの街の広場にいた女の子に声をかけました。
ringo:「ナンパですか?
Curou:「失敗するだろうけど。
spit:「…失敬な。あー、お嬢さん、ジュノーの街を見て回ろうと思うんだけど、どこか、オススメスポットとか…
spit:「…ん?
女の子と話すスピットの後ろでは、てりあさんが「絶対に成功する告白」とか、小ネタをかまして遊んでいましたが、スピットはそんなネタはシカトです。
Teria':「…むなしさしか残らないのは、何故でしょう。
Ridgel:「それは考えてなかったな。
spit:「なにが?
聞き返すスピットに、女の子は言います。
「『ミョルニールの印』!!本当に驚いた!」
spit:「なんか言ってるんだけど…
makie:「?
Ridgel:「…それは、アレですね。
リジェルさんがつぶやくようにして言います。
女の子は続けます。
「ジュノーの入り口から右手に入ると、書店通りに出ます。その辺にいるはずのジュノー三賢者のひとりである『イクルラ』様にあってみなさい」
spit:「イクラ?
ringo:「イクラ違う…
「何かの鍵がつかめるかも知れません…それでは君の未来に幸運の光があらんことを…」
makie:「何の話でしょう?
Ridgel:「あれですよ。
Ridgel:「壮大なspitの冒険が今、
始まるのですよ!!*3
Curou:「じゃ、僕らはジュノー散策に行って来るから。
Ridgel:「当然です。
makie:「おみやげをよろしくお願いします。
Teria':「さて、どこから行きましょう。
spit:「お前ら、
ちょっとマテ。
Ridgel:「onBook EP2.0で、印を手に入れてるではないですか。
spit:「
平行世界の話を持ってくるな。
*4
Teria':「どれどれ。
makie:「あー、魔剣士、ウォンがくれたあれですね。
spit:「
読むな。*5
Curou:「今回は、ザッピングなのか…
makie:「私はまだいません〜。
Ridgel:「というより、ここにいるメンバーは、誰ひとり、出ていません。そんなわけで…
Ridgel:「がんばってください、スピットさん。
Ridgel:「
1時間くらいかかるけど。
spit:「マジで!?
はい。*6
spit:「せっかく、ジュノー散策にきたのに、なんで仲間はずれなんだー!!
Ridgel:「がんばって、魔剣を追って下さい。
Teria':「後の事は、私たちに任せて!!
spit:「激しく不安だから、
イヤダ。
Teria':「
心外!? Σ( ̄□ ̄;)
spit:「とりあえず、無視して、ジュノーの街散策〜。
と、スピットはジュノーの街に歩き出します。
spit:「こんにちわー。
と、近くにいた男の人に話しかけると…
「
!!!!!!
spit:「
お前かー!?
Ridgel:「行ってらっしゃい。
makie:「いーなーいーなー、運命ですね!
Curou:「これっぽっちも思ってないでしょ。
spit:「…逝ってきます。
アイテムを持ってこいと言われてしまったスピットは、仕方がなく…
フェイヨン。
spit:「くっそー!ついでだから、新しく実装された、案内員紹介してやる!!
Ridgel:「えー、みなさま、右手に見えますのが、三賢者のひとりでございます。
Teria':「おー。
makie:「スピさんに、アイテムもってこいと言った方ですね。
spit:「ヤッテヨシ。
パーティだけに聞こえる声で、みんながジュノー巡りをしている声が聞こえてきます。
数十分後…
makie:「宿屋のベッドに、プリのカップル発見しますた!!
Ridgel:「斬れ!!
Teria':「いやいやいや、みんなで覗…
Curou:「通報だ!
spit:「楽しそうだなぁ…
「よし、その印を持って、『知識の島、スノトラ』に行きなさい」
spit:「へいへい…
Curou:「うおおおぉぉ!?
makie:「どうしました?
Curou:「妖精耳ノビ、
かわええぇぇー。
Ridgel:「クロウさんが、暴走してますね。
Curou:「ねね、今暇?歳、いくつ?
Ridgel:「
70以上でしょう。
Teria':「
ご老人!? Σ( ̄□ ̄;)*7
spit:「楽しそうだなぁ…
makie:「今度はどこに行けと?
spit:「朱肉がどうとか…赤いハーブ…石…岩の心臓…まぁ、こんなモンは、倉庫にありそうな気がするからいいんだが…とりあえず…
spit:「
こいつ、殺っていい?
Ridgel:「気持ちはわかります…
最高のジョークだと思いますが?*8
そしてまた…
数十分後…
spit:「…疲れる。
Ridgel:「そろそろ、ジュノーも巡り尽くしましたなぁ。
makie:「ですねぇ。
spit:「どこも行ってねぇよ…
spit:「(イライラ…
spit:「(イライライラ…
spit:「(イライライライラ…
エクスラ「ぺらぺらぺら…(話が長いので中略)
spit:「(イライライライライラ…
Ridgel:「ゲージがたまっていってますねぇ。
spit:「(イライライライライライラ…
spit:「(イライライライライライラ…
spit:「…
spit:「こいつ、LoVで吹き飛ばしてもいいか?
Ridgel:「冒険者を代表して答えましょう。
Ridgel:Teria':makie:「
どうぞ。
さらに
数十分後…
Ridgel:「持ってくるところが、偉いですね…
spit:「こんな奴に舐められっぱなしじゃ、冒険者の名が廃るぜ…ほらよ、約束のモンだ。
spit:「
(・□・
spit:「ロードオブヴァー…
spit:「
…ミリオン!!
Ridgel:「
なんかいる!?
spit:「むきー!!
makie:「スピさんの邪念が!!
makie:「
ドラキュラを呼んだ!?
Teria':「
邪念!? Σ( ̄□ ̄;)
spit:「オマエら、みんな死ねー!!
「未来の人物よ…私は過去の人間、ミョルニール…
多くの難関を経て、この険しいミョルニール山脈まで来てくれた事を感謝します…
魔剣とは、おびただしい力を持つもの。
主人の力量と裁量を試さなくては…むやみに渡してはいけないと思ったんです。
私はその時から、ジュノーの大賢者様たちと意見を分かち、さまざまな魔法と装置を研究して、後生にまで私の魂を残し…話を伝えられるよう努力しました。
あなたがこの話を聞くことができているなら…私の努力が、実を結んだと言うことですね…
君が何を願っているのか、分かっています。
魔剣…それは私たちの人間にとって、あまりにも巨大な力…
悪しき者が手に入れてしまえば、とてつもなく深刻な問題です。
未来の貴方から見れば…私の話は、愚かなものと聞こえるかも知れませんね…
急ぎなさい…
試練を受けるのならば、広い世界の空の下、蒸し暑い日々が去り、落ち葉が舞い始め、涼しい風が吹く、その時を待ちなさい。
忘れないで…
風が吹き、落ち葉が舞うその時…
再びこの場所を訪れなさい…」
spit:「…
spit:「なぁ、ひとつ、疑問が残ったんだが…
Ridgel:「なんでしょう?
spit:「落ち葉って、秋だよな?
Ridgel:「ですな。
spit:「
今は?
Ridgel:「
ミドカルドに季節はありません。*9
makie:「未実装ー!?
Ridgel:「仕様です。
spit:「俺のジュノー観光はなんだったのー!?
*10
*1 ちなみにこれはオフィシャルの設定。なお、今回はネタバレ(クエストです)がありますので、あらかじめご了承ください。まぁ、ここにたどり着くまでには、ものすごい長いクエストがあるのですが…
*2 課金一周年記念の花火が天津とコモドであがっています。コモドの花火は、今も上がってますが。
*3 フェイヨンじゃなかったのかよ…と、わかる人にだけわかる突っ込みを入れてみる。
*4 onBookはこのRO日記の登場人物たちのオリジナル小説。EP2.0は、コモドの魔女編。ウォンが出てくるシーンの話。
*5 onBookとRO日記は微妙にリンクするのですよ!(っていうか、onBookは基本的にRagnarok Online内のネタを使ってますので)
*6 余談ですが、そもそもこのクエストを発生させるためには、ものすごい時間のかかるイベントをこなしてこなければならないわけですが…
*7 妖精の耳は、装備レベル70以上。
*8 さすがに、「流石だな、ガンホー」と言いたくなりました…(きっと、訳した人もニヤニヤしながらやったんだろうなぁ…)
*9 が、天津が実装されたのは、12月の話です。一年も待つの!?
*10 なお、このクエストが今もできるかどうかは、不明です。なんか、rukinoでやろうとしたら、できなかったので…このクエストは、おそらくRagnarok Online上、最大の長さを誇るクエストでしょう。何しろ、まだ終わってないですし、はじめのクエストからここに来るまで、実に3ヶ月以上かかっていますし。
っていうか、このクエスト、本当に終わるのかなぁ…忘れ去られてる気がするなぁ…(だから乗せたんですが)