studio Odyssey



シルさん、転職する!?





何を、コソーリ?



 何かやる気マンマンです。







ナンパかよ!?




 なんだ、いつもの事か。*1



makie:「それでは、アルケミギルド内にて、潜伏作戦、開始!
aoiruka:「隠れて待つ。

spit:「シルさん、今頃、ジュノーかねぇ…



 そうです。
 なんと、ぷらりとベンチに行ったら、シルさんがアルケミストに転職するため、ジュノーに向かったという話を聞いたのです。*2



 よって、一行は、アルデバランのアルケミギルドに、潜入なのです!!


シルさん、転職する!?


ぱっと見は、可愛いのですが…

spit:「…まぁ、アルケミ志望の子が、これから来るわけだが。
ebu:「シルさんなら、かわいーアルケミになれますねー。

spit:「うむ…それより…



spit:デモマスクはどうかと思うぞ、ギルド員。



 魅力半減以下。*3





 ともあれ、スピットたちはアルケミギルドを散策です。


うわ!?



 変なのいた!?



Curou:「なんだ、この親父…

Farmei:「…



浄化しろ!!


Farmei:「マグヌス…


 絶対、死ぬ。*4



「HAHAHA!

 その変なおじさんは言いました。


「私は、アルケミストギルドのマスター!マスター、アルケミスト!!


spit:「ああ…




spit:「アルケミギルドは変な人しかいないのか。よくわかった。



「ナ、ナニイ!?


ebu:「…みなさん、可愛いんですけどねぇ。
mimihime:「ちょっとアルケミさんと距離をおきたくなるギルドです。*5



 それから、アルケミギルドをスピットたちはてくてく回って、地下の研究室やらなんやらを見て、シルさんの到着を待ちました。

ギルド内では、大声で話すのはやめてくださーい

 ほとんどの部屋を見学させて貰って、一階の転職申請場に戻ってきて、さーて、シルさんはまだかなーと、皆はダベりながら待っています。

 しかし、いくら待っても、シルさんがやってきません。

 ぼーっと待つのにも、そろそろみんな飽きてきました。


 と、その時、スピットの頭に電波が届きました。

rukino:「あろーあろー。
spit:「ん?なんだ、ルキノか。


rukino:ヒルクリ返せ。


spit:断固、拒否する。


 そもそも、それはルキノの物だが…


rukino:「どうせ、冒険いかないんだから、私が使うんだー!!
spit:「馬鹿者!今日はシルさんの転職祭りなのだ!!ヒルクリ必須!!


rukino:「…シルさんの転職?
spit:「ただいま、アルケミギルドにて、シルさんを待ち伏せ中なのだ。

 ふふんと、スピットは鼻を鳴らしました。



rukino:



な、なぜベンチに!?



 なんでいるの!?



Sylphienne:「?
Ridgel:「どうしましたか、娘さん?

rukino:「いや…


Ridgel:「しかし、今日は人がいないのですね。
Sylphienne:「ですねー。



spit:「どした?


rukino:「あー…



衝撃の告白



rukino:「そして、みんなはアルケミギルドにいます。





spit:Ridgel:Sylphienne:な、なんだってー!?



Ridgel:「まさか、先回りされるとは…
Sylphienne:「あぅあぅ…

spit:「敵は現在、ベンチにいる模様!
aoiruka:「敵なのか…

Ridgel:「では、アルケミギルドに向かうとしましょうか。
Sylphienne:「ですね。

spit:「敵、ワープポータルにより接近の模様!総員…


にげろー!!




Ridgel:「いえ、もうつきました。




 はやっ!?



spit:「二階に逃げ込め!
ebu:「りょーかいです、お師さま!!

Ridgel:「いえ、もうついてますが…


保護色!


 バレバレですが…


 と、そこへ…


シルさん到着


Farmei:「ささ、真ん中へ。
makie:「道をあけるのです!

 一行は、シルさんをマスターアルケミストの前に立たせ、両脇に並びます。


spit:「アルケミー!アルケミー!
mimihime:「うれしそうだ…

Ridgel:「シルさんも、ついに転職…うぅぅっ…
Sylphienne:「わわ、泣かないでください、リジェルさん〜。
Ridgel:「娘が嫁に行く気分って、こんなものだろうか…
spit:「ぷち?

Ridgel:「斬っていいですか?
Rove:「どうぞ。

 ともあれ、シルさんは、マスターアルケミストの前に立って、「で、では…」




BS=ブラックスミス






makie:「…決まった。

さすが、アルケミマスター…



 決めるな、そんなもん。




「HAHAHA。

 マスターアルケミストは笑います。そして、言います。

「ほうほう。アルケミストギルドに加入して、必要な基礎知識も学んできたかね。ご苦労。

 ぽっと、シルさんの身体が輝いたかと思うと、その姿が、アルケミストのそれに変わりました。

いけー!

Ridgel:「おめでとー!

spit:「おめー!!
aoiruka:「おめー。
ebu:「おめでとですー。


 マスターアルケミストのあまりにも短いメッセージ…*6しかも、今回は、あのシルさんの転職なわけで…




 派手ですよ?


うちまくれー!

Ridgel:「って、見えねぇよ。


spit:「ふー…満足。

 基本的に、それがしたいだけだろう…




 魔法の光が静かに消えていって、リジェルさんが言いました。

Ridgel:「やっと見えた。
 シルさんが続きます。
Sylphienne:「は、派手でした。


spit:「シルさん、こっちむいてー。
Sylphienne:「はい?

 シルさんは、くるりと振り向きました。

Sylphienne:「こうですか?

全国のシルさんファンよ!目に焼き付けておけ!!



spit:「おおー!

mimihime:「おおおー!


spit:おおぉぉ!?


Sylphienne:「?




Farmei:「プロンテラ、ベンチ便、発車しまーす。

 そんなわけで、ともあれ、ベンチにもどって…


 いつもの場所に、みんな座って…



Sylphienne:「…?




全国のシルさんファンよ!目に焼き付けておけ!! 2

Ridgel:「このカメラアングルは、ですな。


spit:「今日の為に、設置しました!
merrow:「がんばってます!!*7

Sylphienne:「わわ。


 がんばるな。


ubu:「シルさん、製造書は、何を貰いました?
Sylphienne:「マイン製造書です。
Ridgel:「マイン?地雷?

 と、話すシルさんを見ていた槇恵さんが…

壊れ始める…


 アルケミストは、新二次職中でも、ダントツの可愛さを誇るわけで…

変なの多いからね…


 みみ姫の心配も、納得です。






おわ!?




spit:ぬな!?


ナニィ!?





Ridgel:はぅあ!?


makie:「(にやり…



 と、そこへ…


「くんかくんか…




( ゚ω゚)-3-3 フンスフンス



spit:Ridgel:敵!?

怪しい男!?


「一般商人に、何をする!?



spit:Ridgel:"hayate"の気配!?


"hayate":「バレてる!?


 その商人は、いつぞやの、ハヤテさんの敵を欺く姿でした。


 欺けてませんが。*8




Sylphienne:「わわ、わざわざ、駆けつけてくださったのですねー。

 シルさんが言います。
 ハヤテさんは言います。



"hayate":「アルケミの香りにつられてやってきました。
aoiruka:「においでわかるのか…

どんな愛だよ


"hayate":「くんかくんか。
Ridgel:「(ざく

Sylphienne:「はわわわ…


spit:「…



spit:くんかく…


eve:(ぴし



spit:「いたのかー!?

 ベンチにも、新二次職が、どんどん増えていきます。


*1 そんなことはありませんよ!?
*2 アルケミストの転職クエストに、ジュノーに行くクエストがある。
*3 デモマスクにしか見えないのですが、「ミニグラス」ではないかという話。いや、デモマスクだ!!(ミニグラスです
*4 マグヌスエクソシズム。プリーストの、「属性:不死」と「種族:悪魔」のみに有効な最終奥義。強いが、使い勝手はあまりよくない。
*5 がんばれ、アルケミスト!
*6 っていうか、短すぎ。
*7 何をですか。
*8 詳しくは、「Beta1 最後の日。」参照。