studio Odyssey



敵を知れ!




rukino:「ぢゃんぢゃぢゃーん。

 今日も今日とて、いつものベンチ。

rukino:「頭花をつけてみましたー。

 頭に花を乗せたマジシャンのルキノが、皆にそれを見せびらかしていると、

通称、アフォ花



rukino:すらっしゅ しょっく!!*1


spit:「ところで皆の衆。

 と、スピットは皆を見回し、言いました。


spit:「スキルリストを開いたら、目の前に、『あのスキル』があったわけだが…


あの

 あのスキル…






あのスキル!!

 それはっ!?


 モブ情報こと、モンスター情報。
 それは敵のステータスを知ることができるという、ウィザードスキル!

 しかし、知ることができるのは、本に載っている情報より少ないという、そう!



 死にスキル。*2




とるのですかっ!?

Domi:「ここでとらなかったら…


Domi:人間失格です。


 そんなにか!?



とるんだっ!?


押したー!?


 ノッた!?



マスターしたよ、この男!?

 男に二言はない。







覚えたからには、使いましょう



 そんなわけで、出撃!


敵を知れ!


 やって来たのは炭坑こと、廃坑ダンジョン。


押したー!?



 いきなりやってます。


Domi:「邪魔だー!?*3




 そんなこんなで、3Fへ。

突撃!

 遅れてやって来たリジェルさんと合流し、ドミさんのレベル上げ阻止です。



よく見てみよう!


 敵にヒールとか、して、阻止してみたり。




 そして…


画面、1/4を支配するウィンドウ!!



 見事な阻止。



spit:「ふははははは!

 高笑いのスピットに、ドミさんは唸ると、

Domi:「リジェルさん、リジェルさん。
Ridgel:「はい。なんでしょう?


衝撃の裏取引!


spit:何を!?



成立の瞬間!!




spit:「任されるなー!!


 恐るべし、結束。*4


 と、ここで遅れてあおさんたちが3Fに到着との電波を受信したスピット。

 レベル上げのドミさんをおいて、スピットたちはあおさんたちを拾いに向かいます。


合流


spit:「誰がアヤシイって?


karyo:「そーれ、にげろー。

 と、その瞬間、ひゅんと迦陵ちゃんはハエの羽根でワープ。*5


合流失敗…


karyo:「捕まったら、負けで。
Domi:「なに、そういうゲーム?

 電波が届いてきます。


spit:「おのれ、ルパーン!逮捕だー!!
Domi:「あばよ、とっつぁ〜ん。


 マテ。


蹴散らしつつ、追うメンツ


Ridgel:「じゃあ、私もひとつ…


spit:死ぬから。

Cav:「アコライトの私がいます!!
spit:「…



spit:「そういえば、お前、初登場な気がする…

Cav:「申し遅れました、私…


spit:「アブ、イブ、初心、えぶ…Cav。いい、紹介必要ない。


Cav:「最近、スピさん、新キャラの扱いが雑ですよ!?*6

spit:「『お』は、欠番か!?『お』はー!?
Ridgel:「後から突然現れるネタかと。

Lizer:「ところで…

 と、ウィザードが言いました。
ウィザード、Lizer



Lizer:「私も初登場のような…



spit:「さーて、ドミさんと迦陵ちゃんを捕獲するかー。
Ridgel:「ですねー。

aoiruka:「そして増えても紹介されない、新キャラたち。

Cav:Lizer:「…おのれ、ベンチ。*7






 程なくして、迦陵ちゃんを捕獲。
 そして、ドミさんも、捕獲。


全員集合




 あまり気にしない方向で。


Ridgel:「さて、追いかけっこも一段落しましたし…

 と、リジェルさんが言いました。


Ridgel:「どうします?
Cav:「帰りますか?


karyo:「まだ、オチがないよ?





 心配してくれてありがとう。



ちーん




 でも、無用。



ちってなんだ、ちって


Domi:否!

 ぐっとドミさんは握りこぶしです。



Domi:「そんなオチは認めない!!


spit:「じゃあ、どういうオチなら認めるんだよ。


Ridgel:「愚問ですね。
Cav:「ですね。
karyo:「決まってるしね。
Lizer:「決まってるのか…
aoiruka:「毎度のお約束オチというのも…



Domi:「スピさん!みんなが待ってます!!


spit:「くっそー!! オチはいつも一緒なのかよー!!

 だっと、嘘泣きに走り出したスピット。








ちーん






 はい、お約束。















 さて、そんなこんなでベンチに戻ってきた一行です。

Domi:「ところで…

 冒険から戻ってきたドミさんが、ぼつりと言いました。

Domi:「…冒頭で出ていた、赤い髪のマジシャンは、誰です?

spit:「は?


Domi:「いや…

 ひょいとドミさんは、ベンチの脇にある壁の方を見ました。

謎のマジシャン

Domi:この子。

rukino:「およ?いつの間にか帰ってきてる。


spit:「ああ、この子は、ルキノと言って…




Domi:「まさか、隠し子ッ!?


spit:何故そうなる!?


 しかし、「何?」「なにごとー?」と、ベンチの近くにいた冒険者たちが、スピットの周りにやって来て…


尋問されるスピット…

Domi:「早く言った方が、身のためですよ?

spit:「なぜだー!?

rukino:「おぢちゃん、お金ちょーだい。


spit:「お前も、乗るなッ!!


 そんな訳で、次回にちょっと、続いたりするのです。*8


*1 頭花。正式名称は、装飾用花。アフォ花とも呼ばれる。頭装備。アホっぽさから、マニアの間では珍重されているとかいないとか。一応、レア。
*2 たびたびこの日記にも登場しているウィザードスキル、モンスター情報。モンスターの情報がわかる魔法だが、未実装が多く、わからない情報の方が多い。っていうか、ファンサイトのモンスター情報を見た方が、百倍、いい情報が乗っていたりする、究極の死にスキル。1レベルマスター。
 使うとパーティメンバー全員に、ウィンドウ1/4を埋めるサブウィンドウが開くため、究極のいやがらせスキルとも言われる。
*3 スピットのウィンドウでは、設定で左上に開くようになっていますが、通常は真ん中に開くため、自分が見えなくなります。素晴らしい…
*4 ドル。イービルドルイドのこと。強い。
*5 ハエの羽根は、同一マップの何処かにワープする。
*6 アブ・イブファミリーは、増殖しすぎだと思うのですが、どうでしょうか?
*7 毎回ゲストが出るパターンが多いので。いや、決してメンドクセ、とかではなく!
*8 カーニバルイベントの途中で、突然現れた赤い髪のマジシャン、ルキノ。その正体が次回、明らかに!?
 次回、『緑と赤の、不思議な関係?』に続く!