さて。
スピットたちが城内でアリスと戦ったり、ゲフェンでドッペルゲンガーと戦ったり。
なんだりかんだりしている頃、ここ、プロンテラベンチでは…
一組のパーティが、
無駄に燃えていた!?
*1
rukino:「よーし、祭りだー!!
と、こぶしを突き上げて言うのは、赤い髪のマジシャン。ルキノ。
putiLeona:「ぷちの身体でも、祭りだー!
と、ぷちれおなもこぶしを突き上げます。
NERV:「一次職祭り!
続くのは、マジシャンのネルくんこと、ネルフ。
toki:「はい、二次職です。
ぴっと手を挙げたのは、鳥君(とき)くんです。
そしてそれに、
「
ノービスです。
ひとりのノービスくんが続きます。
「大丈夫、俺もたいして変わらないぜ!
と、青い髪の剣士くんが続きましたが、
rukino:「
キニスルナー!!
ルキノはぶぅんっとアークワンドを振るい、言い放ちました。
rukino:「祭りは、楽しんだ人の勝ちだー!!
なんか、いつもそこに座ってる人と同じようなことを言ってますが…
気のせいですか?
それとも…
気にするなですか?*2
同じ血統を感じます!?
っていうか、
同じだ!?
putiLeona:「みんなでぷちを守ってねっ。
この時、魔物たちの進撃は世界各地で起こっており、フェイヨンでは、フェイヨンダンジョンの奥からあふれてきた魔物たちが、村の中にまで来て、大暴れをしていたのです。
この即席へなちょこパーティは、少しでもそれを討伐する冒険者たちに力を貸そうと、勇んでフェイヨンに…
*3
rukino:「うん。
無理。
にっこり笑うルキノ。
rukino:「わたしは、初心者修練所で、20回以上死んだ実力者だっ!
自慢にはなりませんが。*4
putiLeona:「ではー!
と、ぷちは「わーぷぽー…あ」「ん?」
putiLeona:「フェイないや。
rukino:「
だめじゃんか!?
この時、魔物たちの襲撃は世界各地で起こっており、モロクでは、ピラミッドの中からあふれてきた魔物たちが、モロクのすぐ近くにまで…以下略。
*5
っていうか、
行き当たりばったりさ加減も、誰かにそっくりだ!?
マテ。
putiLeona:「うわーん。
ニューマが切れたら、終わり。
*6
putiLeona:「ぱた。
全滅。
その即死っぷり!
誰かにそっくりだ!?
そんなわけで、一行は再びベンチ。
rukino:「気がついたら、死んでいた…
うぅと、ルキノ。
putiLeona:「れいどあちょにタゲられた…しかも、近くにいた騎士さん、途中でハエ飛びしたし…
*7
toki:「まぁ、とっさに殴ろうと思ったら、すでにみんな死んでいた…
rukino:「うーん…
ルキノは眉を寄せ、言いました。
rukino:「
潔く死ね。と。
どっかの誰かが言いそうだ!?
っていうか、
自分の事は棚に上げたな!?
rukino:「まぁ、このメンツでっていうのも、間違いだったかもねー。
あはははとルキノが笑うと、ノービスくんが言いました。
rukino:「フ…
ルキノは言いました。
rukino:「
キニスルナ!!
putiLeona:「で、ルキノは、緑のおぢちゃんの、なに?
rukino:「知らない。
*8
spit:「うお!?
首都に戻ってきたスピットは、東門から続く光の道に、目を丸くしました。
*9
spit:「
サンクロード!?
サンクチュアリはプリーストの魔法です。
その光の中にいるものたちを癒すという、範囲回復魔法。詠唱にはブルージェムストーンを使い、取得条件が厳しいことから、普段はあまり見かけない魔法です。
spit:「すげぇ!?
そのプリーストさんは、東門から西門に向かい次々とサンクロードを創っていきます。
spit:「しかし、何故!?
聞いたスピットに、プリーストさんは言いました。
「来るべき首都戦のために、特訓です。
そして、プリーストさんは西門に向かって、進んでいきます。
spit:「すげぇゃ…
スピットは感嘆しました。
そして、言いました。
spit:「そうだ…俺たちも、来るべき時に備え…
spit:「
実践特訓をしなければなるまい!!
そんなわけで、
PvP。
何故そうなるのかは、
置いといて。
対峙するのは、スピットとシンティス。
イブが、カウントを取りました。
eve:「レディ…
ゴー!!
オマエに世界は守れない。
spit:「おのれ…ちょっと待ってろ!! すぐに戻ってきてやる!!
shintisu:「再戦かよ…
一度負けたスピットは再びPvPフィールドに装備を整え、入り直します。
spit:「ふふふ…青ジェムさえあれば、シンの攻撃など、すべてセイフティウォールで止めてくれるわ…
そして、みんなの待つベンチに行こうとして…
spit:「おや?
Sylphienne:「な、なむー。
通りすがりの一団にやられました。
spit:「っていうか、なんでシルさん攻撃しないんだッ!?
あんた、周りから見れば二次職で、しかも強い部類に入る、魔導士でしょうが。
*10
eve:「スピ、どうしたのー?
イブから電波が届きました。
spit:「いやなに、気にすんな。ちょっと死んだだけだ。
Sylphienne:「…ちょっと?
とりあえず持っていたイグドラシルの葉でシルさんに起こして貰い、再び、ベンチを目指します。
spit:「シルさん、それ、罠だから!?
eve:「いま、ナチュラルに踏んだね…
Sylphienne:「す、すみません…
そして結局、ベンチにたどり着く前にまた、颯爽と現れたパーティに斬り倒され、スピットたちはPvPフィールド外に飛ばされてしまいました。
*11
spit:「まなんこつ、PvPは恐ろしいところじゃ…
分かり切っていた事かと。*12
さて、ベンチ。
PvPで斬り倒された仲間たちが戻ってきます。
spit:「リジェルさん、HP真っ赤だし…
Ridgel:「いやぁ、強すぎです。みなさん。
spit:「リジェルさんが勝てない世界で、ベンチメンバーの誰が勝てるだろうか!?
反語表現なんか使わなくても、分かり切っていますが、イブが反語を補いました。
eve:「
ない。
スピットたちは来るべき戦いの時に、その力を発揮することが出来るのでしょうか…
*13