studio Odyssey



ショボコソ、転職する!?




今日のベンチ前はちょっと異色

spit:アサシンがいっぱい!?


mayumi:「さーて、帰ろうかなー。


Ahsgrimm:「何しに来たんだ。


Leona:「こんばんわー。

mayumi:「お?飼い主登場?
irurur:「こんばんわー。
Ahsgrimm:「飼い主って…そうだけど…

uxi-ta:「ごきげんよう。

mayumi:「はぢめまして?
irurur:「かな?

Grill:「ちーす。

shintisu:「ばんわー。
spit:「うーむ、大人数だ…

ショボコソ、現れず


 仕様です。



Abd:「ちーす。

spit:「珍しいのも来た。
Abd:「いやぁ、最近忙しくて。

mayumi:子づくりに?


 ラグナロクは、全年齢対象でお願いします。


aoiruka:「ラバさん、きませんねー。
Ahsgrimm:「こないな。

aoiruka:今日中に来ますかね?

spit:遅刻とは、いい度胸だ。


 何も聞こえませんでした。


 さて、それからかれこれ、30分ほど経ってからでしょうか。

登場


 大歓迎。


spit:「よし、遅れたわけを、一応聞いてやろう。

luvas:「えー、だって…

さすがだ






 そんなこんなで、今日、ラバはとうとう転職するのです!*1


 しゅんっと、ベンチの後ろに、人影が現れました。

spit:「お?
Abd:「お?

おや

eve:「ゴメン、みんな。
Abd:「今、ラバも来たとこだし。

spit:「レアショットだ…


Abd:eve:なに?

 は、ともかく。


spit:「準備はいいかー!
shintisu:「まゆみ姉さんが消えました。
spit:「そこに…深雪嬢がいるので、佐倉家はそれ以上いりません。
miyuki:「あにき、あにき、あにきとわたしっ。
eve:「ちょうあにきのうた…*2

spit:「あんまり聞くと、感染のおそれアリだ!キヲツケロ!!


 みんなでは?


spit:「ともかく、行くぞ!

 「おー!」と、みんなが返します。



マテ






luvas:阻止かよ!?



ショボコソ、転職する!?


 さて、一行がワープポータルに乗って飛んだのは、モロク。
 しかし、ここでスピット、大変なことに気づきます。


spit:「やべ、パーティ組んでない!?

uxi-ta:「迷子だよ〜。

 とりあえず、近くに出た(であろう)皆に、パーティ要請をかけます。が、もぉ、何人いたのかもわからない状態です。
すばらしい統率力
Ahsgrimm:「南門から、外に出てから組もう。


spit:「では、そのように。


 さすが、リーダー。*3




リーダーはひと味違う




 置いてかれました。

spit:「マテー。
heppoko:「ご主人さまー、まってくださいー。

2画面先で合流


spit:「ぜぇぜぇ…
miyuki:「スピたん、おそーい。

spit:「ってゆーか、ラバがいねぇぞ?


luvas:「おーい。

 と、ラバから電波です。

luvas:「おせーよ。
spit:「お前、今どこだ?


luvas:アサシンギルド内。


spit:3回くらい死んでこい。


eve:「日記の展開をかんがえてないなぁ。

 いえ、イブさん、あんまりそういうことは、言わない方向で。



 そんなこんなで、アサシンギルド内。

 スピットはラバをみて、ちっと舌を打って言いました。


死んだらセーブポイントに戻れます


luvas:「ふ、オメーの浅い考えなんか、読めるんだよ。

shintisu:「だから早かったのか…*4




 そしてついに、ショボコソがアサシンギルド職員の前に立ちました。


長い旅路の果てに…


 祝福していない一部は置いておいて、一行はラバに言いました。

eve:「言い残すことは?
uxi-ta:「ショボコソ引退…
Ahsgrimm:「次なる職位も決めないと。

Abd:「まぁ、遺言をどうぞ。


luvas:遺言って何だ?

Abd:「知らないんですか!? 死んだ後に、自分の意志を…
aoiruka:「そういう事じゃないんだろうなぁ。

spit:「まぁ、いい。

 と、スピットは口許を曲げて言いました。

spit:「最後に一言、聞いてやろう。


 なんか、最後の時みたいですな。


 ラバは「あー、こほん」と咳払いをして、言いました。


luvas:静粛に。


Grill:終わり。


はやっ!?


luvas:「なんか、俺にこう、今までの思いとか、これまでの苦労とか、話せさてくれないの!?

Ahsgrimm:「聞きたくない。
Abd:「時間の無駄。
Grill:「遅刻してきたし。


luvas:「最高の仲間を持って、俺は幸せだ!


spit:Abd:だろう?


eve:「プロベン、3バカトリオ。
uxi-ta:「うーん…



 くるりと、ラバはギルド職員に振り向きました。

luvas:「じゃ、いきます。
 と、そして彼はギルド職員に話しかけました。

 しんとした、水を打ったような静けさが、あたりを包みました。

固唾をのんで…

一部例外


 もしもし、スピットさん?



 と、ラバの身体がぽっと輝く光に包まれました。


「キター!!

きましたー!?


 そしてその、過去最高の派手っぷり祝福を、今!!


うてうてうてー


 以下略。*5


spit:「よし、よくぞ転職した、ラバ!

 と、スピット。

spit:「そんなわけで、今、みんなには見えないが、ここにギルドウィンドウが開いている。*6


当然です

Ahsgrimm:「まんま、キター!?
miyuki:「まったくひねりがないヨ!?
uxi-ta:「…う〜ん。30点。


luvas:ショボアサです。


 認めてるし。


spit:「ふはははは!ショボめ!!

 と、スピットがけらけらとやっている時でした。

shintisu:「…スティール!!



spit:「…
shintisu:「ふ…




増えた…

shintisu:「ショボ先輩もアサシンになったし、復帰しようかと。

luvas:ショボいうな。*7



Ahsgrimm:「んなら、シンのギルド復活祭り、兼、ラバ転職祝いで…

luvas:「俺はおまけか?
Abd:「名前が出てきただけでもよしとしなくては。

spit:「うむ。

 と、スピットは胸を張って言いました。


素晴らしい仲間たちに、カンパイ!




 そして一行は、モロク西にある、スフィンクスダンジョンへと挑みます。



 砂の町、モロク。
 その西。

 そこに、ピラミッドを護るとされる聖獣、スフィンクスの形をした遺跡があります。
 そしてその遺跡の中は、地下へと続く、深いダンジョンとなっていたのでした。

spit:「あれ?ラバは?」luvas:「いるよ?」
spit:「へっぽこ、お前は邪魔だから、鞄の中に入ってろ。
heppoko:「はーい。*8
aoiruka:「俺もしまうか。
Leona:「あ、あたし、金に変わる。
miyuki:「プリすくないなぁ。
eve:「だめそうなら、本物のアピを呼んでくる。*9
spit:「関係ない。


 スピットは帽子をちょいと直し、アークワンドを振るって言いました。


spit:目標!最下層!!


 一行はスフィンクスダンジョンへと突入します。


団体です




spit:とつげきー!


spit:「あ、そだ。ラバ。

 と、1Fを駆け抜け、一行は2Fへ。

luvas:「修練系のスキルって、どう取るの?
Ahsgrimm:「二刀流で行くか、クリで行くかでまた変わるし…
irurur:「ラバさん、ステータスは?

2F入り口


luvas:「ん?


素晴らしい職位だ


luvas:「お前が先に逝ってこい。

spit:イヤだね。


Abd:「まぁまぁ、どうせ死ぬんですから。



第一号



 お前がか。



 2Fを駆け抜け、3F。

今明かされる事実


spit:「ぬるい!ぬるすぎる!!


Ahsgrimm:どこがだ!?

aoiruka:「キビシイですよ…



spit:ラバがしななーい。


 どなバロメーターだ。


eve:「スピも死んでないよ?


 分かりやすいバロメーターだ。


 と、その時でした。


 突然、一行の周りに、大量のモンスターがわき上がってきました。

shintisu:「マーター来た!
Ahsgrimm:「マルデュークもきた!!
aoiruka:「赤コウモリが!!
irurur:「ウィスパが!?
miyuki:「SPまっかー。
Leona:「ちょっとSPピンチ。

Grill:「はい、時期、ガス欠です。
Abd:「同じくきつめ。

uxi-ta:「スピさん!!魔法!!
spit:「うーん…今日は、なんか魔法の出が調子悪げ…



今明かされる事実 2

uxi-ta:eve:なんでそんなものしっぱなしなのー!?*10



 アークワンドを口にくわえ、いそいそとスピットは道具袋の中からグローブを取りだします。そしてぎゅっとグローブを両手にはめ直すと、「ふぁて…」
 口からアークワンドを右手に取り、言いました。

spit:敵はどいつだ!


Abd:「じゃあ、これで。

邪魔!?


 それは画面の1/6を支配する、ウィザード死にスキル、「モンスター情報」

spit:「とろうと思ってたのにー。
Abd:「ええっ!だったら、言ってくださいよっ!


Grill:「取るなよ、そんなもん…*11


 一行は迫るモンスターを蹴散らします。
 しかし、倒しても倒しても、次から次へとモンスターは襲いかかってきます。

 その時でした。

Ahsgrimm:「お?

 グリムが倒したモンスターのドロップアイテムを拾って言いました。

Ahsgrimm:「青箱ゲットー!
aoiruka:「おおっ。
Ahsgrimm:「誰かあけるかー?
irurur:「いや、その前にこのモンスターをなんとか切り抜けないと…
miyuki:「激しく休憩キボンヌ。

目的地は5Fですが


 迫る敵を蹴散らし、一行は進みます。




 4F。
入って、即


 意味はなかったようです。



 取り合えず辺りの敵を蹴散らし、一行はその場に座り込んで休憩を取ることにしました。

Ahsgrimm:「で、ここに青箱があるわけだが?
 と、座り込みながら、グリム。

aoiruka:「誰が開けます?

luvas:青箱ってなんだ?

spit:しらん。
Abd:「食べ物ではないようです。


 さすが、一年目の冒険者たち。





Ahsgrimm:「古く青い箱といって、開けると、ランダムでアイテムがでる。


miyuki:収集品がでる箱。

spit:luvas:Abd:「へー。


aoiruka:「装備品も出るって、教えた方がいいでしょうか?

irurur:「いいんじゃ?
eve:「あの三人にとっては、同じかと。


Ahsgrimm:「ほれ、スピ。
 グリムが青箱をスピットに投げ渡しました。
spit:「ラバ、やってみれば?
 スピットはそれをそのまま、ラバに投げ渡します。

luvas:「うむ、開けてみよう。

 青箱に手をかけたラバの周りに、皆が集まりました。



eve:「せーの…

初、青箱
 かぱ。


Ahsgrimm:「プっ!
Abd:「さすが、ショボコソ
miyuki:「よっしゃー!
Grill:「よっしゃなんだ…

Leona:「なむー…
uxi-ta:「まぁ、ゼロピーよりは…
eve:「ゼロピよりは…ね。

aoiruka:「がんばってください。
shintisu:「ちーん。
irurur:「まぁ、そういうものですよ。


 青箱から鳥の羽。


spit:「よくやった。感動した。



 ショボ確定。

 ばしっと、ラバは空になった青箱を投げつけました。

luvas:「こんなもん、いるかー!!
spit:「記念にとっとけ。




すすめー


 一行は最下層を目指します。









そんなわけで、最下層

 5F。


spit:「とうつきー。

Ahsgrimm:「これるモンなんだなぁ。
irurur:「ですねー。


spit:「よーし、みんないるかの曲芸。


 そんな古いネタは誰にもわかりません。*12







spit:「…






spit:「ああっ!あおさんいない!?

uxi-ta:「うぁ!ホントだ!?


 いるかつながり!?

spit:「探してくる!待ってて!
Leona:「私もいきまーす。

 だだだっと、スピットと玲於奈は今来た階段を戻っていきます。


eve:「いるかの曲芸とかって話は、狙ったのかなぁ…
Abd:「ない。と、みた。



 さて、4Fでマルドゥーグにからまれていたあおさんこと、あおいるかさんを救出し、再び5F。
 戻ってきたスピットは、人数が少ないのをみて、「ハテ?」と聞きました。


spit:「ラバは?


miyuki:奥で死んでた。


luvas:「ミミックって強いのね…

spit:ヴォケ。

回復〜

 てくてく、ラバが歩いてきます。

luvas:「やれやれ、死ぬかと。

spit:「死んだんだろ。
Leona:「初死体がっ。



luvas:「ふ、そんなダサい格好は見せませんよ、玲於奈さん。



spit:

ごもっとも



 スフィンクスダンジョン最下層を、一行は突き進みます!



進め、プロンテラベンチ!
aoiruka:「前衛が五人もいる!
Ahsgrimm:「言われてみれば、珍しい…
irurur:「しかも、アサシンが四人。
shintisu:「いきましょー。

luvas:前衛職の力を見せてくれる!

miyuki:「ミリ。
Leona:「プリはふたり。

eve:「遠距離も今日はいるし。
uxi-ta:「っていうか、初?

spit:戦闘は、火力!
Abd:「三属性〜。
Grill:「火力だけとも。




 と、てくてく歩いているとき、スピットが壁の向こうにモンスターの群れを見つけました。



4匹のマルドゥーグ


Ahsgrimm:「行く?
Abd:「漢字が違いますよ?

Ahsgrimm:「いや、あれならまとめられるだろ。

 と、グリムはてくてく歩き出しました。
Leona:「取りこぼしそう…


Ahsgrimm:ミミックと黒蛇が湧かなければ。


 限定条件!?










spit:「やな予感がする…

 ぽつり。
 スピットはグリムの後を追いかけました。




結論


spit:「グーリームー?


Ahsgrimm:「電車ダメ!ゼッタイ!!*13


luvas:「ふ…



spit:「うああぁぁ!?なんでお前、生き残ってんだー!?


luvas:「おー?どうしたね?スピットくん?あれ?死んだのかね?

spit:「むっかー!!



spit:「いでよ!ミミックー!!



 いや、そんな権限ないし。





さすがだ



luvas:バカな!?




 ショボコソ>ショボアサ*14


*1 長かったですね。
*2 まぁ、わからない人は置いていく方向で。
*3 パーティを組んでいると、お互いのHPが見えるし、マップ上に点が表示されるので、迷子にならない。
*4 MPK。モンスターを使って、プレイヤーを殺すこと。アクティブのモンスターをなすりつけたりして、プレイヤーを殺す行為。基本的にはノーマナーでよろしくない。
*5 SPつきるまでやりたいところなのだが、スピットの派手魔法、LoVは詠唱が長いのであまり連打できないのが難点。LoVだけでも、10回以上は撃てるのだが…
*6 職位の変更が出来るのはギルドマスターだけ。
*7 シンティス、ギルド復活。ちなみにスティールでギルドエンブレムとかは盗めないので、念のため。Wisでシンティスと話していたスピットが加入させた。
*8 「卵に戻す」で、ペットをしまうことが出来る。ペットを出しっぱなしにして置くと、魔法の時などにペットをターゲットしてしまい、やりにくい。ペットウィンダウも無駄に大きいので、遠距離攻撃職には邪魔になる。
*9 本物のアピというくだりがあるが、イブの飼っているペットのポリンの名前が、「ぷちアピ」というところから来ている。ぷちアピの名前の由来は、「赤いからだろ?」ときいたところ、「うん」とのこと。
*10 前回、「ショボコソ、転職しない!?」であおいるかさんに借りたインベナムベルト。つけっぱなしに今気づくスピット。ベルトは重量が重いので、あまりものをもてないウィザードには結構致命的なアイテム。しかも、これを装備していると詠唱時間を短縮できるステータス、Dexに修正のあるグローブを装備出来なくなるので、スピットの魔法詠唱速度が落ちる。(あまり大きくは変わらないが)
*11 ウィザードスキルの中で、最も使えないと評判のスキル。パーティメンバー全員に、モンスターの情報を見せることが出来る、支援系(?)スキル。
 出たからどうだと言うこともなく、しかも出てくるウィンドウが大きいため、皆にいやがられる。ネタスキル全開である。
*12 わからない人は、置いていく方向で。
*13 トレイン。モンスターを引きつけて歩くこと。電車と言ったりする。モンスターはターゲットした人を追う習性があるのでこのような事が出来るのだが、たまにターゲットがはずれて他の人を襲ったりするので、よろしくないとされる。まぁ、周りに人がいないときはそこまで考える事もないけど…
 場合によってはこのような事態を招く。
*14 ざまぁみろと。