スピットは下水を進みます。
今日はなんだか、身体が重いです。
spit:「え、栄養が足りてないのカナ?
なんて少し思います。
*3
B1をなんなく抜けて、B2。
さすがに
魔法以外はすべてザルのスピットも、もはや来なれた下水では、それほど苦労しません。
B2。
スピットの前に、コウモリが2匹!!
スピットはアークワンドから、マイトスタッフに持ち替えます。
spit:「ザコザコザコザコー!!
*4
振り上げます!
振り下ろ…
その瞬間、
世界が止まりました。*5
僕の見ていた世界が、ぴたりと停止しました。
スピットが手を振り降ろす途中です。
ああっ!どうなったのスピット!!
スピットモニターをばしばしたたきます。
動きません。
コウモリ二匹に囲まれているのに!?*6
あわててスピットモニターを再起動します。大変です。ピンチです。
電源を入れ直し、スピットを確認します。スピットは…
生きてました。
体力が半分くらいまで減ってしまっていましたが、なんとか生きていました。
でも、コウモリ二匹に囲まれていたんです。一匹はたたき続けて倒せたとして、もう一匹は…?
近くを見回すと、剣士さんや商人さんたちがいます。もしかすると、スピットの事を助けてくれたのかもしれません。
spit:「危ないトコだった…
気を取り直して、スピットは再び奥へと進みました。
B2の中程までたどり着くと、アブの気配を感じました。
ラバの気配はありません。
spit:「あれ?ラバとアブは一緒じゃないんだ?
奥への道をたどっていくと、隣の道に、アブの気配。
spit:「電波〜。
Abd:「ど、
どこだっ!?
壁越しでも、問題なくお話出来るのは電波だからです。
spit:「ラバ、知らない?
Abd:「さっき、スピから逃げるべく、下の階に行ったぞ。
spit:「…
spit:「
逃げるだと!?
いや、キレなくても。
だいたい、遅刻したのはそもそもスピットだし。
ラバからの電波が届きました。
luvas:「へへーん。捕まえられるモンなら、
捕まえてみな。
spit:「
あたりまえだ!
Abd:「あ、当たり前なんだ。
スピットはアブとのお話もそこそこに、奥へと進みます。
目的はただひとつ!
spit:「いざ!
ラバの捕獲!!
Abd:「違う生き物になってるぞ。
B3へ潜ると、ラバの気配がしました。
スピットはラバの気配を追って走ります。
spit:「逃がすかー!!
とはいえ、相手はいくら
ショボかろうとも、シーフ。
追うスピットをまきます。
それでもラバの気配を追うスピット。
spit:「この先は、行き止まり…
さぁ、追いつめた!
spit:「道、
一本違うし!!
追いつめようと、急いでスピットが戻りだした時です。
luvas:「ふ、捕まえられるかな?
ラバの電波がスピットに届きます。
spit:「勝ち誇りやがって…
隣の道にいるラバを捕まえるだけです。気配に注意していれば、逃がすわけは…
spit:「
!!
spit:「
貴様、まさかッ!?
luvas:「
さらばだ!
明智くん!
いや、
明智くんじゃないし。*7
Abd:「どうしたの?
アブからの電波です。
spit:「あんにゃろ、死に戻りしやがった!
Abd:「なつかしの、リレミトルーラですね。
なんだそれは。
spit:「
追う。
Abd:「はい?
spit:「またな、アブ。
Abd:「
はい?
spit:「
サンダーストーム!
Abd:「
はい?*8
スピット、死亡。
いや、いいんだけど…
なんか、それってどうかと…
スピットは目を開けました。
転送されて、スピットはセーブポイントで復活です。
spit:「すぐに追いついてやる…
つもりが、
衝撃です。
spit:「
バイアラン島!?*9
急いでプロンテラに戻ります。
ここからなら、
高速船に乗って、イズルードまで戻って、徒歩でプロンテラまでなので、そう遠くはありません。
luvas:「
愚か者め。
スピットは心に決めていました。
堅く、心に決めていました。
スピットは走ります。
プロンテラに到着です。
急ぎます。行き先は決まってます。
プロンテラベンチです。
いました!
ラバです。
spit:「
死ねやぁ!!
プロンテラは快晴でしたが、
ベンチの前に、雷が落ちました。
spitと仲間たちは、いつもこんなです。
*10