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「運命」が、遥か古の昔から決まっているのなら、 「世界」が、果てのある有限の空間だとしたら、 この物語はきっと、 そんな決まりきった世界の運命に、 語られることもない物語なのだろう。 だけれど私は、 それを記そう。 星の数ほどもいる人々の、 たくさんの物語の中の、ほんの少し。 だけれど、 やがてその物語たちが夜空をおおい、 永遠に消えることのない輝きとなるように、 私たちの、願いの、 物語。